![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133221490/rectangle_large_type_2_5b96ce4d58b06b7b7bb7c893b42efbfc.png?width=1200)
◾️星の瞬きが奏でる音楽〜小澤征爾とQUEEN〜
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133221478/picture_pc_926746ceaac8b81d65471e290bba90d6.png?width=1200)
チカッ…!と眩い閃光が
瞼に炸裂し、
瞬時に開眼する午前3時。
メールの通知かしら、、?
ベッドの深海をクロールして
手を伸ばした
スマホは未だ静寂の中。
いや、
そもそもわたしのスマホは
通知で光らなかったわね。
何の知らせもないなら
スマホを夜の凪に放って
また一眠りしようかしら…。
そんな風に思いながらも
夜の帷をネットサーフィン。
色とりどりのニュースの魚群が
わたしの目の前を過ぎ去るーー
𓆛 𓆜 𓆞 𓆟 𓆜𓆝𓆞𓆟
そして一瞬見えた文章は、
「巨星墜つ。
小澤征爾、逝去。」
ああ、そうか…。
小澤征爾さんが…。
だけど「巨星墜つ」
という表現は少し違う。
星の最期というものは
鮮烈な光を放って爆発する。
だから、わたしにとっては
「巨星燃ゆ」なの。
きっとわたしが見たのは
最期の力をまっとうした
巨星の眩い閃光かもしれない。
何か予感がしたのか、
不思議とここ5日間のBGMは
小澤征爾さんの指揮曲ばかり
貪るように愛聴し、
考えていました。
そんな矢先のできごと。
꙳ ꙳
わたしが知る限り、
小澤征爾さんの最後の公演は
宇宙にいるアストロノット👩🚀に
音楽を届けるコンサート。
しばらくお見かけしない内に
小さくなったマエストロは
車椅子に身を任せて
ほとんど指先だけで
指揮をしていました。
最後の一音まで
魂が入っている指揮。
指揮棒を振り切った時の
肩を揺らしながら天を仰ぐ
征爾さんのお姿は
今でも鮮明に覚えています。
꙳ ꙳
月日は少し流れて
わたしは今日、
Queenのライブに◡̈✨✨
今回心に響いたのは
天文学者でもあるギタリスト
ブライアンメイのソロパート🎸
舞台の背景は宙へと飛び出して
星や惑星の中、一人佇む彼は
小澤征爾さんも音を送った
宇宙へと音色を響かせる。
奏でたのは
ドボルザークの新世界から
「家路」ーー
これはわたしの音楽の師が
征爾さんが故郷 満州に帰る時の
ツアーでソロを奏でた曲。
だから「家路」は
わたしの頭の中ではいつだって
征爾さんの指揮と
恩師のイングリッシュホルンで
再生される ˘˘̥
「最後の最後まで音楽を
頑張ります。」
数年前にテレビ取材で
語った通りの人生だった恩師。
そして小澤征爾さん。
身体が動く精一杯で
音楽を掻き鳴らすQueenの
メンバーたちもそう。
恩師や小澤征爾さん、フレディ。
輝く星たち、目指す北斗七星が
いなくなってしまって淋しいよ。
だけどみんな、
この「家路」を聴きながら
還る場所、
還る宙へと帰るのかもしれないね。
そして再会を喜び抱き合い、
音を奏でたり、杯を
酌み交わしたりしているのかな??
そうだったら良いなぁ☺️✨
わたし自身もきっと小さな星。
命輝かせて、最後の最後まで
わたしのメロディを奏でるよ◡̈✨✨
今この瞬間、わたしの宇宙は
アーユルヴェーダとデザインの中に。
@padme_earth