新潟競馬の処方箋

今、4月までのTPを作成中で約4か月分のTPが揃えば休み明け以外の馬はどこで出したか?は確認できると思う。来週末までになんとか全部揃いそう。ほんとは札幌も書きたかったが時間が無いのでとりあえず新潟の初日を見た感覚を書いておこうと思う。

新潟競馬をパドック派としてざっくり表現すると「いい馬を選ぶと当たる競馬場」だ。福島の末期なんかだと「馬はいいんだけど、スタミナ無いからバテるよね」的な競馬も多数発生するので、馬体以外の過去歴を洗い出して対処する必要があるけれど、新潟はスピードさえあればなんとかなる競馬だ。裏を返すと時計も上がりも速い競馬なのでスピードが無い馬は出番が限られるということ。夏こそパドック派の季節。そして調子に乗ると溺れる夏でもある(笑)。

全体的な構図でも時計を更新できる伸びシロがある3歳馬が圧倒的に有利になる。古馬に今さら持ち時計を更新しろ、と言ってもなかなか厳しい。

ダートの1200mは時計の速い決着が多いので明らかに先行有利だ。特に未勝利戦は差し馬自体にスピードが無いので勝つという意味では相当厳しい。上級条件になるとスピードがある差し馬も増えてくるので、単純な逃げ馬有利な競馬にはならないのが注意点か。時計が速いので体の硬い馬は単調になりやすい。しなやかで、かつ速い馬、というのが馬体的にいうと理想的。

ダート1800mは湿っていて時計が速いのでスピードがある馬が有利だが、ここでも体が硬い馬は厳しくなる。上級条件ほど時計は速くなるので小柄な馬は不利になる。ただ馬場が乾いて時計が掛かってくると、上がりの掛かる消耗戦も待っているので、状況によってスタミナに寄せたりの出し入れは必要。

直線1000mは当たり前だけの出脚が速くてスピードがあって腰がしっかりした馬が単純に強い条件。非力過ぎる馬や腰の甘い馬は厳しくなる。速くて強い馬を買えば大体当たる。ただ開幕週なんで極端な外枠有利ではないのが注意点。

芝の1200m、1400mもスピードがあって体幹4みたいに脚が速い馬が有利。差し馬にしても脚が速くないと短い直線で差し切れない。トモが流れてしまう体幹2や3の馬は先行馬でもない限り差すのは難しいと思う。

芝の外回り1600m、1800mは直線が長い分、馬体がカチカチに硬いと最後のギアが足りなくなる。体にしなやかがある馬が最後に抜け出せる。ただし体が柔らかいだけでスピードが無いとそもそも直線の叩き合いにさえ加われない。福島とは対照的に時計も上がりも速い競馬なので、その実績を重視しても仕方がない。

芝の未勝利戦なら2000m以上、古馬なら2200m以上の内回りコースは時計の遅い消耗戦ではない点に注意。中盤は緩んで3コーナーからペースが速くなるロングスパート合戦に対応できそうな馬を選ぶこと。11秒ラップ4~5Fの競馬だ。スタミナというよりもスピードがあってそれを長く維持できることが重要になる。

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