法令集の線の引き方を変えよう-準備編
そろそろ、↓↓↓「法規のウラ指導」 第三版(青い表紙)がお手元に届くころ!?
この本をもとに、線引きスタートされる方もいらっしゃると思います。
が!!!
よくよく気をつけて頂きたいのは、線の美しさや色のみやすさではない!ことです・・・ね。
何度か受験したことがある方は、特に。
毎年同じやり方では、合格できないから。
今年は、線の引き方を変えよう!
ということで、線の引き方・・・
ではなくて、法規の勉強のススメ方を少し書いてみたいと思います。
※当記事は、2020年12月18日(金)23時まで無料公開です。
1. 法規初心者、苦手なヒト向け
まず、法規にあまり詳しくない、初心者の方向けに書きます。
で、早速ですが結論から。
法規の勉強でなにをすべきか?と言えば。
(目的)
第一条 この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。
建築基準法第1条、目的を読んでみたこと・・・
って、ありますか???
この基準とは、「国民の生命、健康及び財産の保護を図り、公共の福祉の増進に資すること」のための最低の基準なんです。
最低の基準。
この基準が、まずは最低でも守れないと、一級建築士にはなれないんです・・・よね・・・
たとえ資格とれたとしても、この規定に違反するようだと、資格は取消しされちゃいます。泣
特に、地震大国であり、台風や豪雨による災害も頻発している日本。
この「最低限の基準」を単に守っているだけでは、他人様の生命や健康を守り、財産を保護するとはできないかもしれず・・・
試験に合格するのは二の次で、まずは、なんのためにこんな細かくて、絶頂めんどくさい()規定が決まっているのか、というのは意識したいところ。
ま、
唐突の書き出しになってしまいましたけども。笑
この大きな「目的」は満たそうね、ってのは、勉強する以前の、建築に携わる者として大前提です。
そして、ようやくですが、
試験での「法規の勉強の目的」といえば。
法規の問題30問を、1時間45分で解き切って、25点前後の得点を目指す。(一回目)
ですよね!?
なのに、悲しいかなー
いつの間にか最大の目的を忘れてしまって、線引きに熱中してしまうんですよね・・・
法規の勉強をスタートする前に、行くべき方向をまず、見定めましょう。
やるべきは、最低限の基準を守るべく、「条文の言ってること」を理解して「1時間45分以内に30問全部解き切って」「30点中25点前後得点すること」です。
「線をひきまくる」または「法令集をカスタマイズして満足する」ことではありません。
あれ?
なにやってたんだっけ?
線引き、なんかめっちゃめんどくさげじゃない?
とふと思うことがあれば、思い返してください。
「その線引き、ホントに必要?」
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