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「ギャンブルレーサー」の吉田という男

「ギャンブルレーサー」という30年以上前にモーニングで連載していた漫画がある

主人公は競輪選手でS級1班の関 優勝という男

この男はとてつもないギャンブル狂いのクズで競輪で稼いだ金は次の日には競艇・競馬・パチンコ・オートレース・麻雀・チンチロリンなどのギャンブルで即日溶かす男である。
家族が居るが金は入れず嫁の鐘子と息子の優一には愛想を尽かされる日々である。

そんな関のギャンブル仲間に吉田というクズオヤジがいる。

こいつも働いた金はすべて競輪に費やすクズ野郎でノミ屋・コーチ屋という違法行為もお構いなしに行う野郎である。


そんな吉田がある日180万以上の金をギャンブルで稼ぎ出す。

「この180万で全国の競輪場を歩き回り飲み食いして豪遊の旅に出るんだ!」

と語る吉田に関は「仕事は?」と問う。

しかし吉田は

「仕事なんかしねぇよ!仕事ってのはなぁ銭を稼ぐために仕方なくするもんだ!」

と語る。

全くもって同意である。仕事なんか金を稼ぐ以外でやりたくもない、金にならない仕事なんか誰もやりたがらないに決まってる。

続けて語る吉田

「仕事なんかしてたら税金も取られてしまう!落ちてる財布を拾ってネコババしても税金を取られないが汗水働いて稼いだ金は税金として取られてしまう!」
「消費税だってモノを買うより盗めば無税よ」

昨今の頭にウジ蟲が湧いてる政治家たちの言論や政策、クソくだらない運動会をコロナ禍で無理やり実施しようとしているのを見ていると俺たちの税金が何に使われているのかわからなくなる。
必死で働いて給与明細を見る度稼いだ金より引かれる税金の多さにウンザリする。
帰ってこない年金になぜ金を払わないといけないのか、住んでるだけで取られる住民税…トホホである。税金という制度が無くなれとは言うつもりでは無いがあまりにも不透明過ぎる部分が多すぎる。


全く持って羨ましい程の見習いたいくらいのプラス思考である。

そんな吉田は2日後には180万全てスってしまい当たり屋をするのだが根っからのクズ野郎である。ここのくだりはとても好きなシーンである。


「ギャンブルレーサー」は30年以上前の漫画だが登場人物は最近の漫画で登場しないようなクズ野郎ばっかであるが、どの登場人物もオケラになりつつもどこか楽しそうで生き生きとしている。楽しい時代だったんだろうなと思うしもしその時代に生まれていれば浮浪者になりながらももっとギャンブル尽くしだったろうなと思う。

「ギャンブルレーサー」は全39巻で電子書籍でも買えるのでギャンブル好きは是非読んで見て欲しい。


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