ブックカバーと再会
日本に帰って来て良かったことの一つは本屋さんにいつでも行ける
ということ、でしょうか。
海外にいるとき、現地に日本の書籍を扱う本屋はあったけど、タイムリーに
新刊も来ないし、品数もやはり少ない。私の欲しい本が置いていない、
空輸だと値段も高いので、そんなにドカドカ買えない。
それでも本屋は好きなので毎週のように行ってました。たぶん買わない日のほうが
多かったかも。
日々業務に追われていたので、日ごろの息抜きにもなってましたね。
最近は電子書籍が流行っていて、いくら買ってもかさばらないし
メリットは十分承知しているけど、昭和男子の私はやっぱり
紙の本が大好きです。
ネットで調べてポチッとすれば本屋に行かなくても家に本は
届くから至極便利だけど、でもどうしても本屋には行きたい。
本屋に入るときのワクワクがあります。今日はどんな新しい本と
出会えるだろうかと。
今回の本帰国後、真っ先に向かったのは新宿の紀伊國屋本店。
一時帰国の時にしか来れなかった本屋。いまでは思いたったら
電車に乗っていつでも行ける、ありがたいことです。
そのあとは神保町の古本屋街をめぐり、三省堂へも久しぶりに
顔を出し、そしてつい先週、東京八重洲ブックセンターに行き
これで都心のビッグスリー本屋はグランドスラム出来ました。
この3つは昔日本に住んでいた時よく回っていました。
八重洲ブックセンターは店内はあまり変わっていなくてひと安心。
夢中になって各階の本棚を物色、思い切って一気に6冊購入。
会計のレジで袋は辞退しましたが、カバーは希望しました。
お店の人から受け取ってまた感激。ブックカバー、昔とおんなじ
デザインでした! まだこのデザインだったのですね。
懐かしい~。
学生時代、八重洲にはかなり通い詰めました。特に卒論のテーマが
決まった3年生の秋ごろから大学の図書館と合わせ、かなり
お世話になりました。当時はアジア関係の書籍があまりなくて
八重洲ブックセンターまでくる必要があったためです。
必死になって頑張っていたあの頃を思い出しました。
大学を出てからだいぶ時が経っていますが、このブックカバーを見たら
また明日から頑張ってゆこう! という気持ちが改めて湧いてきました。
ネットや電子書籍の発達で紙の本を扱う書店はどんどん無くなって
来ているようですが、私はこれからも本屋通いは続けます。
本屋さん、大好きです。
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