素人、スニーカーを手入れする
こんにちは、おこげです。
先日あきやあさみさんの『一年3セットの服で生きる』という本を読み終えて以降、ファッション、延いては人生における靴の大切さを切に痛感する日々です。
さて、私にはこれまでずっと手をつけてこなかったことがあります。
それはスニーカーの手入れ。
スニーカー、特によそ行き用の綺麗めデザインのものですね。
一体どう取り扱ってよいのかわからず「ま、使えるしいいか」と見て見ぬ振りをしていました。
ウォーキング用のメッシュ地のものはジャブジャブ水洗いしてしまうのですが、綺麗めの方はそれがためらわれる。傷んでしまいそう…
かと言って長く履いた分汚れが蓄積しているのも事実。
ちょっと爪先のところがくすんでいるし、この靴じゃ帰りにデパ地下に寄れないな…なんて今思えば靴にとても失礼なことを考えていました。
ということで本を読み終えて即、買いました!ケア用品です!
決め手はズバリ、簡単なこと。
洗剤は泡状で出てくる(便利!)。ブラシで擦って布で泡を拭えば完成!
というハードルの低さ。素晴らしいですね。
続けられることが1番なので、途中で辛くなってしまっては困るのです。
今回手入れしたのはルコックスポルティフのスニーカー。
淡いベージュに踵のホワイトゴールドが良いアクセントの、細身で綺麗めなスニーカーです。
爪先部分、靴の顔とも言える場所に黒ずみがあり、ソールもなんとなく全体的にくすんだ風合い。
悲しいことに新品時の姿を思い出せません。初めからこんな様子ではなかったはずですが…
試しにソールを洗ってみよう。
泡を乗せて…擦る!
どうだ!
!?!?!?
し………………っっっろい!!!
白!!!すごい!!!
なんで泡を乗せる前に写真を撮っておかなかったんでしょう。
正直ここはそんなに変わらないと思っていました。
黒っぽい汚れが取れるだけで、ソール自体は元からクリーム色なのでは?と。そんなことはありませんでした。
これはすごいぞ…!とても気持ちがいい!
目玉商品、爪先の黒ずみです。
ヒーーーーッッッ汚れている…!
先の反省を生かし、手入れ前の状態を写真に残しておきました。
ちょっと多めに泡を乗せてしまいましたが何とかなるでしょう。
ソールより繊細めに、一方向でブラッシングします。
果たして本当に綺麗になるのか…?
ウ、ウワ〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!
すごい!!! 1発よ!?
くすみが!無い!
恐れ入りました。興奮覚めやらぬ。
私がしたことと言えばポンプをプッシュし泡をブラシで擦り布で拭いた、ただそれだけ。
それだけの労力で得られた結果とは思えぬ仕上がりです。
その後もう一足も全体くまなくブラッシングし…手入れが完了しました!
黒ずみが一掃され、くすんでいたソールは漂白したかのようになり、爪先には清潔感が宿りました。
素晴らしい出来栄え!
文字通り「自分に手をかけている人」という印象を人に与えそうです。
あきやさんの著書にもありましたが、靴は汚れやすいもの。汚れることは避けられないけれど、汚い靴をそのまま履き続けていることはそれ自体が「私は細部に手を抜く人間です」「余裕のない人間です」という無言の自己紹介になっていたのでは…と思わずゾッとしました。
綺麗になり往時の姿を取り戻したからか、すっかり忘れていた迎えたときの記憶が甦りました。
綺麗めが得意、カジュアルは苦手。それでもスニーカーを楽しみたい。
スカートスタイルにも活かせる重い印象のないスリムなスニーカーが欲しい!と色々なお店を梯子してようやくこれだ!と思えたものでした。
淡いベージュとアイスグレーとで最後まで悩み、何度も試し履きをしました。
そう、選び抜かれた大事な大事な靴でした。
どうしてこんなにおざなりに扱ってしまっていたんだろう。猛省しております。
本、読んでよかったな。
良い気づきをありがとうございます!
最後に全身写真をば。
綺麗!!!
お手入れ方法を知った今、もう汚れは怖くありません(エッヘン)(誇らしげな顔)
たくさん履いて、定期的にケアをして、自慢の靴を愛してまいります!(早速デパ地下に寄っちゃったりして!)