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盛りだとかシンプルだとか
こんにちは、おこげです。
突然ですが、私はベイクドチーズケーキが大好きです。
チーズケーキならなんでもいいわけではないのです。
レアじゃない、バスクはちょっと悩む。…いややっぱりベイクドチーズケーキがいい。
フォークを通すときに力を入れる必要がありしっかりとした噛みごたえがある、それでいて滑らかな舌触り。
そんなチーズケーキを愛してやまない私です。
(どうでもいい情報ですが、プリンも固いものが好き。喫茶店で出てくるような自立するブリンッとしたものに目が無いのです。)
さて。
出先でスターバックスに立ち寄り、定番の組み合わせであるアイスブラックティーとニューヨークチーズケーキを頼み休憩しながらハッと閃き、忘れないように打ち込んでおこう、とnoteを開きました。
何を閃いたかと言いますと、
「私、チーズケーキなのでは…!」
ということ。
………はい?
何を仰るか、寝不足は身体に良くありませんよさっさと寝なさい…なんて思われそう。
何の話かというと、定期的に盛りあがる話題の1つである、「盛り耐性」「シンプル耐性」のこと。
シンプル耐性という言葉は割合最近「盛り耐性が無い」というネガティブな響きの表現に代わるものとしてよく用いられるようになった実感があります。
盛り耐性は文字通り「どれだけ服飾品の装飾や布量、素材の強さに耐え得るか」のこと。乗っけても乗っけても土台がそれらの存在感に負けない、むしろ足すことで輝くタイプ。
シンプル耐性はその逆で、「どれだけ装飾が無いことに耐え得るか」。削ぎ落とし耐性とでも言うのでしょうか、土台が土台たることで輝くタイプ。
シンプル耐性という言葉が地中にもぐっていた頃、わりかし身体に装飾を多く乗せると土台たる自身が装飾に負けてしまう私はいわゆる「盛り耐性少なめ」でして、何となく「ファッションを楽しむのに向いていないのかな」とシオシオしておりました。
世の中のかわいいあれやかっこいいこれや、びっくりするくらい似合わないな…
しかしその後イメコン各種診断を受けTwitter(現X)で様々なお方をお見かけし、そしてオフ会等で実際お会いして思いました。
魅力は盛り耐性に左右されない。
いや、魅力の方向性が人によって違うだけ。
ここで先の大好物、チーズケーキに戻ります。
盛り耐性の多めな人々というのは言わばデコレーションケーキ。
生クリームにフルーツにチョコレートプレート、盛りつけてなんぼなのです。
もしかすると盛ることにより完成形になるのかもしれません。スポンジケーキに生クリームだけ塗っただけでは寂しいですよね…
一方シンプル耐性のある人々。こちらはチーズケーキなんじゃないかと。
ケーキ部分だけで作品として完成している。
ここにイチゴドーン!チョコソースたっぷり!は完結した世界観を崩すことにつながってしまいます。
初回が大変良かった映画作品の第2作が出たものの内容がいまいちで、ああ1作目の余韻に浸るだけでよかったのに…と嘆く感覚と似ているような。
で、デコレーションケーキも様々なようにチーズケーキだって多種多様です。
土台はクッキー生地? ココア風味のスポンジケーキ? それともタルト生地?
チーズ部分はレアなのかベイクドなのか? どんなチーズを使っているのか?
組み合わせにより無限大なわけです。
あるチーズケーキは土台とチーズだけで完結しておりまさしく"削ぎ落としの美"を体現しているかもしれない。
また別のものはあっさりしたケーキの上にブルーベリージャムをかけることで程よい甘酸っぱさが加わり最も美味しく食べられるかも。
私のお気に入りのチーズケーキの1つがグラマシーニューヨークから出ているニューヨークチーズケーキ。(スターバックスのものと商品名が同じなんですね!)
数種類のチーズがブレンドされた濃厚なベイクドチーズケーキ。土台のクッキー生地はシナモンが効いていて、アクセントに乗せられたコクのある生クリームと白ぶどうソースが何とも爽やか!
きっとこれがこのチーズケーキにとっての装飾の黄金比なのでしょう。
平日のスタバは席が取りやすくて助かります。
こうしてゆっくりnoteが書けますものね。
さて、私自身がデコレーションケーキでなくチーズケーキであること、これは自明です。
これがわかったことで随分と楽になりました。
布の硬さに負けても、デコラティブな服に着られている感が出ても自分が悪いのか…など悲しむ必要はない。
堂々とチーズケーキ道を邁進すればよいのです。
目下の課題は自分を最も引き立てるアクセントの度合はどれくらいなのかを探ること。
ツイリーを巻いたり個人的に挑戦枠のサブバッグを持ってみたりしながら最適解を模索中でございます。
全ては美味しいチーズケーキになるために!
(ところで私はベイクドチーズケーキなのか?)