”頭が良くなる科学的な方法” を読みました
頭が良くなる科学的な方法を学ぶ
最近、子育ての一環として『頭がよくなる科学的な方法を教えてください』という本を読みました。我が家には8歳と6歳の息子がいます。彼らの成長を見守りながら、親として何ができるのか考えていきたいと思っています。頭の良い子供を育てるためにはどうすればよいのか、この本から得た知見を、備忘録としてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
対話形式でサクッと読めるので興味があれば読んでみてください!
脳を成長させる5つの要素
脳を成長させるために大切な要素は以下の5つがあるそうです。
1. 熱中体験
2. 知的好奇心
3. 自己肯定感
4. しなやかマインドセット
5. 生活習慣
1,2 熱中体験と知的好奇心
何事も興味を持つことから始まります。熱中して取り組むことで、自然と知識が身につきますし、ビジネスの世界でも、一つのことを突き詰めて活躍してる人って輝いてますよね。好きこそものの上手なれ、ですね。
3,4 自己肯定感としなやかマインドセット
私の息子たちは引っ込み思案で慎重な性格なので、何かに挑戦することをためらうことが多いです。失敗してもそこから学び、成長できる子供になってほしいと願っています。親としては、結果ではなく努力したことを褒め、挑戦する気持ちを応援することを心がけていきたいですね。
5 生活習慣
我が家では、8時にはベッドに行くことを心がけ、しっかりとした食事をとるようにしています。健康的な生活習慣が脳の発達にも良い影響を与えることは言うまでもないですね。
学校の成績を伸ばす6つの力
成績を伸ばすためには以下の6つの力が必要
1. 実行機能
2. 知的好奇心
3. 創造性
4. コミュニケーション力
5. 自己肯定感
6. やり抜く力(GRIT)
1. 実行機能を伸ばすには?
• 規則を守る
• 親子で計画を立てる
• 優先順位を決める
• プログラミング
• 楽器の演奏
• ごっこ遊び
• 運動や外遊び
• 何かをやり抜く
実行機能が優れている人は、頭の回転が早い人なのだそう。また自制心が高い人は学力も高いことが証明されており、ルールを作って「自制心」を伸ばしていくことが大切なんだそうです。
2. 知的好奇心を伸ばすには?
• 幅広い知識や情報に触れる
• 図鑑や百科事典を読む
• 歴史、文化、芸術の本を読む
・さまざまなリアル体験を増やす
• アウトドア体験
• 動物園、博物館、美術館、科学館
• コンサートやイベント
• 習い事のトライアル体験
子供は知的好奇心の塊、親としてはその好奇心を削ぐようなことだけはやらないように心がけたいですね。忙しいと怠りがちですよね。。
3. 創造性を伸ばすには?
• 様々なインプットを増やす
• 本、絵画、音楽
• 様々なアウトプットを増やす
• 楽器、絵、工作
• 批判しない、型にはめない
創造性が高い人ほど読解力、数学、理科の達成度が高かったんだそう。
また、親が批判したり型にはめようとするのはNG
4. コミュニケーション能力を伸ばすには?
言葉を用いたコミュニケーションを増やす
親子の対話の時間をできるだけ増やす
子どもの話をじっくり聞く
あいさつをする習慣を身につける
読書の習慣を身につける
言葉を用いないコミュニケーションを増やす
表情や仕草を伝える
ネットよりもリアルなコニュニケーションを増やす
スマホなどの利用時間を決める
個人的に一番大事なのは親子の対話をできるだけ増やしていくことですね。
家族として暮らしていて、この時間が少ないのはあまりにもさみしいですし。
5. 自己肯定感を伸ばすには?
大人の関わり方を変える
感謝の気持ちを持つことを教える
長所や短所も個性として受け入れる
結果ではなく努力を褒める
多様性を教える
自分の良いところを見つけさせる
他人の良いところを見つけさせる
自分の強みを伸ばす
日本人は諸外国と比べて自己肯定感が低いそうです。確かに日本人はあんま褒めないですからね。。
6. やり抜く力(GRIT)を伸ばすには?
• 家族で何かをやり抜くことに挑戦する
• 興味を持ったことを大きな目標に結びつける
• 大きな目標を小さな目標に分割して達成していく
• 小さな目標の達成を繰り返し、自己信頼を育む
• 努力の重要性を意識する
GRITめっちゃ大事ですよね。ぶっちゃけ仕事もほとんどの職種ってそこまで頭の良さって求められないと思いますね。それよりも何事も最後まで粘り強く完遂できることが大事だと思います。この辺は学歴とか関係なしにできる人はできますね。
東大生の共通点
• 並外れた熱中体験をする
• 自然や異文化に触れるなど様々な体験を持つ
• 親子で一緒にいろんなことを体験する
• 親子仲が良好でコミュニケーションが多い
• 「勉強しなさい」と言われたことがない
• リビングルームで勉強している
• 家族全員が規則正しい生活を送っている
• 勉強自体が好きで、効率を追求している
東大生が小学校の時に親からかけられた言葉
• 「なんでも好きなことをやっていいよ」
• 「勉強は好きなときにしなさい」
• 「自分の人生なんだから自分で決めていいんだよ。サポートはするから」
• 「勉強はやればやるほど伸びる。それが楽しいんだ」
• 「負けたら自分のせい。勝ったら人のおかげ」
• 「パパ(ママ)はなにがあっても味方だ」
• 「面白いね。よくそんなことに気がつくね」
• 「あなたは努力しているから、誰かがきっと褒めてくれる
子供の年齢とその時にやるべきこと
• 0歳:
• 1歳: 本の読み聞かせ(対話式読み聞かせ)
• 2歳: 知的好奇心を育む(子供は模倣で育つ、文武両道)
• 3-5歳: 運動、楽器
• 8-10歳: 英語習得
• 小中学生: コミュニケーション
この本の内容を通じて、子供の成長に必要な要素や具体的なアプローチが理解できました。日々の育児に取り入れ、息子たちが健やかに成長する手助けをしていきたいと思います。ぜひ皆さんも参考にしてみてください。