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過ぎし子どもの日の一篇

子どもらしく
父に貰った米納津屋(よのうづや)の栗羊羹をいただきました。

金婚式の翌朝、母と妹、娘、とどのつまり女たちが朝餉にゆるり舌鼓うつ間に早々席を立った父が部屋で休むと言いながら密かに買いに行き、もたせてくれたもの。

菓子皿は椿大神社 鈴松庵の茶席より。
鈴松庵は松下幸之助翁の寄進の茶室です。

著書の『道をひらく』が無造作に置かれていた子ども時代を思い返しながら
母の茶をたててくれた薄茶をなぞりながら
和菓子のプロに育てられた餡子に厳しい伴侶を慕いながら
'子ども'に還る恙きしあわせを福々と味わいました。

儚くも逞しい奇跡の連続 ✨🫧✨
本当にお陰様です🙏🏻

いつもご愛顧のお惠みに感謝を込めまして。

皆さまの御繁栄、代々末廣に道ひらかれますこと、風起こし風孕む未来を心よりお祈り申し上げます🎏 

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