2歳戦と古馬戦の考え方の違い

6月に独立し早くも5か月目に突入しようとしてます。あれもこれもやりたいことはあるけれど、なんせ実務は一人力。早いとこ有料化してビジネスとして軌道に乗せて、人を増やして充実させたい、というのが本音だけど、とにかく一歩一歩目の前のことをやりながら進むしかありませんな。ローマは一日にして成らず、なんちゃって。

さて、今回はTwitterでも予告したように、2歳未勝利戦と古馬条件戦の戦い方の違いについてです。まず先週の未勝利戦のMTPと結果がどうなったのかの一覧。印や体幹、コメントはPaddockシートをご覧ください。

新潟1R 1着2番人気 ストライプ    MTP36→結果53
新潟1R 2着1番人気◎セリシア     MTP48→結果47
新潟2R 1着2番人気◎ノアビグラス   MTP48→結果49
新潟2R 2着5番人気注プリティインピンクMTP39→結果43


東京1R 1着5番人気 グランスエーニョ MTP24→結果50
東京1R 2着2番人気○アンクラウデッド MTP33→結果46
東京2R 1着4番人気注クリノザウルス  MTP34→結果46
東京2R 2着1番人気◎アイスマン    MTP40→結果42

何が言いたいかというと、1着馬を見るとTPは50前後出さないと未勝利戦は勝てないということを示していて、キャリア1・2戦の結果から導き出しているのMTPを見ると、実はそのレベルに全然足りてない馬が人気していたりします。つまり新馬戦のレベルが高くて未勝利戦でそのままTPが通用して勝ち上がるなんてことは半分もないんです。

人間もそうだけど、なんでも初めてのことをいきなり上手くできるものじゃないでしょう?。一度やってみて要領を掴んだら2回目は上手くできる。あるいは条件を替えたら得意なことで嵌った。みたいな形でTPを伸ばす馬がいるということ。逆にいうと1回目で他の馬より上手く走れたけれど、レベルが低かった馬が2回目で伸ばせるかどうか?はまた別の話だということ。新馬戦の2着なんて、そんな有難いもんじゃありません。

世間の人気はその1・2戦の結果をスライドしているだけなので、それを利用する馬券戦略とすれば「TPが低い、あるいは体幹が弱い人気馬がいたら、その裏を獲りに行く」というのがキャリアの浅い2歳戦の戦い方。ただし裏を獲りに行ける馬をどう探すのか?。が難しい。体幹を見たり、馬コメントにヒントがあったり、見られる人はパドック映像を見てみたりで「上積みがありそうだ」という予測を立てるしかない世界。自分はこれが得意だけれども、それが苦手な人は2歳戦は正直戦わない方がいい。

2歳戦も12月頃になって、過去の成績欄が4走くらい埋まるようになると、大体各馬の能力が分かってくるはずで、そうなるとある程度予想通りの結果というのが増えてくるはず。そこまでは手を出さない、というスタイルはありだと思う。

次に古馬戦。

新潟7R 1着5番人気○ローズベリル   MTP52→結果55
新潟7R 2着3番人気◎フームスムート  MTP52→結果52
新潟7R 3着2番人気▲フラッグアドミラルMTP51→結果51


新潟8R 1着5番人気○サトノマックス  MTP55→結果57
新潟8R 2着1番人気▲フォワードアゲン MTP54→結果56
新潟8R 3着2番人気注アキノコマチ   MTP54→結果54
新潟8R 4着3番人気◎カナロアガール  MTP56→結果51

ポイントは勝った馬だけが少しTPを上げていて、2・3着馬のTPがあまり変わらないということ。つまり過去4走の最高値=今回のTPみたいな結果が多い。言っちまうと、4・5歳でずーっと1勝クラスにいる馬なんて走る労働者みたいなもん。出世など高望みはせず「今日も現場行くかぁ」と厩舎を出て、レースでいつも通りに仕事する、みたいなノリで走ってるかもしれない(笑)。まあ良くも悪くも力以上のことはしない馬が多いのが古馬の条件戦。

もちろん、キャリア4戦以上の馬でも今回いきなりTPを伸ばしてくる穴馬が含まれているケースもあるのが競馬だけど、それを見つけて馬券にするって、もの凄くハードルが高い上に無駄な馬も大量に拾うことになる。ならMTPの上下差がハッキリ開いているレースで、下位の馬を切って、上位だけを囲い込んでしまって3連複で馬券にしてまおう、というのがtweeterのカステラさん方式です。

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7Rの3連複は2670円。8Rは1250円。これを何点で仕留めるか?が勝負みたいな馬券。ただこれを一点で獲ってしまうカステラさんは凄すぎだけど、こなければそれでもOKという潔さが馬券には必要です。手を広げるとそのレースでの回収率は下がる。そして広げても当たらない時は当たらない。当たりは1点しかないということを活かすなら絞り込んで当たった時の回収率を上げる。1Rで10点買うか、10Rで一点ずつ買うか、正解はどちらだ?ということを考えてみればいい。まあ極端すぎる例だけど。

一昨日調べたら7月からのMTP◎が複勝率50%、○が40%で複勝回収率は90%程度あったので、ここを基準にして考えていくといいかもしれない。あとはそこで行われてる競馬と各馬が得意としていることを照らし合わせて軸を決めたり絞ったりできるかどうか?が腕の見せ所でしょう。

当たり前だけどMTPが接戦で何頭もひしめき合ってるレースには向いてません。TPの精度の高さを利用して力関係がハッキリしてしまっているレースで効果を発揮するはず。これ発展させられる人は3連単にも応用できるかも。ハードル上がるけど。


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