パチンコの期待値計算ツールの作り方完全版
パチンコの期待値を計算するとき未だに計算機を使用してる人いませんか?
もしくはスロマガなんかの有料会員登録をしてツールを使っての計算やどこぞが作った無料ツールを使い計算してる人。
そんなんではいつまで経ってもパチプロにはなれません!いや、なれるかもしれない。
でもね、本当に凄腕なパチプロはそういったツールさえも自分で作るんだよね。
人が作ったツールで期待値の計算をするのってなんか癪じゃない?
自分自身で作ったツールだからこそ計算するのが楽しくなるってもんよ。
では期待値計算ツールの作り方を解説していきます。
パチンコの期待値の計算式
等価交換の場合:
<回転単価>
=(1R平均出玉/1Rトータル確率-250/回転率)*4
<期待時給>
=(1R平均出玉/1Rトータル確率-250/回転率)*4*1時間あたりの回転数
<期待値>
=(1R平均出玉/1Rトータル確率-250/回転率)*4*理論的通常時総回転数
※回転単価=1回転あたりの期待値
非等価交換の場合:
<持ち玉時回転単価>
=(1R平均出玉/1Rトータル確率-250/回転率)*換金率
<現金投資時回転単価>
=(1R平均出玉/1Rトータル確率*換金率)-(1000/回転率)
<持ち玉比率を考慮した回転単価>
=(持ち玉時回転単価*持ち玉比率+現金投資時回転単価*(1-持ち玉比率))
<持ち玉時給>
=(1R平均出玉/1Rトータル確率-250/回転率)*換金率*1時間あたりの回転数
<現金時給>
=((1R平均出玉/1Rトータル確率*換金率)-(1000/回転率))*1時間あたりの回転数
<持ち玉比率を考慮した期待時給>
=(持ち玉時回転単価*持ち玉比率+現金投資時回転単価*(1-持ち玉比率))*1時間あたりの回転数
<持ち玉比率を考慮した期待値>
=(持ち玉時回転単価*持ち玉比率+現金投資時回転単価*(1-持ち玉比率))*理論的通常時総回転数
期待値の計算方法
P新世紀エヴァンゲリオン15 〜未来への咆哮〜のスペックを用いて実際にそれぞれ計算してみます。
※理論的通常時総回転数、1時間あたりの回転数、持ち玉比率は理論値の数値。
※1R平均出玉は表記出玉の数値。
等価交換の場合:
<回転単価>
(140/9.49-250/20.45)*4=10.11円
<期待時給>
(140/9.49-250/20.45)*4*227.27=2290円
<期待値>
(140/9.49-250/20.45)*4*2500=25274円
非等価交換の場合:
<持ち玉時回転単価>
(140/9.49-250/20.45)*3.57=9.02円
<現金投資時回転単価>
(140/9.49*3.57)-(1000/20.45)=3.77円
<持ち玉比率を考慮した回転単価>
(9.02*0.60+3.77*(1-0.60))=6.92円
<持ち玉時給>
(140/9.49-250/20.45)*3.57*227.27=2051円
<現金時給>
((140/9.49*3.57)-(1000/20.45))*227.27=856円
<持ち玉比率を考慮した期待時給>
(9.02*0.60+3.77*(1-0.60))*227.27=1573円
<持ち玉比率を考慮した期待値>
(9.02*0.60+3.77*(1-0.60))*2500=17300円
平均出玉の注意点と出玉の把握方法
期待値は回転率と1Rあたりの平均出玉がわかれば計算できます。
初心者にありがちな間違いで、平均出玉とは大当り出玉だけではなく電サポ中の玉の増減を加味したものとなります。
電サポ中に玉が減った場合はその分を差し引いた玉数、増えた場合はその分を上乗せした玉数が大当り出玉です。
大当り中にオーバー入賞が決まればその分が上乗せとなるので、技術介入要素のある機種では捻り打ちで玉を増やすことが期待値の上乗せに繋がります。
アタッカー賞球数が15個なら、10R大当り1回で65個前後の出玉を増やせます。1日にするとオーバー入賞だけで数千円の期待値が上乗せとなるので大きいです。
1Rあたりの平均出玉を計算するには、初当たり時に獲得した全ての大当りラウンド数を足します。
例えば、3R×1回、10R×4回を初当たり時に獲得した場合の合計ラウンド数は43Rです。
右打ちが終了したら上皿の玉を全て計数機に流します。
初当たり時、上皿に玉がどのくらい残っていたのかを覚えておきその分は合計出玉から差し引いて下さい。
この段階で厳密に細かく数える必要性は特にありません。あくまでも期待値を把握する為であり多少の誤差は必ず生じます。
初当たり時に獲得した合計出玉を、総R数で割った数値が1Rあたりの平均出玉となります。
この一連の作業を初当たり時に毎回やる必要性は特にありません。大当り中にオーバー入賞が何回決まったかだけは毎回記録を取るようにしましょう。
電サポ中の玉の増減は毎回上皿を目視で把握する程度で構わないかと思います。20個くらい減ったとおもったらそれをメモしておきましょう。
期待値計算ツールの作り方
App Storeなどで「Googleスプレッドシート」のアプリを無料ダウンロードしましょう。
アプリを起動したら画面右下にある「+」マークをタップします。
次に「新しいスプレッドシート」をタップします。
次に「ファイル名」を入力して「作成」をタップします。
これで新規のエクセルシートが表示されますので、任意の場所の各セルに文字や計算式を入力して行きます。
まずは自分が簡易的に作った期待値計算ツールのエクセルシートのスクショを見て下さい。
今回、縦列はBとCの箇所を使ってます。
横列は1〜37まで使用してますが、期待値の箇所は18〜29の箇所を使用してます。
C20の箇所のセルには回転率の数値が入力できます。スクショでは20.45と入力されてますよね?
C29の箇所のセルには期待値が表示されてます。17301と表示されてますよね?
C23〜C29の箇所には各計算式が入力されてます。
計算式が入力されてるセルの背景色は薄いオレンジ色に統一してみました。
濃いオレンジ色の箇所は各数値を入力してます。これらの数値を変更することで、全ての期待値(C23〜C29)が瞬時に表示されるのでエクセルシートはとても便利です。
C23〜C29の各計算式の記述方法は以下になります。
※入力するのは=からです。
これだけ見ると何が何だかわかりませんよね?
C23の持玉時回転単価の計算式で解説します。
C23のセルにはこのように入力してますが、C3とは1R平均出玉が入力されてるセルを指してます。
C3のセルには1R平均出玉の140と入力してますので、このセルに入力された数値が呼び出されてるわけです。
C4のセルには1Rトータル確率の9.49が入力されてます。
C20のセルには回転率の20.45が入力されてます。
C19のセルには換金率の3.57が入力されてます。
その為、実際には以下のような計算式になっています。
そしてその答えがC23のセルに9.02円と表示されてるわけです。
C24〜C29もやってることは全く同じです。
これで期待値計算ツールのエクセルシートが完成します。
エクセルシートの使い方がよくわからずに今までパスしてきた人もこれを機会に作ってみて下さい。
ボーダー計算ツール、仕事量計算ツールの作り方もこちらで紹介してますので合わせて読むことをおすすめします。