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パチスロ業界の闇…!? 遊技機管理システムの「みなし取下げ」とは?

「ホルコン」「確率操作」「ずぶずぶの関係」――これらの言葉を聞いて、何を思い浮かべるだろうか?
今回は、パチンコ・パチスロ業界における “遊技機管理システム” の実態と、ある特許が 「みなし取下げ」 となった背景について深掘りしていく。


みなし取下げとは? 特許業界における消える出願

特許出願には厳格なルールがある。
一定の手続きを怠ると、特許庁は出願を正式に却下するのではなく、「なかったこと」にしてしまう。
これを 「みなし取下げ」 という。

みなし取下げとなる主なケースは以下の通り:

  1. 出願審査請求を期限内に行わなかった場合
    出願から 3年以内 に審査請求を行わなければ、出願はみなし取下げとなる(特許法第48条の3第1項)。
    例:2020年1月1日に出願 → 2023年1月1日までに審査請求しなければ自動的に無効。

  2. 拒絶理由通知に対する応答を期限内に行わなかった場合
    審査中に特許庁から拒絶理由通知が届いたら、原則 60日以内(外国在住者は3ヶ月以内)意見書や補正書 を提出する必要がある(特許法第66条)。
    期限を過ぎると みなし取下げ となる。

  3. 手数料の支払いを期限内に行わなかった場合
    出願時の手数料や特許料の納付を所定の期限内に行わないと みなし取下げ となる(特許法第38条)。

  4. 方式補正命令に従わなかった場合
    特許庁が「書類に不備がある」と判断し 「方式補正命令」(修正指示)を出した場合、指定された期限内に修正しないと みなし取下げ となる。

つまり、みなし取下げとは「手続きを放置した結果、出願が自動的に消される制度」なのだ。


問題の特許「特開2002-306796」とは?

この「みなし取下げ」となった特許出願のひとつに、「遊技機管理システムおよび遊技機管理装置用動作プログラム」(特開2002-306796)がある。

「遠隔」が気になって調べたことがあるならみたことがあるかもしれないな。

このシステムの目的は、 パチンコホール内の出玉を管理・調整し、全体の稼働バランスを最適化する ことにある。
だが、その技術内容を詳しく見ていくと、以下のような機能が含まれていた。

「遊技機管理システムおよび遊技機管理装置用動作プログラム」(特開2002-306796)の主な機能

遊技機のリアルタイム稼働データの監視
特定の島の稼働状況に応じて、大当たり確率を自動調整
確率変更の指示を各遊技機に送信
大当たり確率を変更しても遊技者に気づかれにくい設計
一定の条件を満たした場合、確率を通常に戻す

このシステムが 「みなし取下げ」 となったということは、特許庁が正式に却下したわけではなく、手続きが行われなかったため無効になった ということだ。
つまり、この技術は誰でも自由に使える「公知技術」となった のである。


ホールと警察の関係… なぜ風営法に違反しないのか?

パチンコホールと警察の関係は、長年にわたって “密接” だと言われている。
特に、警察OBが天下る企業や、ホールコンピュータを管理するシステム開発会社には 元警察官僚や元官僚が在籍している ケースも多い。

警察の 「抜き打ち検査」 は事前にホールに通知されることが一般的。
さらに、風営法では 「ホールが特定の台の確率を変更すること」 は禁じられているが、「島ごとに出玉率を調整すること」 は法的にグレーゾーンのまま残っている。

確率を直接変更せず、出玉をコントロールする方法

  1. ホルコン(ホールコンピュータ)による調整
    ✅ ホール全体の出玉率をリアルタイムで監視
    ✅ 島ごとに出玉率を調整し、バランスを最適化

  2. 「個別台」ではなく「島単位」で調整
    ✅ 出玉が多すぎる台が出た場合、周辺の台の出玉を抑制
    ✅ 直接確率を操作せず、稼働状況に応じて出玉バランスを取る

この方法なら、 「台の確率は変更していない」 ため、警察の基準に抵触せずにホール全体の出玉を管理できる のだ。


グレーゾーンの境界線

このシステムが 完全に違法となるのか、グレーゾーンなのか を見極めるには、以下のポイントを押さえておく必要がある。

完全アウトなケース

  • ホールが直接、個別台の確率を変更

  • 遠隔操作で特定の台に大当たりを出す

  • 違法なプログラム改造やゴト行為

グレーゾーンのケース

  • 島ごとに割数(出玉率)を調整

  • ホルコンを用いた出玉バランス調整

  • 特定の台が出た後、周辺の台の出玉を抑える



結論:このシステム、実は…

みなし取下げとなった特許「特開2002-306796」の技術は、もはや 「誰でも使える技術」 となっている。(※出願したメーカーは申請しただけで特許も取得せず、開発も販売もホールでの使用もされていないと言っている)

その一方で、ホールの出玉コントロールがグレーゾーンのまま黙認されている実態 もある。

ホールと警察の関係は密接
確率変更ではなく、「出玉の調整」でバランスを取る
「技術は公知のもの」になったが、業界の慣習として使われ続けている

「法的に問題ない」とされているが、実態は 「ホールの都合で確率は操作されている」可能性がある ということだ。
ホルコンによる 「割数調整」 という名の出玉管理が、果たして本当にフェアなのか――?

まぁ、このシステム云々ではなく、そもそも近年の台がネットに接続されている状況であればどうにでもできるんだがな

この問題、 "みなし取下げ" されるわけにはいかない だろう…!



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