
【遊戯王】征竜・影霊衣・シャドールでゲートボール
________【征竜デッキ】(2013年3月環境)________
【征竜デッキ】は、炎・水・風・地の4つの属性を持つ大型ドラゴン族モンスター
「征竜」を中心に据えた高速展開型のデッキです。
2013年3月当時のリミットレギュレーションに準拠しつつ、
当時トップクラスのパワーを誇った「炎征竜-ブラスター」「水征竜-タイダル」
「風征竜-テンペスト」「地征竜-レドックス」の相互サーチや自己再生能力を最大限に活かした構築となっています。
特に「超再生能力」による大量ドローと、
「封印の黄金櫃」や「七星の宝刀」での征竜除外+サーチ効果を絡めることで、
終盤までリソースを切らさずに大型モンスターを次々と召喚できる点が最大の強みです。
以下のリストは、当時主流だった汎用カードも取り入れ、
展開力と対抗手段のバランスを考慮した構成になっています。
エクストラデッキには、ランク7エクシーズの
《幻獣機ドラゴサック》《No.11 ビッグ・アイ》を中心に、
シンクロ召喚用のレベル8シンクロモンスター等を幅広く採用しています。
────────────────────────────────────────
■ メインデッキ(40枚)
────────────────────────────────────────
● モンスター(27枚)
1. 炎征竜-ブラスター ×3
2. 水征竜-タイダル ×3
3. 風征竜-テンペスト ×3
4. 地征竜-レドックス ×3
5. 炎征竜-バーナー ×2
6. 水征竜-ストリーム ×2
7. 風征竜-ライトニング ×2
8. 地征竜-リアクタン ×2
9. ドラグニティ-コルセスカ ×1
10. エフェクト・ヴェーラー ×3
11. 増殖するG ×3
● 魔法(11枚)
1. 七星の宝刀 ×3
2. 超再生能力 ×3
3. 封印の黄金櫃 ×2
4. 大嵐 ×1
5. 手札抹殺 ×1
6. 月の書 ×1
● 罠(2枚)
1. 虚無空間 ×2
────────────────────────────────────────
■ エクストラデッキ(15枚)
────────────────────────────────────────
● シンクロモンスター
1. クリムゾン・ブレーダー ×1
2. スクラップ・ドラゴン ×1
3. スターダスト・ドラゴン ×1
4. メンタルスフィア・デーモン ×1
5. コロッサル・ファイター ×1
6. A・O・J カタストル ×1
7. アームズ・エイド ×1
● エクシーズモンスター
8) 幻獣機ドラゴサック ×3
9) No.11 ビッグ・アイ ×3
10) No.74 マジカル・クラウン-ミッシング・ソード ×1
11) 迅雷の騎士ガイアドラグーン ×1
___【回し方・戦術】___
・「征竜」モンスターは手札・墓地から同じ属性またはドラゴン族を除外して
自己特殊召喚でき、さらに手札効果で場のカード破壊やサーチなどを兼ね備える。
・「超再生能力」はドラゴン族を手札から捨てたりリリースした数だけ
エンドフェイズにドローできるため、大量アドバンテージを得られる。
・「封印の黄金櫃」や「七星の宝刀」も征竜を除外してサーチに繋げられるため、
序盤から中盤にかけてリソース補充と展開の両立が可能。
・エクストラデッキでは、《幻獣機ドラゴサック》《No.11 ビッグ・アイ》が
ランク7の切り札枠として猛威を振るう。ドラゴサックはトークン生成+除去、
ビッグ・アイはモンスター奪取効果を持ち、制圧力が高い。
・シンクロ召喚で出せる《クリムゾン・ブレーダー》は
相手のレベル5以上モンスターの特殊召喚を翌ターン封じるため、
ミラーや【ネクロス】との対戦で強力。
・《虚無空間》でお互いの特殊召喚を止めつつ、
征竜の自己再生などでリソース差を広げて勝利を狙う動きも有効。
________【ネクロスデッキ】(最新カード採用)________
【ネクロスデッキ】は、多彩なレベル帯と豊富なサーチ・回収手段を持つ儀式テーマ
「影霊衣(ネクロス)」を主軸にした構築です。
ペンデュラム・リンクを使用せず、あくまで儀式召喚を中心に戦いますが、
最新カードの《灰流うらら》や《墓穴の指名者》を採用し、
現代水準の手札誘発による妨害要素を程よく取り入れて
【征竜】や【シャドール】と拮抗できるバランスを目指しています。
────────────────────────────────────────
■ メインデッキ(40枚)
────────────────────────────────────────
● モンスター(21枚)
1. 影霊衣のブリューナク ×3
2. 影霊衣のユニコール ×3
3. 影霊衣のクラウソラス ×2
4. 影霊衣のヴァルキュルス ×2
5. 影霊衣のトリシューラ ×1
6. 影霊衣のグングニール ×1
7. アラドヴァルの影霊衣 ×1
8. 影霊衣の術士 シュリット ×1
9. マンジュ・ゴッド ×3
10. センジュ・ゴッド ×3
11. 灰流うらら ×3
12. 増殖するG ×1
● 魔法(15枚)
1. 影霊衣の万華鏡 ×2
2. 影霊衣の鏡 ×2
3. 影霊衣の反魂術 ×1
4. 儀式の準備 ×2
5. 強欲で貪欲な壺 ×2
6. ハーピィの羽根帚 ×1
7. サイクロン ×2
8. 月の書 ×1
9. 墓穴の指名者 ×1
10. 増援 ×1
● 罠(4枚)
1. 無限泡影 ×2
2. エフェクト・ヴェーラー ×2
(※ヴェーラーはモンスターだが、手札誘発の妨害枠としてここに分類)
────────────────────────────────────────
■ エクストラデッキ(15枚)
────────────────────────────────────────
● シンクロ/融合モンスター(一部レベル合わせ用)
1. 青眼の究極竜 ×1
2. 旧神ヌトス ×1
3. 星態龍 ×1
4. 氷結界の龍 トリシューラ ×1
5. 神樹の守護獣-牙王 ×1
6. 幻影騎士団ブレイクソード ×1 ほか
● エクシーズモンスター(ランク4中心)
7) No.39 希望皇ホープ ×1
8) SNo.39 希望皇ホープONE ×1
9) 鳥銃士カステル ×1
10) 深淵に潜む者 ×1
11) 交響魔人マエストローク ×1
12) No.101 S・H・Ark Knight ×1
13) No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク ×1
14) 励輝士 ヴェルズビュート ×1
15) ダイガスタ・エメラル ×1
___【回し方・戦術】___
・「ブリューナク」は手札から捨てると「影霊衣」モンスターをサーチ、
「クラウソラス」は儀式魔法をサーチするなど、手札効果で安定展開が可能。
・「影霊衣の万華鏡」はエクストラデッキからモンスターを墓地へ送り、
そのレベルに合わせて「影霊衣」儀式モンスターを複数体同時に召喚できる。
・「ユニコール」はエクストラデッキから特殊召喚されたモンスター効果を無効にするため、
【征竜】のエクシーズモンスターや【シャドール】融合体を封じられる。
・「トリシューラ」は儀式召喚成功時に相手の手札・フィールド・墓地のカードを
各1枚まで除外する強力な除去効果を持ち、逆転性が高い。
・「マンジュ・ゴッド」「センジュ・ゴッド」や「儀式の準備」の存在で
安定したサーチとリソース回復が可能。
・最新の手札誘発「灰流うらら」「増殖するG」を採用し、
相手の大量展開やデッキ融合を牽制してバランスを取っている。
・【征竜】相手には超展開される前に要所で妨害を入れ、
ブリューナクやトリシューラで盤面を奪っていく動きが基本。
・【シャドール】戦ではユニコール+除去効果(アラドヴァルやグングニール)で
融合モンスターを的確に処理し、相手の連続融合を阻止する。
________【シャドールデッキ】(最新カード採用)________
【シャドールデッキ】は、裏側守備表示(リバース)で多様な効果を発動する
「シャドール」下級モンスターと、「エルシャドール」融合モンスターの連携で
相手を翻弄しながら制圧するコントロール寄りのデッキです。
最先端の「影依の偽典(シャドール・シュイズム)」「影霊の翼 ウェンディ」などを取り入れ、
墓地利用やデッキ融合を駆使する動きに磨きをかけていますが、
リンクやペンデュラム召喚は行わず、2013年時点のカードパワーを意識した構成に抑えています。
────────────────────────────────────────
■ メインデッキ(40枚)
────────────────────────────────────────
● モンスター(20枚)
1. シャドール・ファルコン ×1
2. シャドール・ヘッジホッグ ×2
3. シャドール・リザード ×3
4. シャドール・ドラゴン ×2
5. シャドール・ビースト ×2
6. 影霊の翼 ウェンディ ×2
7. 影依の巫女 エリアル ×1
8. マスマティシャン ×1
9. 灰流うらら ×3
10. 増殖するG ×3
● 魔法(14枚)
1. 影依融合 ×3
2. 神の写し身との接触(エルシャドール・フュージョン)×2
3. 超融合 ×2
4. 愚かな埋葬 ×1
5. 闇の誘惑 ×2
6. ハーピィの羽根帚 ×1
7. 死者蘇生 ×1
8. 墓穴の指名者 ×1
9. 成金ゴブリン ×1
● 罠(6枚)
1. 影依の偽典(シャドール・シュイズム)×1
2. 堕ち影の蠢き(シン・シャドール・ゲーム)×2
3. 無限泡影 ×2
4. トラップトリック ×1
────────────────────────────────────────
■ エクストラデッキ(15枚)
────────────────────────────────────────
● 融合モンスター
1. エルシャドール・ネフィリム ×1
2. エルシャドール・ミドラーシュ ×2
3. エルシャドール・シェキナーガ ×1
4. エルシャドール・グラシャラボラス ×1
5. エルシャドール・アノマリリス ×1
6. エルシャドール・アプカローネ ×1
● エクシーズモンスター
7) No.41 泥睡魔獣バグースカ ×1
8) 鳥銃士カステル ×1
9) 深淵に潜む者 ×1
10) No.101 S・H・Ark Knight ×1
11) 励輝士 ヴェルズビュート ×1
● シンクロモンスター
12) ブラック・ローズ・ドラゴン ×1
13) PSYフレーム・ロード・Ω ×1
14) 月華竜 ブラックローズ ×1
___【回し方・戦術】___
・シャドール下級モンスターはリバース効果と墓地送り時効果を持ち、
1枚で複数のリソース獲得に繋がる。
・《影依融合》は相手フィールドにエクストラデッキ出身モンスターがいると
デッキ融合できるため、シャドールモンスターをデッキから落としながら
融合召喚できる強力なカード。
・《エルシャドール・ミドラーシュ》は
互いに1ターンに1度しか特殊召喚できなくするロック効果と破壊耐性を持ち、
【征竜】【ネクロス】の展開を大きく制限できる。
・《エルシャドール・ネフィリム》は召喚時にシャドールカードを墓地へ送り、
戦闘で特殊召喚モンスターを自動的に破壊できるフィニッシャー。
・新規の《影霊の翼 ウェンディ》《影依の巫女 エリアル》は、
墓地送り時にデッキからシャドールを裏側守備で展開したり、
相手の墓地を大量除外したりと、補助役として優秀。
・《影依の偽典(シュイズム)》は相手ターンでも融合召喚を可能にする永続罠で、
奇襲的に《ミドラーシュ》を立てて特殊召喚を封じる動きが強力。
・【征竜】相手には《ミドラーシュ》による特殊召喚制限が刺さり、
相手がビッグ・アイや超再生能力で巻き返してくる前にペースを掴みたい。
・【ネクロス】相手にはユニコールで融合体が無効化されやすいため、
《エルシャドール・アプカローネ》でピンポイントに無効を狙うなど、
状況に応じた融合先を使い分けて突破するのがポイント。
________【バランス調整と対戦の展望】________
以上の3デッキは、いずれも2013年当時トップクラスのパワーを誇ったテーマを軸に、
最新カードの妨害札やサポートを取り入れながらも、過剰なインフレを避けるよう
構築段階でバランスを調整しています。
【征竜】は圧倒的なリソース回転と展開力を持ち、
爆発的に場を制圧しやすい反面、
【ネクロス】の《影霊衣のユニコール》や
【シャドール】の《エルシャドール・ミドラーシュ》に対して
どのように突破口を開くかが鍵となります。
特に《クリムゾン・ブレーダー》による相手大型モンスターの召喚封じも強力なため、
ミラーや儀式テーマを相手にする場合はシンクロ展開も視野に入れて戦うといいでしょう。
【ネクロス】は儀式モンスターの手札効果・サーチ効果が豊富で安定力が高く、
《トリシューラ》や《グングニール》等の切り札で
相手の盤面・手札を的確に崩しやすい点が魅力です。
一方で複数の儀式召喚を通すためには手札枚数・素材の確保が必要となるため、
《マンジュ・ゴッド》や《センジュ・ゴッド》でのサーチ、
手札誘発《灰流うらら》《増殖するG》での相手牽制が欠かせません。
超展開しがちな【征竜】や連続融合が強力な【シャドール】の動きを
うまく止められるかどうかが勝敗を分けます。
【シャドール】は融合による制圧と、
各モンスターのリバース効果でのアドバンテージ獲得を得意とします。
特に《エルシャドール・ミドラーシュ》の特殊召喚封じは
【征竜】や【ネクロス】が得意とする連続展開を大幅に制限するため、
先攻で立てられると相手の計画を狂わせることができます。
ただし、自身の融合素材や裏側守備モンスターを維持するためには
ある程度の準備が必要で、初動が噛み合わないと押し切られる可能性もあります。
《超融合》による相手モンスター巻き込み融合や、
新規罠《影依の偽典》による相手ターン融合など、
柔軟なプレイングで長期戦を見越した試合運びが求められます。
3つのデッキはいずれも異なる強み・弱みを持ち、
どれかが一方的に有利になることを避けるよう設計されています。
プレイヤー同士がお互いのデッキの特徴やキーカードを理解し、
汎用妨害札を使いこなすことで、白熱した対戦が楽しめるでしょう。