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【メンバーインタビュー②】くるーず薬局 代表芳川卓司が薬学生に伝えたいこと
こんにちは!PA-C-MAN PROJECTです。
前回に続いて、メンバーインタビュー第2弾!
今回は、大阪市住吉区に薬局を4店舗を展開する「株式会社メディカルクルーズ」の芳川社長へインタビューさせていただきました。同社が運営する「くるーず薬局」は、ユニット制という独自のアプローチで地域医療と在宅医療の2つに特化。本記事ではくるーず薬局の設立の経緯やこれまでの歩み、さらには未来に向けた展望までたっぷりとお話を伺いました。
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株式会社メディカルクルーズ 代表 芳川卓司
大阪府出身。近畿大学薬学部卒業後、大手調剤薬局で4年間薬剤師として従事。のちに在宅医療に興味を持ち、有限会社イマトクメディックで管理薬剤師や薬局事業マネージャーを勤める。その後「くるーず薬局」を運営する株式会社メディカルクルーズを創業。『生きていることの価値を高める』を理念に掲げ、「処方箋調剤」と「在宅医療」を中心に薬局運営を行う。
▶︎株式会社メディカルクルーズ公式HP:https://medicalcruise.net/
▶︎株式会社メディカルクルーズ公式Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/company_6895748
ユニット制で地域と在宅両方にアプローチ。くるーず流の薬局づくりとは
Q.創業からこれまでの道のりを教えてください
10年前、住吉区で夫婦二人三脚で薬局を立ち上げ、最初は一軒の小さな薬局としてスタートしました。妻も薬剤師で大学の同級生なんです。当初はこんなにたくさんの仲間とやっていくという想像はしていなくて、どちらかというと目の前の仕事、目の前の患者さんに一生懸命向き合う毎日でした。
そんな日々を送るうちに患者さんや医療機関からの信頼が徐々に広がり、仲間を増やす必要が出てきて。これを機に法人化しようと、現在のメディカルクルーズとしての運営がスタートしました。
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Q.なぜ住吉区に?
くるーず薬局は4店舗とも大阪市の住吉区内にあります。ただ、元々このエリアに特別な縁があったわけではなくて、たまたま自分のやりたい薬局のイメージとマッチする案件が住吉区に見つかり、チャレンジしたいという思いで開局にいたりました。住吉区に店舗は構えましたが、在宅に力を入れたいという思いで独立したのでエリアを絞るという考えは今のところなくって。「行けるとこやったらどこまでも行く!」と商圏は絞らずに周辺の区は回っています。
創業から10年経過して年々患者さんが増える中で、ここからはどのようにサービスの質を保つか考えていくフェーズ。必要に応じて商圏を定めることも検討したいと思っています。
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Q.現在の体制について教えてください
くるーず薬局では、薬局機能を「リージョンユニット」と「ホームユニット」の2つに分けて運営しているんです。
"リージョンユニット"
こちらは住吉区に密着した薬局運営を行うユニットです。キャッチコピーは「地域医療に貢献します」で、本気で住吉区に必要とされる薬局づくりを行っています。
"ホームユニット"
こちらは在宅医療に特化した薬局運営で、住吉区のみならず広範囲にわたるエリアで在宅患者さんをサポートしています。
この2つのユニットに分けることで、地域密着型の医療と広域的な在宅医療サポートを両立させ、くるーず薬局の柔軟な対応力につなげています。
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Q.どのようなアプローチを行っていますか?
ホームユニットは在宅に特化しているので、在宅の患者さんに対応していく中で質をどうあげていくかを考えながらやっています。リージョンユニットは約1.5km圏内で医療を提供しており、その範囲に住む外来の患者さんや地域の方のお気に入りの場所になれるような取り組みを行っています。例えば、お子さんの薬局職場体験とか健康イベントとか。
僕は医療に関わる人の存在自体に支える力があると思っていて、それを提供することが大前提なんですよね。だから、ホームにしてもリージョンにしても、僕たちの存在で「助かった」「救われた」「いてくれてよかった」となってもらうためにやっていくんだっていうのがベースにあります。
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パナプラス薬局とまんまる薬局、それぞれの会社や社長はどんな人?
それぞれの会社には独自の魅力があって、でも核の部分は重なる部分があるのかなと思います。各社長、譲らない強い軸も垣間見えるときがあって、周りに何言われようが譲らない軸がある、みたいなところが好きです。
Q.パナプラス薬局 藤井社長は?
好きなものやセンス、感じ方にめっちゃ似てるなってところがあって親近感を感じていました。あと、一見温和な感じなんですけど芯は強くて、内に秘めたアツいものを感じますね。
Q.まんまる薬局 松岡社長は?
いい意味で例えると「勝手に家に入ってくるやん!めっちゃノックして開けてくるやん!」ってそんな方です(笑)。自分の好きやこだわりを伝え、全身から魅力を発して人を惹きつけている方だと思います。
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「僕たちの存在自体を心強く感じてもらえたら」創業時から変わらない思い
Q.創業当時、どんな思いを抱えて事業を立ち上げましたか?
当時も今も、人や地域の役に立ちたいというのはずっと変わらないんです。今でこそスタッフの人数も増えましたが、創業当時は僕と妻のふたりだけ。人もいないし、力もないしで、「それなら掃除でもしよう」と近隣の公園の清掃活動をはじめたり、原動力には常に"役に立ちたい"という想いがありましたね。清掃活動は10年間、週に一度の頻度で続けているんですが、近所のおばちゃんが「いつも公園掃除してくれてるのありがとう!ほんなら今度わたしが薬局の前掃除しとくわ〜」って言ってくれたり、思わぬ広報活動にもつながっています(笑)。
自分自身とかくるーずの存在によって直接的でも間接的でも誰かを元気づけたり、勇気を与えられたら嬉しいですね。
Q.その考えに至った背景は?
昔、自分の家族が癌で闘病生活を送っていたんです。もちろん、治療や看護など医療の面ではたくさん助けてもらったんですが、それ以前に"医療に関わる人の存在自体"がすごく心強かったんです。それは闘病していた本人だけでなく、僕たち家族にとってもそう。
オリンピック選手やプロのアスリートの活躍に勇気づけられることって多いと思うんですが、その感覚と少し似ていて。医療に関わる人の存在自体がモチベーションや救いになることを実感した経験でした。僕もくるーず薬局もそんな存在になれたらいいなと思っています。
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薬学生に向けてメッセージ
薬学生へ向けてメッセージをお願いします
今回のキャッチコピーにもありますが、まずなりたい自分をしっかり描くことが大事だと思います。無理やり描く必要はありませんが、「自分が機嫌よくいられるときってどんなときかな?」という問いをしていくと、おのずとなりたい自分に気づけると思います。軸があるとしんどくても頑張れるし、大変なことも乗り越えられるのかなって。
僕自身、新卒から社会人4年目までは目の前の仕事をこなすだけの日々で悶々としていました。でも、あるとき在宅で活躍している先輩薬剤師と関わったのをきっかけに"人の役に立ちたい"という思いが再燃して。「忘れてたんコレや」みたいな(笑)。僕は結局、人の役に立つことをしている時が一番機嫌よくいられるんですよ。なりたい自分を描くための一歩として、このサミットを活用してもらえたら嬉しいです。
interview_まんまる薬局 荒川
writing_まんまる薬局 堀川
11月9日・10日
「PA-C-MANサミットin大阪」を初開催!
このたび、PA-C-MAN PROJECTのイベント第一弾「PA-C-MANサミットin大阪」の開催が決定しました!初回の舞台はくるーず薬局がある大阪府大阪市。公式サイトではプログラムの詳細を掲載しています。
昨日から参加申込もスタートしているので、
「PA-C-MAN PROJECTに興味がある」
「くるーずのことをもっと知りたい」
「大阪での暮らしを体験してみたい」
などなど、ご興味のある方はぜひご応募ください!