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【発電所紹介シリーズ】パシフィコ・エナジー久米南メガソーラー発電所ってどんなところ?
はじめまして。パシフィコ・エナジー久米南メガソーラ発電所で、電気主任技術者として発電所の運転管理を行っている多田です。
久米南メガソーラ発電所は、岡山県の中央部、岡山市と津山市の中間に位置し、冬期は少しですが積雪があります。パシフィコ・エナジーの発電所第1号として2016年3月に運開し、8年間順調に発電を続けています。発電所敷地面積約118万平方メートル、直流出力32.3MW、交流出力26.5MWで、パシフィコ・エナジーの中では小ぶりな発電所ですが、運開当初は県内最大規模でした。発電所の敷地は、ゴルフ場開発が途中で頓挫し荒地となっていた土地を活用したものです。このため、基本的なレイアウトはゴルフ場と同じで、18カ所の発電エリアとその間の林地で構成されています。
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運転管理で心がけていること
こまめな点検・修繕
近隣への悪影響や予期せぬ発電停止を極力防止するため、設備をこまめに点検し異常があれば直ちに修繕を行っています。
新技術の積極活用
発電所は山の上にあるため、雨水は麓の田畑に流れます。このため、発電所では除草剤などの薬品は一切使用していません。一方で、除草に多くの労力が必要になります。省力化のために除草ロボットなどを積極的に活用しています。
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膨大な数(約10万枚)の太陽光発電モジュールの点検には多くの労力が必要です。省力化や精緻化のためにドローンを使った上空からの点検を積極的に活用しています。
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経年化対応
今後は経年化も進んでくるため、どのように対応するのが良いか早目に検討を進めています。