パチンコにおける釘読みの重要性について
ホールは釘調整によって、1000円あたりの回転数を調整したり、大当たり時の出玉を調整したりして日々の経営を行なっています。
ホールにとっても釘調整は大切です。
同じように、打ち手にとっても釘を見る力は大切です。
全く同じスペックの機種であっても、釘調整が変われば全く別の台になります。
ですから、パチンコで勝つためには釘を見ることができなければなりません。
実際、パチンコで勝っている人は必ず釘を見て打つべき台を決めています。
釘を見ることができないと、全くの運まかせでパチンコを打つことになってしまい、そうなると圧倒的にホールの方が有利になるため、たいていの人は負けてしまいます。
今回は、釘読みできることのメリットについてまとめました。
目次
1.余計な投資金額を減らすことができる
釘を見ることができない人の中には
「釘が良くても実際に回してみたら思うように回らないことはよくある。
だから釘なんか見れなくても試し打ちすればそれで十分だ」と言う人がいます。
確かに、釘読みから予想した回転数よりも、実際に回しての回転数の方が正確ですし、もちろんこちらの方を重視すべきです。
しかし、試し打ちをすると1台につき最低でも1000円はかかりますし、
回りムラのことも考えると2000円、3000円と使うこともあったりします。
もしろん、たった1台試しただけで運よくその台が勝てる台だったということはまずありませんので、4台、5台…と回していくことになりますので、試し打ちだけでも投資金額はバカにはなりません。
また、投資金額のことを考えると試し打ちできる台の数にも限りがあるため、
結局は他の数台よりはマシといったレベルの台で妥協することになってしまい、
負ける確率も高くなってしまいます。
一方、釘読みができると、そうしたムダなお金を使うことなく、台を見ていくだけで勝てる台を選ぶことができます。
また、試し打ちだと打てる台の数も限られますが、釘が見れるとシマの端から端の全ての台の釘調整を見ることができますし、他のシマの釘の状態とも比較することができますので、多数の台の中から勝負できる台を選ぶことができます。
ですから、釘が見れない人と比べて、格段に勝つための精度も上がるのです。
2.人よりも早く勝てる台を選ぶことができる
これは単純にスピードの問題です。
1台、1台コツコツと試し打ちしながら台を選んでいくのと、端から端までパッパッと釘を見て台を選んでいくのと、どちらが早く勝てる台を見つけることができるでしょうか?
釘を見れない人が1台試し打ちをしている間に、釘を見れる人は10台、20台と見ていくことができます。
結果は、一目瞭然でしょう。
仮に、ホールの10%の台は釘を大きく開けてお客さんに勝たせるように調整したとしても、残りの90%の台で回収するようにもっていけば、ホールは毎月安定した利益を出すことができます。
釘を見ることができれば、その10台のうちの1台を人より早く見つけることができますが、釘を見れない人だと10台のうちの9台の回収台をつかまされる確率が高まります。
パチンコは、どの台に座るのかによって勝負の9割方は決まってしまいます。
ですから、釘を見れない人は、必然的に負ける確率が高くなってしまうのです。
3.優良なホールとそうでないホールを見極めることができる
あなたは、優良なホールとそうでないホールを何によって判断していますか?
もちろん、人によってその基準はマチマチでしょう。
○店員が礼儀正しくて愛想がいい→優良店
○若くてかわいい女の店員さんが多い→優良店
○機種が豊富で設置台数が多い→優良店
などと考えている人もいるかもしれません。
私にとっての優良店は
『勝たしてくれる店』です。
私は現役時代、4年間パチプロとして生計を立ててきましたが、毎月コンスタントに20万円~40万円勝たしてくれるのであれば、別に店員さんが無愛想であっても男ばかりであっても、超大型店のように設置台数が多くなくても全く気になりません。
では、勝たしてくれる店とはどのような店でしょうか?
それは、
『勝てるような釘調整をしてくれる店』ということです。
私は現役時代、1つのホールをメインに打って、2つのホールをサブで使っていましたが、周りのほとんどのホールは、毎月コンスタントな収入が見込めそうにない【使えない】ホールでした。
10店ホールがあれば、使えるホールは1店くらいといったところです。
ですから、釘を見れない人は、1つのホールの中で勝てる台を選ぶにあたっても
圧倒的に不利なだけでなく、数あるホールの中から本当に勝てるホールを選ぶにあたっても不利になるのです。
私が現役時代、あるホールで新台入替をすることになりました。
普段は使っていないホールだったのですが、当日は開店の1時間前に現地に行って整理券をもらい、たくさんの人が並んでいる中、無事新台を確保することができました。
台に座って、新台入替だからどれだけ釘を開けてくれているのだろうと思い釘を見てみると、全くの無調整です。
あなたなら、こんな場合どうしますか?
私は、1発も打たずにそのまま帰りました。
なぜなら、釘を見ることができたので、たとえ新台でも出ないことが分かったからです。
たいていの人は、釘を見ることができません。
ですから、実際に打ってみてほとんど回らなくても、1時間もかけて並んで手に入れた新台だからちょっと打っただけでは手放せない、新台だからホールも出すはずだという淡い期待に胸をふくらませて、そのまま打ち続けてしまうのです。
平常営業だと試し打ちでやめることができても、新台入替だとなかなかやめることはできません。
実際、その新台のコーナーはずっと満席でしたが、出てる台はごく一部で
ほとんどの人は負けていました。
そして「新台なのに出なかった」と首を傾けるのでしょうが、出なかったのは新台だからではなくホールの釘調整のせいなのです。
たいていの人は「新台入替だからホールも出すだろう」と思いますから、
整理券をもらって並んででも打ちたいという人はたくさんいます。
黙ってても人が集まるのだから、新台だからといって釘を開ける必要はないと、
ホールは考えたのでしょう。
実際、こういう考えをするホールはたくさんあります。
そして、そういうホールはまず優良店ではありません。
また、アタッカー周辺やスルー周辺、電チュー付近の釘をいじって出玉を減らそうとするいやらしいホールもなかにはありますが、こうしたホールが優良店であることもまずありません。
4.まとめ
パチンコで勝つためには
次の2つの知識があればいいのです。
①パチンコで勝つための理論
②釘読み
①が主で、②はそのための手段です。
たとえ、釘を見ることができても、何のために釘を見るのかが分かっていないと
本末転倒になってしまいます。
「自分は釘の見方は分かっている」という人でも、仮に月トータルでパチンコで負けていたとしたら、①の理論が分かっていないか、そもそも釘の見方が間違っているかのどちらかになります。
とはいえ、釘の見方が分からない人は、釘が見れる人に比べて圧倒的に情報量が少ない中で不利な戦いを強いられるために、どうしても負けてしまうことになってしまいます。
釘の見方については
パチプロおじさんのパチンコで勝つための方法論【不変のセオリー】
のなかで分かりやすく解説していますので、そちらを見ていただければと思います。