#1 負けてもいいんだよ。
言い方を変えるのであれば「負けることは悪いことではないよ」
僕は、日本ランキング1位そして、全日本大会優勝をし現在は世界を舞台に活動をしています。
以降、日本の大会で優勝以外は全て、成績が下がることになります。
日本で頂点を手にしてからは勝手に自分にプレッシャーを感じてしまっていた。
つい最近でもあの時(優勝)した時のとみかずが1番強かったよねといわれることもある。
悔しい。
自信を失うそうになる。
でも、そこに向き合わなければさらに上にいけない、期待をしてくれてるから言ってくれていると思う。
感謝をし素直になり追求心をもっていく。
日本で試合をするのが怖い時期もあった。
パデルが楽しくない時期があった。
日本人初のプロパデルプレイヤーで周りに同じ状況の人がいなく孤独、孤立、いや、むしろ居ずらさがあり自分から周りを避けていたこともある。
この状況を1人でかかえこんでいました。
そんなある日、とある人と出会った。
その人はこんな自信を失いかけてる僕に毎日の様に言ってくれた。
「日本ランキング1位の富田一輝じゃなくて」
「全日本優勝者の富田一輝じゃなくて」
「肩書じゃなくてパデルプレイヤー富田一輝を応援したい」と
「だから負けてもいいんだよ」
「負けてもとみかずを応援する」
と僕がこの言葉に初めて出会ったのはここでした。
すーーーーと。不思議な感覚で肩の荷がおりた。
だからと言って世界で活躍しつつ日本の大会で優勝を目指さないということでは一切ない。
試合にも出場したいっ!と心から思える様になった。
なぜなら、負ける怖さよりもベストを尽くさない自分の方が怖くなった。
常に結果より成長にとらわれたい。
負けたら次勝てばいいんだよ!と
その結果。
いまもなお日本の大会で優勝もすることができてます。
もちろん、スペインの大会でも優勝。
皆様のおかげで楽しく世界に挑戦し続けられています。
矛盾している様に聞こえるが
この言葉の本当の意味を知った僕はパデル選手として強くなった。
そして、さらにパデルが好きになりました。