【NOAH】もんたプロレス観戦の旅に出る【大阪 プロレスリング・ノア編】
5月にN-1の日程が発表されて以降、私は迷っていた
どこかで遠征に行こうとは決めたのだが、職業柄お盆は繁忙期で休みを取りにくいが日帰りができる8.14広島と、休みは取りやすいが泊まりになる9.3大阪どっちにするか?である
個人的な思い出の地でもありギリギリ日帰りもできるという事で広島に傾きかけてた私の気持ち、しかし状況は一変する
N-1前の7月の武道館で武藤選手の引退ロード第1弾で対清宮選手のシングルが行われると発表されたのだ
このタイミングで武藤選手と決着をつけるのならば、必ず武藤選手を越えN-1優勝は絶対なのだ
清宮選手にはノアがずっと置き忘れて来たものを持ってきて貰わなければならない
必ずやって貰わなければならないのだ
(我ながら随分な事を言ってると思う。この辺の清宮選手への想いは話し出すと長くなるのでまた別の機会があればそこで)
しかし、私は清宮選手を強く信じるおじさんでもあるので、清宮選手が必ず武藤選手を超え、N-1制覇を成し遂げてくれると信じ決勝が行われる大阪遠征を決めた
しかし大阪だと泊まりかぁ、直ぐに帰るのもなんだし翌日どうしようかな?等と考えてると東京女子プロレス(以下、東女)が翌日、名古屋国際会議場で興行を行うと発表される
2年前より東女を見始め好きになってた私は翌日名古屋での東女初観戦とサイン会参加を決めた
こうして私の大阪・名古屋プロレス観戦の旅が決まった
旅の一番の目的はもちろん清宮海斗選手の優勝を見届ける事だ
いざ大阪へ
9.3早朝、前日楽しみで全然眠れなかった私は3時間くらいで目が覚めた
まるで遠足前の子供のようなメンタルである
家を出る時間が近くなり私が家を出ると同時に雨が降り出す
そして、私が駅に着こうとする頃、雨は止んでくる
(神様、私は一体何をしたのですか?)
とにかく時間は迫っていたので電車へと乗り込み岡山へ
岡山に着くと、現地で会うであろうTwitterのフォロワーさんである、はやしげさんと、仲良くして頂いてるけど昨年現地ニアミスした肉球犬さん(以下、肉さん)と会えた時の為にお土産を買う
肉さんとはTwitter上で今回もニアミスしましょうと言う私と、捕獲すると言う肉さんとのバトルが始まっていた(もちろん冗談です)
そして、新幹線で新大阪へ
新大阪駅に着くともう何この迷路、いや迷宮
私は駅構内で迷っていた
あっちでキョロキョロ、こっちでウロチョロ、もう田舎者丸出しである
焦るわたし、スマホのナビを見ても周辺地図はくれても構内地図はくれない
(周辺地図は良いから私に構内地図、構内地図を…)
いや、分かってる、聞けば良いのだ
一言そこら辺にいる人か駅員さんに「御堂筋線に乗るにはどう行けば良いのですか?」と言えば良いだけなのだ
それだけで直ぐに解決するのだ
しかし私は自意識過剰な思春期メンタルのおじさん、見ず知らずの人に声をかけるのはハードルが高い
もうどれくらいウロチョロしただろう?もう絶望しかけた時に御堂筋線への道を見付ける
田舎者に都会の鉄道事情はレベルが高過ぎた
何とかなんば駅まで来た私は駅を出ると大阪は天気が良かった。私の手には雨傘が…
(邪魔だなこの傘)
最早どっかに立ち寄って旅気分でもという気力も時間も無くした私は時間を潰すように周辺を適当にうろついた後、近くのコンビニによりポカリを買い、エディオンアリーナへと向かった
ノアジュニア正規軍サイン会
エディオンアリーナに着いた私は入場列に並ぶ…長い、とても長い…4列で並んでたのにとにかく長かった
開場されると特に何の予定も無かったのでとあえずグッズ売り場へと向かった
結果的にこれは大正解だった
この日の物販列大盛況でゆっくりしてたらサイン会に参加出来るかも怪しかった
とにかく長いグッズ列、そして蒸し暑いロビー
幸い私は比較的早目に並んだのでまだマシだったのだが後から並んだ人は本当に大変だったと思う
私は、ノアジュニア正規軍のサイン会対象のNinnovationのTシャツのニューカラー・N-1記念タオル・トレカ風アクスタ×2を購入する
後に丸藤選手のサイン会対象グッズを買い忘れる痛恨のミスに気付くのだが、この日のグッズ列はとんでもなく長い…並び直しても時間内に買えるかも怪しい、諦めるしかなかった
サイン会待機列でJr正規軍の皆さんを待つ間も汗だくだ
このままではずぶ濡れで記念撮影になってしまう吹き出す汗とタオルの闘いが続く
(それにしてもこの傘本当に邪魔だな)
そんな事をしてる間に私の番だ
目の前には思入れのある小峠選手(と吉岡選手とYO-HEY選手)
しかし自意識過剰な思春期メンタルのおじさんである私はもちろんスタッフさんには声かけられても選手に声などかけられるはずもない
スタッフさんに聞かれ目立つ前面にサイン入れをお願いし撮影スペースに移動し待機
(小峠さん、かならず貴方の時代を作ってくれると信じてます)
心の中でエールを送る
そうつまり何もしてないのだ
もんた捕獲される
サイン会を終えた私はレッスルユニバースの会員特典を受け取ると席に着く
この視界は…完全に勝利です
最高のアングルで清宮選手の優勝を見届けられる
神は存在してたんですね
席につき時間があったのでTwitterをして時間を潰す私、そのTwitter上のやりとりから仲良くさせて頂いてるフォロワーさんのはにゃにゃん。さんにご挨拶させて頂く為にロビーに行き落ち合うと、これまた仲良くさせて頂いてるはやしげさんと肉さんもはにゃにゃん。さんと居てここで肉さんに捕獲される
皆さんと少しお話をしお土産を渡して、皆さんのお仲間も加わり記念撮影という事で撮影して最後に皆がポーズを決める中、棒立ちの私
しかし、私は小峠さん魂を忘れない男
ポーズは取れなくても私にできる事はあるのだ
そう、私はちゃんと最後の1枚はシャッターが押される瞬間にわざと目を瞑っておいた
フラッシュなんてもちろん
ないのにである🙄
再び私は席へと帰ると大会の開始を待った
昨年の広島でも思ったけど最近のノアのビッグマッチの光の使い方、めっちゃ綺麗じゃない?
第1試合
大原選手とクレイジー選手のジャベの技術の攻防の末に大原選手の勝利
大原選手激推しのフォロワーさんの顔が浮かぶ
第2試合
稲葉・モリス組とグリーン・ロジャース組の熱戦に会場のボルテージが上がったのを感じる
モリス選手めっちゃバキバキだった
第3試合
デデンッ!テーレーレー
ジュニア正規軍入場、小峠選手の入場曲「SWITCH ON」が流れる、私のスイッチもオンである
試合も耐えて耐えて耐え抜いた小峠選手が取って私も満足だ
第4試合
とにかくもう北宮選手が熱い、船木選手にガンガン行く姿が熱すぎてカッコイイ
北宮選手キてるキ続けてる
ナショナル挑戦行ってくれ
(後にタイトルマッチが決まる)
第5試合
小島選手めっちゃうるさいやん(褒め言葉)、杉浦選手酷い事するなぁ(褒め言葉)、このタッグ良くない?
第6試合
もうめちゃくちゃ面白い、ウルフ選手がベイン選手を柵に投げた時は味方さんがお口あんぐりだったのを私は見逃さなかった
第7試合
ティモシー・サッチャー選手に「顔が怖いんだよコノヤロー」と叫ぶ望月選手
(もっちーさんもサッチャー選手の顔は怖いんだなぁ)
勝利し試合後リングを占拠する杉浦軍カッコよすぎ
(あれ、カシン選手はどこ?)
第8試合
王者組の入場、クリス・リッジウェイ選手の入場曲での登場にテンション爆アゲである
(私は彼のカッコイイ入場曲が大好きだ)
知ってたけどEita選手、うるさい(褒めてる)表情はもっとうるさかった(最上級に褒めてる)
クリス選手が取った事もあり2度目のクリス選手の入場曲が鳴り響く中、小峠選手と吉岡選手登場、マイク途中でベルトで殴られ会場から思わず笑いが
しかし、小峠選手に思い入れのある私は、何しとんねん。この借りはタイトルマッチで返すからな(小峠選手と吉岡選手が)である
そして、3回目のクリス選手の入場曲に大満足
(この人の感情忙しいな)
セミ
グレート・ムタ選手の大阪ラストマッチ
他にも新日グレートオーカーン選手参戦、対戦相手には拳王選手、負傷欠場してたタダスケ選手おかえりなさいと話題に事欠かない1戦
しかし、ここに至ると私はメインが気になって落ち着かない
記憶もあまり無い
ムタ選手が空に向けて吹いた毒霧は綺麗だった事は覚えてる
(後にユニバースで試合も楽しみました)
メイン
さぁ、いよいよメイン
これを、いや私は清宮選手の優勝を見に来たんだ
しかし今のノアはそんなに甘くはない不安がよぎる…いや強い信念で清宮選手の勝利のみを信じるんだ私
清宮海斗選手vs鈴木秀樹選手のN-1 VICTORY2022決勝、世界一を決める闘いのゴングが鳴る
濃厚なグラウンドの攻防、スタンディングでも組み合い続ける2人、一進一退の攻防、魅入る私、緊張感エグい
どれくらい時が流れたろう?徐々に鈴木秀樹選手のペースへと
(大丈夫だ、もんた。清宮選手は成し遂げる男だ)
場外での攻防、反対側にある私の席からは見えない。モニターに目を移す
雄叫びをあげた清宮選手のランニングドロップキック
(行け、今だ)
私の拍手にも力が籠る
打撃戦に打ち勝った鈴木選手が何か言ってる
(後で映像を確認したら「やってやるよオラァ」と聞こえた)
コーナーからのダブルアームに私の心も揺れる
(信じるんだ、もんた!揺れるな。信じた抜いた者だけが見える景色は必ずある)
その後も続く鈴木選手の猛攻をフランケンシュタイナーで返した清宮選手の形振り構わないカバーに心揺さぶられる私
そのまま変型のシャイニングで清宮選手の勝利
感情が追いつかない私
(ちょっと泣きそうになったけど自意識過剰な思春期メンタルの私は人前で涙など見せられない)
清宮海斗選手優勝!
こぼれる笑顔、今回の旅の一番の目的、Twitter上で私が一方的に清宮選手に共に笑おうと言った約束は果たされた
(それ約束ちゃう、押し付けや)
「俺は、ノアは絶対に裏切らない」と宣言したその言葉にグッとくる
(必ずまた清宮選手の、ノアのプロレスを見に来ます)
そして、リングを降り四方の客席に挨拶に来てくれる清宮選手
さぁ私よ、清宮選手が東側から北側に来る間にその鞄の中の清宮海斗応援タオルを掲げるのだ
しかし私は清宮選手に見とれている
そう私は思春期メンタル改め乙女メンタルのおじさん
清宮選手から目が離せなかった
彼が持つ多幸感をもたらす前向きなパワー、それこそが彼の一番の武器なのかもしれないと思った
藤田和之選手サイン会
大会終了後、藤田選手・カシン選手・船木選手・参戦外国人選手のサイン会があるとアナウンスされる
全員参加したいのはやまやまだが、この日の人の多さを考えて、どうしても逃したくなかった藤田選手だけにした
(私は藤田選手も大好きなのである)
開始前に比べると減ったとはいえ、やはり列は長かったが清宮選手の優勝を見届けた私は気分良く待てた
私は藤田選手のポトレを買いサイン会列へ、私の番がくる
藤田選手の手はとても大きく包み込むように優しかった
「ありがとうございます」とかけてくれる声も優しかった
(でもこの手、屈強なレスラー達をぶちのめしてる凶器なんだよなぁ)
そして宿へ
最大の目的を果たし満たされエディオンアリーナを後にした私は宿へと向かう
もちろん自力なんて無理だ
スマホのナビだけがお友達だ
ナビに導かれて電車に乗り、目的駅へ、そして歩き始める…どんどん街中からは離れて行く
途中のコンビニで食料を買った私はまた歩き始める
(あれ?めっちゃ住宅地じゃない?大丈夫?)
歩き続ける私、辿り着いた宿、ナビ様ありがとうございました
宿に着くと外国人のスタッフさんに案内されるのだが、微妙にすれ違う会話を経て何とかチェックイン
風呂に入り汗を流した後、コンビニ飯を食べ戦利品の整理をして、明日に備え眠りにつく
さぁ明日はこの幸福感を持って初めての東女観戦だ