北アルプス雲の平はこんなところ(4)
雲ノ平山荘の周囲、朝の時間は清浄な空気に満たされていました。私はデジタル漬けの仕事をしているのですが、データとインタフェースとかUXとかUIとかプロキシとかIPとかマーケティングとか(順不同)、そんなこと全部無意味だから!! この景色見てみ!!!! と暴言を吐きたくなってしまう、山奥でよくかかる病に罹患しました。というのはちょっと冗談ですが、それにしても「生活」の中には人やものを誘導したり分析したり不安がらせたり喜ばせたりすることに溢れていて、それが経済をまわすことにつながるとは思うのですが、山の中をただ歩いていると、なんだか生きているだけでまずはOK、という気持ちになれるのが良いところのひとつだと思います。
なだらかな山道を進んで三俣山荘でお昼ご飯。雲ノ平山荘のお弁当は、ご飯が一体何合分入っているの?と思うようなみっちりおにぎり。おなかを満たし、三俣蓮華岳、双六岳を越え。双六小屋に向かう、広い広い景色の一本道は、映画が夢に出てくるような天空の広野に見えました。お気に入りの場所のひとつです。
続きます。
ご覧いただきありがとうごさいます。旅と登山と散歩の記録をコツコツと書き続けていきます。