PDGONの第3期Σリーグ振り返り:レギュラー第20節
Pacific Dainagonです。
今回は、8/7(水)に行われた、第3期Σリーグのレギュラーシーズン第20節の試合を振り返っていきます。
対戦表はこちら。
私は第2試合、最終戦のC卓です。
対戦相手は、えんぺんみーしゃんさん、るなすぺ後藤プロ、遊楽亭トリス10さんです。
ここで颯爽と登場したMVPみーしゃんさん。育成枠ながら最終戦を任される辺り、チームメイトからの信頼を感じます。
取り合えず麻以麻いの状況を軽く説明しておくと、最低限トップは取らないとレギュラー通過の目がありません。
80000点ぐらいのトップが取れればなお良し、それでも別卓のPleiadesが勝つとほぼ無理なので、かなり厳しい状況です。
できることをやるしかないですが、この麻以麻いというチームに選ばれて、しかも最終戦を任された以上、やはり勝ちたいという思いは強いです。
後はどれだけ運が味方してくれるか。
最終戦、振り返っていきましょう。
東1局
2sが2枚切られたのがややネックですが、4sも1枚切られてしまったので、素直に形で受けます。
手としてはあまり鳴きたくないですが、これ以上25sが切られると苦しくなりそうなので、7m78pを鳴いてのテンパイは視野に入れていました。
先制リーチを打つも放銃。
枚数3対1ですってよ奥様。
満貫なかっただけマシだと思っています。
東1局1本場
678の三色と、ドラが6mなので微妙ですが789の三色があります。
4sくっつきが大体リーチドラ1止まりになるのが不満なため、珍しく三色を追って打4sとしました。
親の後藤プロからのリーチ。
トップを取らないといけないとはいえ、さすがに愚形愚形のシャンテンで親リーには押しにくいです。
三色になる時には9pに加え、2pか4pの2種押しが前提になってしまうのが厳しいので、一旦白で回りました。
8pが現物ですが、4枚全て見えてノーチャンスになりました。
9pは単騎にしか当たらないですし、三色が不確定にはなってしまいますが大体でタンヤオ+三色で押し返せるので、9pを切って粘りました。
ポンテンを取りました。
8mは現物なので瞬間安全にテンパイを取れますし、3900の打点は大きいです。
なんとかギリギリでアガって加点できました。
東2局
大事な親番1回目。
テンパイはしましたが、リーチドラ1のペンカン3s。
しかも下家はソーズホンイツ模様で、なおさら3sの場況が悪いです。
巡目的にもまだ余裕はありますし、外しておけば打点は必ず上がるのが大きいです。
1sで外すか2sで外すかですが、2sで外すとイッツーが残るものの、5sと9sの2種を引かないと完成しません。
1sで外すとタンヤオが確定し、おまけで345三色にもなるかもしれないので、最高打点と打点上昇のしやすさで打1sとしました。
正解は即リーだったようです。
今の自分には選びにくい選択肢ですね。
引いたものは仕方なし、フリテンとはいえ今度はタンピン一盃口赤で打点十分なので、リーチを打ってツモりにいきました。
が、結果はトリス10さんの追っかけにツモられ。
ミスだとは思っていませんが、アガり逃して親も落ちて厳しい展開です。
東3局
少し悩ましい手牌ですが、形的に七対子にするつもりはなく、その場合さすがにリャンメンとはいえピンズの三度受けが苦しいです。
ということで7788を1枚外しました。
一応7pのトイツの方を残しておいた方がドラの4pを引いた時にちょっとだけ活きるかなと考えましたが、誤差だと思うので8pの強いシャンポンを残す方が良かったかもしれません。
配牌を開いた時から、あまり鳴くことは考えていません。
勝負手なのでリーチ効率を重視して打っています。
ここは8mを切るか5mを切るかですが、5mを切ると赤5mでのダイレクトテンパイを逃すものの、最終形が5mシャンポンより8mシャンポンの方が強いです。
赤5mを引いてもテンパイしないだけで使えてはいるので、リーチ重視の打5mとしました。
一応6mを引いた時は8mを切ってあった方が少しだけ良さそうですが、それすら微差っぽいので最終形の方が大事かなと自分の中では結論付けています。
赤5mのポンテンを逃し放銃と、最悪の結果になりました。
自分の中ではベストな選択だと思っているので、こちらもやむなしかなと思います。
8sもラス牌ですわよ奥様。
東3局1本場
ドラを使い切る打8mが普通ですが、3mが2枚切れ。
一手変化で678の三色もあるので打2mと悩みましたが、結局一手先の話でしかなく、ツモ8sの時にはソーズ三面張を活かす手もあり完全な裏目ではないので、素直に打8mとしました。
チーテンを取りました。
もちろん打点が欲しいですが、さすがに愚形愚形のシャンテンで、ここをスルーしてはアガりは厳しそうです。
最低限の目標はトップを取ることで、これを鳴くことはトップに対しては近付いていると判断し、鳴きました。
456三色には全く気付いていませんでした。
結果に影響はありませんでしたがこれは要反省ですね。
シャンポンに受けるとフリテンですが、さすがにこの巡目ではアガリ自体が厳しいです。
上家は降りていそうですし、親にも2pは通っているので、打2pとしました。
4pを切ると12000の放銃でした。
この巡目だから良かったですが、もっと早かったり、4pではなく7pの方だったら危なかったですね。
東3局2本場
自分でアガれるならアガりたいですが、けっこう苦しめな手牌。
1枚切れているダブ東から切っていくのがセオリーだと思いますが、親は3s3pと中張牌を切ってきており、かつ変則手っぽい切り順でもないため、安牌でない孤立字牌は大分持っていなさそうです。
こういう時は1枚切れ字牌の安全度もそこそこ信用できそうなので、生牌の發から切っていきました。
東3局3本場
前巡1pを打ったところからかなりホンイツを意識しています。
ソーズ以外で唯一のターツのペン3mも弱いですし、8mにくっついてもイッツーなどにならなければ微妙なので、ホンイツ寄せの打8mとしました。
親リーが来ました。
鳴いても2シャンテンですが、7sや1sも現物で鳴けるかもしれませんし、この勝負手が成就すれば非常に大きいです。
最悪降りも効きそうなので、鳴いて前に出ました。
7sをチーして北で放銃。
この北が当たるようでは厳しいなというところです。
東3局4本場
トイメンからのリーチ。
戦えないものは戦えないので、3pから抜いてベタオリしました。
東4局
七対子の1シャンテン。
赤受けのためと、4pツモから1mトイオトするルートも一応考えて打7pとしましたが、トイメンが7pをあまり持っていなさそうなので、山には若干7pの方がありそうです。
すでにドラドラで打点は十分なので5pを切った方が良かったかもしれませんが、この辺りはよく分かりません。
ドラが出たので鳴きました。
トイトイの1シャンテンです。
この後タンヤオにいくルートもなくはないですが、ちょっと厳しめなので基本的にはトイトイ一本で考えています。
テンパイはしたもののアガれず。
こういう勝負手一つが決まるか決まらないかで結果に大きく影響します。
ツモれば跳満、アガりたかったです。
東4局1本場
安牌兼打点の種としてドラの東を持っていましたが、ここでリリース。
ツモ89pでの好形変化、特に8pならタンピンまで見込めるので、4mは持っておきたい牌です。
リーチを打ちましたがここもアガれず。
2sもラス牌でした。
このくだりもう撮れてるんで大丈夫です。
南1局
打点もなく愚形だらけ、まっすぐ進めてもあまり良いことがなさそうです。
西はオタ風ですが、重なればホンイツトイトイなんかの可能性もあるので、少し寄せていきました。
結果何者にもならず。
南2局
勝負所の最後の親番。
大分純チャンに寄った手牌が来ました。
4sと6sでリャンメンを逃すのも痛いですが、鳴いて満貫ある手なので、鳴けなくなるのも微妙です。
リャンメンができるなら46sよりも3sを引いて14sターツができる方が良いので、打5sで端に寄せていきました。
23mならまだしも、8mが頭になっては三色になりません。
なのでリーチ手順を最大化して、形で打8pとしました。
ここで少し時間を使いましたが、鳴くのはすでに決めていました。
門前で跳満・倍満まであるのは惜しいですが、下家に2副露されていてあまり猶予はなさそうです。
すぐに鳴いて自信のあるテンパイだと思われたくなかったので、ちょっとでもなめてもらって1mが出やすくなったらいいな、ということで少考してのチーとしました。
ギリギリのところで1mをツモ。
いつ下家がアガってもおかしくなかったので危なかったです。
なんとか首の皮一枚繋がりました。
南2局1本場
2巡目からずっと1シャンテンではあったところ、ツモが縒れて時間がかかり裏目の6sツモ。
めちゃくちゃ悩みました。
58sがフリテンなので6sを切りたいところですが、トイメンと上家が仕掛けていて当たるかもしれず、かつ当たらないとしても6sを切った方が良いとは限りません。
58sは薄いわけではなく、最終形が弱くなるかもしれませんが、テンパイまでの受け入れは9sを切った方が広いです。
9sが2枚飛んで縦重なりが弱くなったこと、ツモ79m以外ならフリテンにならないリーチを打てることなどから、打9sを選択しました。
しかし残念ながら、横移動で最後の親番が流れてしまいます。
南3局
親が落ちたところにこの配牌、まぁまぁ絶望的です。
とはいえ、トップを取るだけであれば、まだ現実的な差が残っています。
自棄の国士はせず、現実的に残っている条件を追って打ちました。
見違えるような手になりました。
やはり麻雀はツモ。
9pを切っていますが4567の四連形は強く、ここをキープしておくことで次のドラ引きにも対応できます。
また、打2mとして3m先引きのピンフを見る手もありますが、今回は4sのトイツがかなり横伸びしやすい牌なので、トイツはもう1つ残しておきたいです。
ということで、3mの二度受けを嫌い、変化を最大限見る打1mとしました。
親リーが来ましたが、ここで日和っては勝ちはありません。
最後の勝負所と見て、まっすぐ押していきます。
待望のテンパイが入りました。
跳満ぐらいをツモれると一気にトップが見えてきます。
望みを託してリーチ。
これもアガれず。
枚数はこちらが1枚有利でしたが、これが麻雀なのだから仕方ありません。
ここからは本当に打点を作っていかないとアガれないので、かなり勝算の薄い戦いになってしまいました。
南3局1本場
なんとかして打点を作らなければいけない状況。
9sはタンヤオにするには不要ですが、456三色には必要な牌です。
白を切ると三色の時のヘッドが不確定になりますが、白の1翻では十分な打点になりませんし、ここを切っておけばタンヤオも三色も追えるので、白を落としていきました。
白のトイツを落とし切ったところで親リーチが入り、気分は最悪です。
現状の形で押しても打点はありませんし、親がアガるのはそこまで状況も変わらないので、本線は降りです。
6sのワンチャンスと、赤5sが見えたことで7sを切りましたが、スジの7pの方が良かったと思います。
一応カンチャンターツを落としてのリーチなので普通よりはややスジの放銃率が下がっているでしょうし、7sの後4sも切れるならまだしも、さすがにスジをもう1本開拓するほどではなさそうです。
南3局2本場
取り合えずマンズのイッツーと、ドラを引いての三色なんかが視野に入ります。
19sを使ってもあまり打点は付かなそうですが、7pも特に打点に寄与していないので、7pから切っていきました。
4p、9mともに打点の種で切れないため、1sか9sのトイツ落としになります。
横伸びした時に1sの方が若干強いため9sを切りましたが、打点を見る上ではあまり関係ありませんし、これくらいの状況なら普段全く役に立たない裏ドラ効率を持ち出しても良かったかもしれません。
イッツーの1シャンテンになり、先に4pを切りました。
4mから引いた場合は234もあるので4pを残しそうですが、この形になるともうドラの2pを引いてもカン3pターツを残しにくいですし、赤5pは痛いですが黒5pならあまり意味がありません。
また、親の捨て牌がかなり速そうに感じ、白も安牌ではないですが一応少しでも安全な方を残したかったのと、自分の和了が最優先な場面では鳴かれるだけでもあまり嬉しくないので若干の絞りの意図がありました。
この辺の良し悪しはどうなんでしょう。
7sを掴んで放銃。
親と上家に仕掛けが入り危険信号は出ていますが、勝負手が入っているならまだ先に切りたいかなというところでした。
改めて見ると、親はトイツ落としからのリャンメン落としが入りけっこうテンパイ率は高そうですね。
5pがノーチャンスで9pが通っているのでピンズなら14p、マンズはほぼなさそうで、ソーズは89sが通っており残りは14・25・36・47sで計5スジだけです。
イッツーも確定していない1シャンテンでは少し押しすぎだったかもしれません。
どちらにせよアガれてはいませんね。
南3局3本場
いよいよ跳満くらいでも厳しい点差になってしまいました。
しかし手牌は良いです。
ここは形は3mですが、2p引きでタンヤオが崩れてドラも出ていくのが全く嬉しくないのと、4mから入った時は78sを払ってタンヤオを確定できるように、3mを残して1pを切りました。
69sが残る方がアガりやすそうですが、和了率よりも上振れの打点が大事です。
狙い通り4mを引き、78sを落としていきます。
残念ながらここもアガれませんでした。
オーラスはいよいよ役満を作るしかない状況になります。
南4局
これを役満にするとなると、まぁ国士か四暗刻になるでしょう。
ルール上数え役満がないので清一色に意味はないですが、一応九連宝燈という役があるので、ひとまず一番枚数が多いマンズは取っておきます。
二段目に入りようやく8種。
親と上家にも2mが通りそうだったのでここで国士一本に決めて6sを打ちましたが、国士もかなり厳しいのでまだ四暗刻の目も残した方が良かったかもしれません。
下家からリーチが入りました。
一応瞬間は西を打ってまだ粘れて(?)はいますが、ほぼゲームセットだなと思っています。
南がなくなりました。
ひとまずこの局では、もう自分の勝ちはありません。
親が安く連荘してくれるのが理想ですが、ノーテンも耐えるため終盤は伏せる点差なので、ほぼ次局もないと言って良いでしょう。
邪魔をしないように降ります。
みーしゃんさんがツモって終局。
さすがのMVPで圧巻の一言、お見事でした。
結果
ということで最終戦は無念のラス、麻以麻いはレギュラーシーズンで敗退となってしまいました。
展開として厳しかったのは間違いないので、しょうがないと思う部分もありますが、それでも負けるのは悔しいです。
最終戦は6回放銃していたようです。
厳しい試合でした。
こちらがレギュラー終了時の成績です。
麻以麻いは11位でした。
ちなみに、現実的な目標であったPleiadesが第2試合でトップを取ってしまったため、私がトップでも結局ボーダー超えはできていませんでした。
誰のせいで負けた、などとは微塵も思っていません。
私自身も麻以麻いは今期Σリーグで、歴代で見ても最強クラスのメンバーだったと思っていますし、その全員が全力を尽くして戦った結果なのですから、感謝しかありません。
ただ願わくば、このチームを勝たせたかったです。
これが今期Σリーグ最後の振り返り記事なので、ちょっとしたおきもちみたいなものを。
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> おっきいもち <
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最後まで応援ありがとうございました。
『麻雀以外麻雀じゃないの』PacificDainagon
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