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ポートランドの外側 -気候-

ポートランドの外側について綴ると言っておきながらも
最初にポートランドの気候を伝えておくと、夏以外は雨がデフォルトだ。

私は雨が大嫌いだ。
この時点でおそらくポートランドには向いてない。
唯一それだけが、引越先をポートランドに決めるときにひっかかっていたことだった。

けれど、”住めば都” な性格なので毎日の雨にも慣れた。
毎日の雨と言っても、いつも1日中ひっきりなしに降り続くわけではなく(まぁそんな日もあるが)
シトシトした雨が降ったり止んだりということが多い。
1日のうち必ずどこかのタイミングで降られる、といった感じだ。
雨がデフォルトなので ”おしゃれをする” という概念がなくなった。
濡れてもいい靴+レインパーカーがデフォルトだ。もはや傘はささない。

そして2017年は特に雨が長かった。

来る日も来る日も雨。
これでもかというほど絶えることなく雨。

ローカル新聞によると、2016/10/1から2017/4/30まで149日続いた降雨日は記録を塗り替えたそう。
149日はさすがに長かった。。

その間の12月や1月には珍しく30センチ近くの積雪もあったが、
雪に慣れていないこの街には除雪という文化がないため、
道路に積もりっぱなしの雪は凍り、公共交通機関や学校等の機能は止まり、
1週間以上、街そのものが静まり返るという事態になった。
もう勘弁して欲しいと何度思ったことか。

それでも私はポートランドが、オレゴンが大好きだ。
ローカルの人たちが口を揃えて、”夏だけは本当にいいからそれまで我慢して” と言うように、
夏はそれはもう最高なのだ。

ポートランドの ”夏” と言われる時期はだいたい6月〜9月頃。
5月を過ぎた頃から、晴れ間がのぞく日が増えて人々が浮かれだす(この時点で人々は庭でBBQをやりだす)
6月を過ぎると雨が降らない日が増え(この時点でキャンプし始める人が増える)
7月8月になるとほとんど雨も降らず、日本のような湿度もないので、気持ちのいいピーカンのお天気が続く(この頃、私は毎週末キャンプ)

毎日がビール日和の季節到来だ。
街中でも自然が豊かなので、木々が青々として至る所で花が色とりどりに咲き乱れる。
近所のそういった移り変わりを感じるだけでも心があらわれる。

ポートランドから車を30分も走らせるともう街からは抜け、
川や森林公園、ハイキングができるような山に行ける。
2時間も走ると太平洋沿いのビーチにも行ける。

ちょっと足を伸ばせば 山 川 湖 海 と豊かな自然を楽しめる。

このまま一生終わらないで!と夏の終わりが近づく度に切に願うのがポートランドの夏なのだ。

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