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科特隊基地をつくる【第18話】小型ビートルの実戦配備

【流星! 流星! 流星!】

今回からジェットビートルの発着棟をつくるつもりだったのだが、その前にやることがあった。
小型ビートルの発進シークエンスの動画撮影だ。

第15話でも動画を撮ったが、あのときはなにもかもが大慌てで、あまりにも拙速だったと反省している。

大慌てで撮影した逆錐棟。小型ビートルの左尾翼は折れているし、カタパルトへの固定は情けないことにマスキングテープだ。逆錐棟の壁面も未完成で看板建築だったし、小窓(排煙口?)の大きさや位置もずいぶん粗雑だ。

で、小型ビートルの尾翼はなおしたし、カタパルトへの固定もネオジム磁石を使ってすっきりさせた。逆錐棟の壁面もほぼ仕上がっている。あらためて「祝・小型ビートル実戦配備」ということで、動画を撮り直すことにした。

BGMは、前回と同じ「特捜隊の歌」。そう、「流星、流星、流星♪」ではじまる、あの歌だ。
この曲を流すために、YouTubeの音楽リミックス機能(他のユーザーが投稿した音楽を、著作権者が許可していれば、自身のショート動画に利用できるという機能)を利用したのだが、聴くとほんとうにわくわくする。「血湧き肉躍る」とはこういうことを言うのだろう。

ちなみに前回の動画では、2022年に公開された映画『シン・ウルトラマン』の劇中曲「宇宙から来た暴れん坊 科学特捜隊(特捜隊のテーマ)」というリマスタリング曲を使ったのだが、今回はオリジナルを見つけたのでそちらを使った。

筆者としては、このBGM入り動画にそれなりに満足しているのだが、公開前に何人かに見せたところ「発進準備をととのえた小型ビートルが、そのあとすごすごと戻っていくのはちょっとね」という意見が多く、ちょっと残念。円谷英二ミュージアム(福島県須賀川市)に行ってきたばかりの女の子(小学3年生)にも自慢げに見せたのだが、「えっ、飛ばないの?」という期待外れのリアクションで、正直かなりショックを受けた。

しかし、しかしだ。レベルの往年の名キット「スカイレーダー」(1/40)の初版ボックスには、「So realistic it does everything but fly」(とてもリアル。飛ぶこと以外は何でもできる)と誇らしく書かれていたではないか。
そう、それでいい。飛ばなくてもいいのだ。

レベルのスカイレーダー。ギミック満載のキットだ。ただ「飛ぶこと以外は何でもできる」と書かれていたのは初版のみのようで、残念ながら手持ちのこの版には記載がなかった。

まぁ、サンダーバード秘密基地(イマイ)の1号・3号みたいにバネじかけで発進させることを考えなかったわけでもないが、せっかくの小型ビートルを壊したり、なくしたりしたくないからね。


【第19話】ジェットビートルの選定 につづく
【第17話】小型ビートルの修理 にもどる
【第1話】はじまりの秘密基地 にもどる


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