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「PA-C-MANサミットで何が学べるの?」という質問へのアンサー

PA-C-MANサミットのご案内をする中で、
学生さんからこんな質問がきました。

「PA-C-MANサミットってどんなことが学べるの?」

このサミットは2日間のプログラムやプロジェクトメンバーとの交流をとおして薬剤師の仕事のことはもちろん、さらにいうなら"働き方"や"生き方"といった根っこの部分を考える機会を作れたら、と企画したイベントです。手前味噌ですが、他の薬学生向けイベントにはない要素がたっぷり詰まっていると思います。

…とはいえ!
やっぱり学生にとっては"学びがあるかどうか"は大切なポイントですよね(いまさら)。今回の記事ではこの学びという部分にフォーカスし、改めてプログラムについてご紹介したいと思います。

キャッチコピーは「理想の薬剤師から、なりたいわたしに。」


大阪のキーワードは「地域×在宅」

そもそもこのPA-C-MANサミット、大阪からはじまり、愛知、東京と場所を変えて3回にわたり開催します。

「なぜこの3箇所?」という話は何度もしていますが、このプロジェクトに携わっている3薬局が大阪・愛知・東京にあるから。ただ、それぞれの薬局の特色にあわせて実は内々にテーマがありまして、大阪は「地域×在宅」をテーマにしているんです。これは大阪にあるくるーず薬局が設立から今までずっと在宅に力を入れているから。

なので、結論をお伝えするのであれば、大阪開催回で学べるものは、「教科書には書かれていない在宅のリアルな難しさやそれを乗り越えるための方法」というのが答えになります。


どうやって学ぶのか

では、どうやって「教科書には書かれていない在宅のリアルな難しさや、それを乗り越えるための方法を学べるのか」ですが、現場で実際に仕事していただく…のではなく、今回は現場をリアルに体験できるワークを用意しています!

ワーク①「在宅薬局で活躍するには。持続可能な在宅を学ぶ」

<ワークの流れ>
❶在宅業務についてくるーず薬局の薬剤師から説明
❷「薬剤師による在宅業務」をテーマにグループワーク
❸ ❷で話し合った内容を発表・意見交換
❹ワークでの学びを発表

2日目に実施するワークでは、様々なシチュエーションを想定しながら在宅業務の最適フローを検討。教科書上での知識だと、在宅とは「患者様のご自宅に薬を持っていってそこでお体の状態をヒアリングする仕事」とされていますが、実際の在宅業務は処方箋が一度にたくさん来たり、在庫のない薬があったり…など、イレギュラーとトラブルがつきもの。

そんなときにどのように考えて、チームで対応していくのか。このワークでは実際のシチュエーションを想像しながら考えていきます。

「実習で在宅の現場を見ている」という学生も多いと思いますが、実習で見た現場のさらに先の、まさに"在宅のリアル"を知れるくるーず薬局ならではのワークです。

ワーク②「大阪市住吉区を知り、地域に必要なアクションを考えよう」

<ワークの流れ>
❶アイスブレイク
❷大阪府住吉区に関する資料を配布
❸「薬局が地域にできること」をテーマにグループワーク
❸ ❷で話し合った内容を全体発表

順番が前後しますが…。

1日目に実施するワークではくるーず薬局がある大阪府住吉区を深掘り、薬局として地域にどんなアクションを起こせるかみんなで意見交換します。なんと、採用されたアクションはくるーず薬局で実際に取り入れていくというお話も…!

「住吉区に行ったことがない」という方もご安心くださいね。グループワークの前には、住吉区について知識を深める時間も用意しています。

地域を知り、自分の立場や役割から地域に必要なアクションを考えるワークは、きっとどんな場所での仕事にも応用できるはず。実際に薬剤師として働いている先輩はもちろん、薬局の経営者が何を考え、どういったアクションを起こしているのかを知れる、これまた他にはない有意義すぎるワークです。


プロジェクトメンバーが思う学びポイント

せっかくなのでPA-C-MAN PROJECTのメンバーにも、このイベントでの学びポイントを聞いてみました!

1年目薬剤師が思う学びポイント

理想論ではなく、実現可能な薬局づくりを経営者と同目線で考えることで社会人の前準備ができると思います。あと、自分の意見が実際に一薬局の取り組みとして進行していく可能性があるのはワクワクしますよね。教科書上には書かれていない在宅のリアルな難しさを体験できるのも学びポイントかと。「在宅をやっていきたい」という薬学生は、薬剤師になってからの在宅のハードルがぐっと下がると思います。
(パナプラス薬局 水谷)

3年目薬剤師が思う学びポイント

感覚ではなく、実際のデータや数値に基づいてアクションを検討できる点は学びになると思います。授業と違って、現在進行形で薬局を展開している経営者や、そこで働く薬剤師の立場に立って考えられるのも面白いですよね。経営者から意見をもらえたり、フィードバッグを受けられる機会も貴重だと思います!
(くるーず薬局 山本)

4年目薬剤師が思う学びポイント

地域へ向けたアクションを考えるワークでは、何より経営者の視点に触れられることが貴重だと思います。在宅のワークもOSCEのような形式ばったものではなく、よりリアルな現場が見れるのは学びにつながると思います。
(まんまる薬局 堀川)


締切は10月27日まで

どんなサミットになるかイメージは持っていただけましたか?キーワードは「地域×在宅」なので、大阪で薬剤師をやりたいと思っている方にもきてほしいし、そうじゃなくても在宅に興味があるという学生さんには、学びになるポイントがたくさんあると思います!

締切期日はもうまもなく。10月27日(日)まで参加者を募集しているので、この記事を読んで興味を持った方はぜひ11月9日、10日にお待ちしています!

▼申込はこちらから



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