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顎下脂肪吸引経過レポ(という名の日記)

こんにちは、おこげです。

本noteは至ってシンプル、顎下の脂肪吸引後の経過をひたすら綴るものでございます。


痩型にしては顎のお肉は横綱級。
人に撮っていただいた不意の1枚(顎を斜め下に引いて笑う横顔)に写る誤魔化しようのない二重顎。

自力ではどうしようもならず長年見て見ぬふりしてきましたが、ついぞ脂肪絨毯を脱ぎ捨てる覚悟を決めた…というのが事のあらましです。

外科的な医療に関わる機会が人生初であり、手術台に横たわってしか見えないドラマなどで見てきた画角に内心大はしゃぎ。
看護師さんからの「気分は大丈夫ですか?」の問いに「遊園地に来たかのようにワクワクしています!」と答えてしまいました。

なぜか強烈にこのネットミームを思い出していました。いいですか、落ち着いて聞いてください…

前置きが長くなりすぎましたね。
それでは早速まいりましょう!

※以下丁寧語でなくなります。
※おしまいの方、経過写真と受けた院についてのまとめ部分のみ有料コーナーでございます。
※今後6ヶ月の経過観察時に内容が更新される予定です。

術後経過

当日

静脈麻酔により術中は就寝。いつ入眠したかは不明。
起きたら終わっていた、という感じ。

気持ちのいい目覚め。術後1時間以上経過していた模様。
寝ている間にフェイスバンドが着けられている。
術前4時間の絶食期間内ギリギリまでたっぷりの朝食(お味噌汁、白米鮭フレーク乗せ、ひじき煮、茹でブロッコリー、スクランブルエッグ、プロテイン(シャインマスカット味・デザート枠))を食べOS-1りんご風味500mlを飲んだ甲斐あってか吐き気はゼロ・ふらつきはほんのちょっぴりで済む。

看護師さんが様子を見に来てくださる。この患者思ったより元気そうだな…と顔に書いてあり喜ぶべきか申し訳なさげにすべきか迷う。採れた脂肪を見せてくださり、感慨深くなる。40ccとのこと。

持参してきたOS-1と鉄分がとれる飲むヨーグルトを飲み、買ったまま読めていなかった本を読みながら2時間弱麻酔の効きが切れるのを待つべく休息を取り、電車で帰宅。
この時点では口周りを思うように動かすことができず話すことに支障あり。ゆすぐ動作も不可能。聞き取りづらいもどかしい滑舌でしか発音できない・呂律が回らないことにやや落ち込む。

元気よく帰宅。
夕食はペースト状のかぼちゃスープとレトルトのお粥。薄いティースプーンで口へねじ込む。
口周りの機能が回復しためゆすぎのみで口内洗浄を終える(フェイスバンドを着けたまま歯磨きをすることが厳しいと判断)。
処方された薬の他ビタミン剤や亜鉛錠を服用。

シャワーのみ浴び、枕を高くし傷口から液体が流れ出てもいいようタオルを敷いて就寝。
首前半分全域に腫れと青あざ。この領域は感覚も無し。見た目も触り心地もマシュマロマン。
顔は腫れているのかフェイスバンドで圧縮された頰肉なのか判断できず。とっても面白いことだけがわかる。

・フェイスバンドの圧迫感たるや。食欲ばっちりどんとこい!…のはずが、物理的に物を噛むことが難しい。そのため術後フェイスバンドを着けっぱなしでいなければならない期間の流動食を事前に用意しておいた方がいい。バリエーションが豊富なら尚良し。

・フェイスバンド!とにかく口が開かない。コップやペットボトルから直接飲み物を飲むことは至難の業ではと感じる。もし病院に何か経口補水液等ペットボトルを持ち込むなら併せてストローも持ち込むのが吉(100均で購入した500mlペットボトル用ストローが大活躍だった!)。

・帰宅時被る帽子のツバは広い方がいい&マスクは大きいサイズのプリーツのものがいい。


術後1日目

痛い。顎や首が痛む。残っていた麻酔の効果が切れてきたらしい。
眠れずひたすら痛みにうめく。
フェイスバンドのために寝返りを打てないこともしんどい。顎下の痛みはバンドによる圧迫によるものなのかもしれない。…となると睡眠時着用中は毎日こうなのか?
寝ることを諦め途中で起き、痛み止めを飲んだ後映画を観て気を紛らわす。

薬が効き楽な体制を発見したことで明け方ようやく入眠した模様。昼前起床。
朝昼兼用の食事は野菜ジュースにオリーブオイルを垂らし温めた簡易スープ、ポテトのポタージュ、そしてプロテイン。全てストロー使用。
免疫の低下か鼻水が止まらない。ティッシュボックスを携帯する。

首の感覚が復活し腫れが大方解消。痛み、熱を持っている。引き攣ったような感じの痛みによりほとんど上や横を向けない。
間食にお粥と飲む鉄分ヨーグルト。

夕方。待望の脱フェイスバンド。術後24時間は着用必須なのだ。
初めて対面する術後の顔はシュッとしている。アンパンマンのような面白フェイスはひとえにバンドによる頰肉圧縮の成果だったようだ。顎のラインの鋭利さに三度見。話に聞いていた腫れや黄色いあざは明日以後出るのか。
顎先に縫った傷、両耳付け根に開いたままの傷。耳下からは血液混じりの体液が滲み出ている。
顎下は感覚無しで昨日の首前半分と同じ。今まで感じていた顎周りの痛みは純粋にバンドによる圧迫からのものだと判明。睡眠時にバンドを装着し直すことを思い出し憂鬱に。
外したら1番にしたかった歯磨きをし、大好きな紅茶を淹れ休息。ストロー無しで紅茶が飲める素晴らしさ。

夕食はお粥、はんぺん・つみれ・煮込み大根のおでんもどき、ポテトのポタージュ、カゴメ野菜生活ビタミンスムージー。
お粥はレトルトの鮭のものに顆粒昆布出汁を混ぜて料亭風に。久しぶりの箸とスプーンでの食事が嬉しい。
上顎の噛む力はしっかりあるのに対し下顎は上手く力を入れられない状態。口自体縦に大きく開かない。
大根、つみれは小さく箸でカットすれば容易に食せる。はんぺんは弾力があり意外と食べづらかった。

ありがたくも洗髪&洗顔が解禁。入浴は1週間後の抜糸まで不可のため本日もシャワーを浴びる。
首元の痛覚が戻ったことでクリームを塗るのに一苦労。これが明日以後は現在"無"の顎下にも広がるのだとすると、スキンケアは割合ハードモードかもしれない。

フェイスバンド。自由との別れ。
装着に非常に手間取る。十数分の格闘の末元の形状に。
締めつけがきつく顎が痛むため即入眠することは諦め始めから夜更かしモードで臨む。
枕をホテルのように複数斜めに重ねもたれかかれるようにし、ベッドサイドに飲み物、痛み止め、ティッシュボックスを設置。
ゴロゴロしながらいつの間にか寝ているという作戦なのだ。

・眠れない夜は喉が渇くし痛み止めをすぐに飲みたくなる。そのため魔法瓶の水筒に白湯を入れストローをさしたものと痛み止めをベッド脇に置いておくといい。

・フェイスバンド継続着用期間なこともあり、とても出かけられるような状態ではない。可能であれば手術後最低限丸一日は休める方がいい。


2日目

ゴロゴロ夜更かし作戦が功を奏し少なくとも昨夜より良い夜だった。
ポッドキャストを聴き流す内に浅い眠りと覚醒を繰り返し、途中痛み止めを飲むなどして朝を迎える。

10時。起きるもんね!止めてくれるな!という強い意思でフェイスバンドを外す。着替え終わりをとても待てないエラ周辺と顎先の骨の圧迫による痛みからのおさらば。

顎下に腫れとむくみ。マシュマロマン再び(それでも術前よりシュッとしている)。感覚は未だ無し。
正面からの顔は塩分をたくさん摂取した翌朝のような輪郭。だが脂肪は無いので横から見ると整った顎のラインがちゃんとある。

朝昼兼用の食事はお粥、フリーズドライのミネストローネ、プロテイン、飲む鉄分ヨーグルト。
想像よりミネストローネの野菜の皮が硬く、現状の下顎には強度が高かった。
エラ周辺が痛むため、奥歯で物を噛むことは当面厳しそう。

普段より愛飲するとうもろこしのひげ茶がむくみに良いと検索中目にしたため、それを口実にたっぷり淹れて飲む。
書類作成、読書等して過ごしつつ、室内を歩き回り消費カロリーを少しでも稼ごうとする。

間食はプッチンプリンに頂き物のチョコレートケーキ一切れ、紅茶。
ケーキは生チョコとチョコレート風味のスポンジ・生クリームでできており、噛めずとも食べられる。
エラ周辺の痛みには左右差があるが、これは重症度というより麻酔の効きの薄れの速さの差だと感じる。

夕食は野菜ポタージュ、スクランブルエッグ大、ウィダーインゼリービタミンのもの。
野菜不足とタンパク質不足を何とか改善したい。

シャワー前鏡で確認すると、朝より正面からのむくみが改善している。記録のために撮っている写真を見比べると明らかに顔が小さい。
顎下は引き続き感覚無し。

フェイスバンドを一度で着けられ成長を感じる。
本日も間接照明をつけたまま夜更かし作戦でベッドに入る。

・フェイスバンドは骨だけでなく唾液腺も圧迫するのか、装着中唾液がとてもよく分泌される。悲しいことに赤ちゃんのようによだれが出るのですぐ拭き取れるよう枕元にティッシュを常備しておいた方がいい。

・なかなか噛む力が改善しない。上顎と舌ですり潰せる食べ物をもっと事前にリサーチしておけばよかった。

・噛まないため満腹感が持続しない。さらさらしたスープ系ばかりだとすぐお腹が空くためドロッとしたものがあると嬉しい。


3日目

今までで一番よく寝られた。
いつ入眠したか記憶がないが、まとまった深い眠りを取れて目覚めがすっきりとしている。

むくみと腫れとで顔が大きい。フェイスバンドの跡がくっきり残る。
顎下の無感覚は変わらず。首〜鎖骨にかけて黄あざが出現。

朝食は温めた野菜ジュース、お粥、ギリシャヨーグルト、プロテイン。
術後初の単独朝ご飯。食べ物のレパートリーが少ないため、既に昼何を食べようかと思案。
何とか食べられるものを増やしたい。限界まで伸びきったカップ麺はどうだろうか。考えてむなしくなったため不採用。

昼食はフリーズドライのミネストローネ、塩焼きそば(!?)、飲む鉄分ヨーグルト。
無類の麺好き、我慢できずセブンイレブンに塩焼きそばを買うためだけに外出。…が、まだ早かった。
2、3本の麺ずつ口に含み必死に噛む。前歯とやや回復の早い左奥歯で細かくなるまで無心で噛む。疲労。焼きそばはここまで命懸けで食べる物ではない。

間食は紅茶、いただきもののチョコレートケーキ続き。
ここで閃き。ホットケーキ! 食べやすいのではないだろうか。明日以降の食事に取り入れてみよう。
他乳麺、マグロのすき身を思いつく。スモークサーモンも叩けばいけやしないか。
昼食で酷使したからだろうか、顎下が微弱な電流が走るような痛みを伴う熱を発している。反省。ダウンタイム中なのだと自覚。
ワクチン接種後のように気だるくなる。

顎下、重いな痛むなと思っていたがどうも感覚が少し戻ってきているようだ。筋肉注射を打った後の腕に似ている。
とうもろこしのひげ茶を多く飲む。

夕食。お粥、ゴボウのポタージュ、玉子豆腐、冷凍食品のミニハンバーグ、ウィダーインゼリー。
ミニハンバーグは柔らかめでミネストローネの野菜より食べやすいが、これより量が多いと噛むのが辛くなりそう。この辺りが今食べられる固形物の限界と感じる。

いくつか顎下に負荷がかかり辛い体制や動作があるが、その最たるものが便秘との闘い。出そうとする、力を入れる、すると顎下がピキッと引っ張られる…
葉物野菜を採れていないのが痛手。腸内環境が心配。

顎下のフェイスバンドで覆われる部分に複数のニキビ。薬を塗る。
フェイスバンドを着用。下唇から少し離して装着すると比較的痛みが和らぐ。右耳つけ根の傷からはまだ体液が滲んでいる。


4日目

起床。
垂直に身体を起こす動作は両顎に負荷がかかり痛い。かと言って身体を片方に傾けるのもその間下側の顎が痛くなる。起き上がるのが一大イベント。

首の黄あざが濃くなっている。フェイスパウダーと間違えてカレー粉をはたいたらこうなりそう。緑だったらエルファバになれた。
顎の裏にもうっすら黄あざが出ている。

朝食は温めた野菜ジュース、ポテトのポタージュ、お粥、ギリシャヨーグルト、プロテイン。

黄あざを覆いかつおしゃれ度を上げようと大判スカーフの巻き方をいくつか習得。
楽しくなっているうちに昼食を摂り忘れる。
間食は紅茶と最後のチョコレートケーキ。本当に食べやすかった。くださったSさんが応援するアーティストのライブに当選しますように!

今日の夕食はかなり豪華。
お粥、野菜ポタージュ、煮込みだいこんとつみれ、シュウマイちょこっと、そしてマグロのすき身(ネギトロのネギ無し)!
ゆっくり時間をかけて食べるので気分はフレンチコース。タンパク質を多く摂れて大満足。シュウマイの皮はまだ早かった。

首の黄あざは以前合わない薬で肝臓が弱り出た黄疸に似ている(あちらも首に出る)。
万一人に尋ねられたら黄疸なんです…肝臓をやってしまって…で乗り切れそう。

フェイスバンドを着ける手付きが鮮やかになった。誰かに披露したい。


5日目

起床。
術後最も顔が下膨れになる。
アンチエイジングをせず重力に逆らわなければこの輪郭に行き着くんだろうな、と興味深く眺める。やはり計画的にそれ用の貯金をして美容医療は継続したいところ。

朝食を食べ損ねる。
朝昼兼用の昼食は野菜ジュース、ギリシャヨーグルト、スクランブルエッグ、スーパーで発見したペースト状の白身魚のソテー、ホットケーキ、プロテインそして紅茶。
食に貪欲なこの数日。折角なら最高に美味しいホットケーキを食べたいと、検索してたどり着いたNHKの『科学でせまる 極上おいしい手帖』に掲載のレシピを見て作ったところ自作とは思えぬ厚みのふわふわホットケーキが完成。
感動したため写真とサイトのリンクを載せる。

レシピと異なり市販のホットケーキミックスを使用してもこの出来上がり、ぜひレシピを完全再現したくなる。

顎下〜首を伸ばしストレッチした方が今後来たる硬縮に良いと目にし、恐る恐る顎下を伸ばす。
何度かゆっくり繰り返すうちに上を向くのが楽になり、久しぶりに目薬を刺せた。
また、この効果か術後初めて口を完全に開けることができるようになった。これで歯磨きが楽になるし厚みのあるものも口に入れやすくなる。嬉しい。

夕食。ゴボウのポタージュ、おでんもどき(煮込み大根、つみれ、はんぺん、味玉)、白米。
口の開きに勢いづけられ攻めの姿勢。固茹での卵はやや早いか。白米は何とか食べられたが、表面積が小さく口内で唾液によりバラけるためピンポイントに噛むことが難しい。

シャワー後。顔が1日で最もシュッとする瞬間。
朝の下膨れはむくみだったようだ。

☆噛む難易度が高い食べ物(私調べ)
麺類、米
表面がツルッとして引っかかりが無く、弾力がある食べ物は顎の負担が大きい。表面積が大きい分うどんの方が中華麺より食べやすいと思われる。
怖くて試せないが、おそらく最難関はイカの刺身、貝類、こんにゃく、きのこ等。

野菜
繊維を噛み切れない。本来繊維をすり潰す役割を果たす奥歯が使えないため主に前歯周辺で噛むのだが、主要部分を細かくできても内側の繊維を細切れにすることができず、飲み込めない。
草食動物として最弱の自覚が芽生える。
レタスサラダがとてつもなくハードルの高い食べ物になってしまった。
根菜は圧力鍋で調理すると食べやすくなりそう。
野菜不足に陥りがちなので、野菜ジュースやマルチビタミンサプリなど用意しておいた方がいい。

かぶりつくタイプのもの
ハンバーガーや骨付きチキンのような口を縦に大きく開けて食べるものは両顎の負荷が高く辛そう。何せ食べやすい煮込み大根ですら厚みにエラ周辺が耐えきれず生理的に涙が出た(以降箸で細かくして口に入れている)。
クリスマスまでにどうにかならないか。骨付きターキーを豪快に食べたいのだ。


6日目

体制を変える際に右顎を痛め、しかもかなりの激痛で覚醒しなかなか寝つけず。
昼前起床。

フェイスバンドでつく跡のために髪型がウルフっぽくなる。普段内巻きボブのため新鮮。
顎と首の境、くの字に凹んだ部分にうっすら黄あざが出現。首〜鎖骨は相変わらず。顔周辺、顎のラインの上には未だ黄あざは無い。

朝昼兼用の食事。
温めた野菜ジュース、ギリシャヨーグルト、プロテイン(ここまで朝食として)。
紅茶、サンドイッチ(昼食)。
サンドイッチはパスコの超熟サンドイッチ用を使用。バジルとクリームチーズ、ハーブソルト、マスタードのものとチキンペーストとカレー粉、胡椒、マスタードのもの。
噛みやすいものだけでできているのに美味しくて満足度が高い。アフタヌーンティーでフィンガーフードをいただく気分。

夕食は野菜ポタージュ、圧力鍋で調理したにんじん・玉ねぎ・じゃがいも、スライスしたゆで卵、サーモンの刺身、みかん。
圧をかけられたにんじんは上顎と舌で押し潰せてとても食べやすい。みかんは薄皮を噛み切ることが難しいため剥いて中身のみ食べる。

シャワーを浴びる。明日の抜糸後は入浴が解禁となる。
フェイスバンドとは本日が最後のお付き合い。
着脱の手際がかなり上達した。早装着選手権なんてものがあったら代表に選ばれるんじゃないか。

それにしても、術後たった1週間の今でも見違えるほど顎のラインが際立つようになった。
もちろん起床後のむくんだ状態時の顔の大きさはいただけないが、腫れ感が強いと言われる1ヶ月以内とはいえ術前と比べ十分にすっきりした横顔になっている。
寝坊しないよう早めに就寝。


7日目 抜糸

バンドによる締めつけの痛みで途中覚醒。痛い。
経過時間的にまだ外すことができない。
指をバンドと顎先の間に入れて締めつけを緩め痛みを和らげつつ、入手したいカップ&ソーサーのHPを眺めて気を紛らす。

早めに起き上がりむくみをマシにして身支度を済ませる。
見た目にダウンタイムを感じさせる箇所が首の黄あざのみのため、スカーフを巻けば全く術後とはわからない。
医師の腕の良さを感じる。

抜糸は一瞬で終わった。
人生初のことで痛いんだろうかと気負っていたが、正直いつ抜かれたのかわからない。
とてもすっきりされましたね傷の経過も良いです…から始まり
硬縮しだしている、腫れている、今後時間が経過し術後3ヶ月の頃には完全に腫れが引きよりシャープなラインに仕上がるだろう
とのこと。
明日以後入浴時に行うマッサージの説明書をいただく。硬縮を和らげるよう。
1ヶ月後の経過観察予約をし、退出。
計30分ほどだった。

念願の入浴解禁。気持ちいい。脱衣所に出た後の疲労回復度合が全然違う。お風呂は偉大だ。
マッサージは抜糸翌日から、との指示を受けたため本日はせず。

とうとうフェイスバンドからも解放。
ここだけの話両顎を強制的に締めつけられることで右顎は昔患った顎関節症が再燃したかのような状態に陥っていたため、後数日続いていたら危なかった。
これ以上マゾッホに弟子入りしたくないのでこれにておさらば。
(これね、とんだ拷問器具(違う)ですが数野口したのです。そう、私はカウンセリング前支払い額の見積りにサポーター代と麻酔代を入れていなかった人間です。病院ではっとしました。なお麻酔代は私のお世話になった病院では10諭吉ほどでした。)

抜糸までの術後7日間、ダウンタイムが最も顕著だろう期間をここまで毎日細かに記録してきました。
見返したところ給食の献立表のようだなと感じなくもありませんが、もうこのままにしようと思います。
一旦抜糸で一区切りついたため、以後は節目もしくは特筆すべき事項が起きた日に記載していきます。


10, 11日目

【10日目】
首〜鎖骨全体の面積の広い黄あざがほぼ消失。
顎と首の境目付近にある後から出てきた黄あざは範囲が広がり濃くなった。

顔の腫れはパンパンに腫れているというよりは、出来上がった顎のラインから10-15%ほどもたついて膨らんでいる印象。
熱を持っていて、引きで見ると顔が大きい。

顎下の硬縮が本格的に。真上や斜め横など動かそうとすると突っ張り感がある。
見た目にもほんのり変化があるが、あまり目立たない。
硬縮は外見以上に本人が日常生活で制限を受けるダウンタイムの症状だと思う。
入浴中に指示されたマッサージをする他、思いついた時にゆっくり顎下を伸ばしてストレッチしている。

食べられるものが飛躍的に増える。
本日ついにしめじと鶏のもも肉が食べられた。弾力を制する日も近い。

入浴後は最も顔が縮む。
横顔の顎のラインが整って美しい。首元の大きい黄あざが無くなり、「実は10日前に脂肪吸引をしまして…」なんて言っても冗談だと思われそう。
インフルエンザ等の予防のためマスクを着け外出しているが、先日着け忘れた日も何ら問題はなかった。
事前の入念な医師リサーチが役立ち嬉しい。


【11日目】
デパートのカウンターにベースメイク用品のタッチアップに行く。

ちょうどファンデーションが無くなりそうで次に使うものを手に入れたかったこともありつつ、接近して顔そのものとの接触があるタッチアップを術後2週以内で支障なくできるのだろうかという実験的意味もあり、このタイミングで向かうことにした。

3店舗回り、それぞれで
化粧落とし→保湿→下地→ファンデーション→コンシーラーやパウダー→チーク
と目元以外の全てで製品を試す。

結果から言うと、大方問題無し。初めから終わりまで通常と何ら変わりなく工程が行える。
一部には困ったこともあった。

・斜め上を見る動作
下瞼に何かを塗布するとき首を上に上げてください、と指示されるが首元の硬縮で突っ張り感があるため少し痛い。

・顎ライン上の化粧落とし
元々している化粧を落とすのに乳液を含ませたコットンで顔を拭く際、顔の輪郭部分の腫れがある部位は痛い。

・首元のカラー測定
ファンデーションの色味を決めるのに顔と首元に機械を当てるのだが、ちょうど黄あざが1番濃いところにお当ていただいた結果エラーが出てしまった。少しずれた通常の色味の部分で再測定していただく。

カラー測定以外は自分だけが気がつくもので見た目では何もわからない。
よほど顔の腫れが強かったり首元のあざが全面に濃くあったりしない限りは、タッチアップも全く問題なくできると感じた。


1ヶ月経過観察日

顔の腫れがだいぶ引く。
先生曰く経過は良好。だがまだ途上なのでこれから3ヶ月後、6ヶ月後ともっとシュッとした輪郭に落ち着いていくとのこと。

首下の硬縮はピークだそう。自分でも実感がある。
上を向くと、見る人がみればわかる独特の凹凸感。真上や真横は向きづらい。
引き続きマッサージを継続する、あるいはよほど気になるならインディバサロンで施術を受けると解消に進むよう。
ただし先生はあくまで「時間経過でちゃんと硬縮は無くなるしインディバの有無は術の出来に関係ない」との見解。
今のところインディバ無しでやってこられているため現状受ける予定はないが、あまりに長引くようならそのとき検討しようと思う。

また、顎のライン下〜首にかけて術後肌荒れが続き時折り痒みに襲われるが、これは硬縮による血行不良が原因とのこと。
術後よく見られる症状だそうで、保湿をしっかりしてくださいと伝えられる。

今気がかりな点は?と尋ねられたが、それこそ硬縮と痒みくらいで食べ物を噛む力は完全に元通りになった。
術後はどうなるかと本気で不安だったが、3週間を過ぎたあたりには生野菜のサラダも生タコのスライスも一切問題なく食べられるまでに回復した。
とてもホッとしている。


3ヶ月経過観察日

首元の硬縮は結構和らぐ。
多少違和感はあるものの上下左右問題なく動かすことができるように。
見た目にも引き攣れが減ったと思う。

ただし痒みは変わらず。
我慢できずに掻いてしまった箇所にかさぶたができてしまった。

先生によると、経過は順調とのこと。
術後1ヶ月時の写真と比較すると首下の硬そうな感じが減っている。
しかしまだ硬縮は残っていて、6ヶ月時に完全に消えるかと言われると人によるのだそう。

痒み…もうこれは仕方がないのだそう。
脂肪をごっそり取った部位は血行に影響が出、そのために生じるのだと1ヶ月時と変わらぬ説明がある。
にきび等肌荒れが引き続き起こりやすい状態は続くよう。

しかし術前の写真と比べると本当〜〜〜に顎がシャープになった!
同じ体型の人とは思えない。顔だけ見ると以前は+10kgありそうな印象。
輪郭の人に与えるイメージの大きさに改めて衝撃を受けた。



※6ヶ月経過観察時に再度内容を更新します。


写真・受けた院について

最後に、経過の記録用に撮っていた写真たちを載せてまいります。

顔の患部にかからない部分はモザイクをかけさせていただいておりますが、
・術後身なりに一切気を遣えない時期のパヤパヤな写真たちでありだいぶ恥ずかしいこと
・もしかすると人によっては刺激が強いかもしれないこと
から以下有料コーナーとしております。

また、併せて今回施術を受けた院と執刀医の先生についても記載しております。

脂肪吸引を検討されていらっしゃる皆さまのお役に立てますと幸いです。


経過の写真

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