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25歳 女性 アトモキセチン(ストラテラ)服用記録 「服用4〜7ヶ月(現在)」

さて、現在までの服用レポートと、飲み続けている現在の所感を述べようと思います。
薬を40mg一錠に固定されてからは、薬の服用に慣れたこともあってトラブルがなくなりました。日常の中に完全にアトモキセチンが溶けてしまった感覚です。
以下に、実感した効果と副作用を示します。

4〜7ヶ月 40mg 夕食後
・効果
相変わらず朝起きやすい
仕事上の悩みが劇的に減った
失言が減った
・副作用
運動時の軽い動悸
創造性が若干減った
謙虚さが若干減った

まずは効果ですが、前回も書きましたがまずは朝起きやすいこと。そして、仕事で悩むことが劇的に減りました。ミスがあっても悩まないし、次の対策を打つと決めて割り切れるようになりました。
また、失言が減りました。以前は自分のプライベートについて会社の人にぽろっとこぼしてしまったり、これ言わなきゃよかった〜ってことをよく言ってましたが、今ではお酒の席でも以前よりセーブできています。たまに言っちゃう時もありますが…

副作用についてですが、軽い動悸は残るものの、水泳ぐらいなら問題なくできます。
ただ、日記を眺めてて気づいたのですが、ここ三ヶ月ほとんど日記を書かなくなっていました。仕事上の悩みが減ったことも理由の一つですが、文字に起こして書きたくなるほど感動することが減ったんです。
私は何かに心を動かされると、それを日記に書き起こしてしまう癖があるので、私の日記は良くも悪くも情緒的な文章ばかりです。
そんな自分をどこか好きでいたのですが、ここ最近は書く気になれません。
日記のネタはいくらでもあります。遠くへ出かけた話や恋の話、友人の話。いろいろありますが、何だかどれも割り切れてしまっているのです。目まぐるしく移っていく日常に、心がしっかりついて行けてしまって、ものごとへの情感がたなびかないような感覚です。それは私の創造力の源でもあったので、少し寂しさがあります。
ただ、少なくとも前回の記事で書いたネガティヴな思考はかなり減り楽になりました。冷静でいられる時間が増えたのでしょう。気候が暖かくなり太陽が出てる時間が増えたことも前向きになれている理由の一つかもしれません。

ちなみに、飲み始めてから吐き気とともにずっと食欲の低下がありましたが、すっかり治って何でも食べられらようになりました。
便秘は食物繊維とヨーグルトを積極的に食べていたら、逆に緩くなりすぎました。その後調整して、正常になり、今は意識しなくても問題なくなりました。
そういえば、心拍数が健康診断で100を超えないか心配でしたが91で耐えました。
目新しいこともないので、診察に行く頻度は最近は二ヶ月に一度で、それも5分だけになってます。

それでは、全体のまとめと所感です。

結果として、私はアトモキセチンを飲むべきだったのか?
という問いには迷いなくYESと答えられます。
これから飲むか迷っているADHD疑いの方は、まずどこでもいいからメンタルクリニックを受診してほしいです。
それからWAISを受けて、アトモキセチンを4ヶ月飲んでみてほしい。

副作用や自分を受け入れる過程が辛くても、それが長期的に見るとあなたのためになると思います。
また、アトモキセチンは確かに脳の伝達物質の量を調節しますが、完全に自分を変えてしまうような力はありません。アトモキセチン以前の自分と今の自分は地続きで、PCソフトの小さなアップデート前か否かぐらいの違いしかありません。スマホの入手前後や新作ゲームの登場前後の方が変化としては大きいです。

ただ、何度も申し上げてる通り朝が起きやすくなるだけで私は相当生きやすくなりました。また、実際に不注意が減ったかはわかりませんが、不注意で悩む頻度は減って自己肯定感があがりました。
目で見えるところで申しますと、上司から任せられる仕事の量は少しずつ増えてますし、長期的な未来のキャリアの話をしてくれます。少なくともクビになる気配は無さそうです。

また、あくまで仕事の上でですが、何でも後回しにしてしまう困り感も減ってきています。プライベートはしょっちゅう遅刻しますし、部屋も汚いままで自己研鑽の継続は苦手ですが…。
そういえば他にも、私は昔から猫背でしたがこの薬飲み始めてから背筋を伸ばすことが苦じゃなくなりました。最近は筋トレもして、ずっと背筋を伸ばしていられるように鍛えてます。
なお、衝動性は少し減ったと思いますが、なくなったわけじゃありません。現にこのnoteは衝動的に書いてます。おまけに、そろそろ書くことに飽きてきてます。
酔っ払ったような高揚感もしっかり残ってます。薬が切れ始める時間なのか、夕方の退勤時にはよくふわふわしています。ただ冷静でいられる時間が増えましたし、脳内で音楽がかかることが減りました。いわゆる脳内多動というものは抑えられているはずです。
今実感できている効果はこのぐらいですが、この薬はじわじわ効いてくる薬なので、一度やめてみないと本当の効果は実感できないと思います。

とりあえず所感は以上です。

もし仕事がもっとクリエイティブなもので、不注意で困ることがなかったならこの薬を飲む必要はなかったかなと思ってます。
それでも、私にとって、今の仕事は薬を飲んででもできるようになりたかった仕事だったのです。尊敬できる上司に恵まれたので、そうなりたいと強く思ったことも理由の一つです。

取り留めなく書いてしまいましたがご参考までに。
どなたかの一助になれば幸いです。

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