科特隊基地をつくる【第24話】こちらビートル、発進準備中
【発着棟エレベーターの昇降ギミックをつくる】
基地の時期設定をザラブ星人登場回(第18話)に決めたので、Blu-rayでその回の基地シーンを見直した。夜の基地が3回映るが、どのシーンも数秒ずつで合わせても10秒程度だ。
2回目のシーンでは、3本脚のジェットビートルがエレベーター上で待機している。設置済みのカタパルトが撤去されているのは、前回説明したとおり。わずか数秒だから、発着棟のハッチが開いたり、エレベーターが上昇するシーンはない。
ジェットビートルの機体番号は暗くて見えないが、たぶんブルトン登場回(第17話)から使われはじめた117号だろう。鉄骨トラスの色も暗くてはっきりしない。ブルトン登場回までが赤・グレーのバイカラーで、アボラス/バニラ登場回(第19話)から赤一色になるので、模型の設定はどちらでも問題はなさそうだ。それならば赤一色で塗ることにしよう。
ちなみに研究書などでは、初期の鉄骨トラスは赤とグレーの2色という記載が多いが、今回、Blu-rayで他の回をじっくり確認したところ、斜めの鉄骨は赤でもグレーでもなくウッドブラウンに塗られているように見える。つまり3色だ。今後の研究課題としよう。
それから、発着棟の照明灯は複数あることが確認できる。照明の色も赤ではなく、オレンジまたは白のようだ。
気になったのが、ジェットビートルのエレベーターへの搭載方法。いままでSIII号はエレベーターに斜めに搭載されていたのだが、今回の機体はまっすぐに置かれているように見える。
ひょっとして117号はSIII号に比べて翼面積が小さく、斜めにしなくてもエレベーターに載るのかもしれない(カタパルト発進用に、機体強度を増したうえで小型化を図ったという設定を考えてみたが、どうだろうか?)。こちらも今後の研究課題だ。
考察はこのくらいにして、ジェットビートルの発進ギミックの制作に戻ろう。
ハッチが左右に開いた後で、エレベーターが上昇するだけだ。カタパルトの動きを作り込まなくていいので、小型ビートルに比べてずいぶん単純だ。
エレベーターの昇降の仕組みには「ラック&ピニオンギヤセット」(タミヤ)を縦に組み込み、動力には「ミニモーター薄型ギヤボックス(2速)」(タミヤ)を使った。どちらも小型ビートルの発進ギミックに使ったものだ。
ハッチを開閉させるギミックの検討はこれからだし、ジェットビートルもようやくつくりはじめたところなので、動画の撮影はちょっと早いかなとも思ったが、先走って撮ってみた。
小型ビートルの動画に比べるとなんだかもの足りない。ハッチが左右に開く仕組みをつくってから、音楽付きで動画を撮りなおしてみよう。
【第25話】発着棟ハッチの開閉ギミック につづく
【第23話】科特隊基地の時期設定 後編 にもどる
【第1話】はじまりの秘密基地 にもどる
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