交換率の考え方


1.交換率

交換率とは、パチンコやスロットを遊技して得られた玉やメダルを景品に交換する際の【レート】の事を指します。

交換率は地域によって異なり、基本的には【特殊景品】と呼ばれる景品の中の「小景品」を1個交換する時に必要な玉数(メダル枚数)を見るとわかりやすいです。

例えば…4円パチンコを遊技しているとします。
小景品(仮に200円の価値があるとします)を1個交換するのに【50玉】で交換できる場合、200÷50玉=4円となります。(玉数を求める計算方法もあります)
この場合、4円で借りた玉を4円で景品に交換できることになるので、
【等価交換】となります。日本のパチンコ店では、パチンコの貸し玉の上限が4円と法律で決まっているため、一番交換率が良いと言えます。(スロットの場合は1枚あたり20円なので、20円で交換できれば等価交換です)

交換率はこのように自分が獲得した玉やメダルが特殊景品で幾らになるのかがわかる指標となります。せっかくなら良いレートで交換したいですよね!でもこの交換率はお店によって異なるので注意してください。

2.交換率が知りたい!

ただし、この交換率は店舗によって異なり、A店では等価交換でもB店では非等価交換の場合があるので、遊技する前に確認しましょう。
確認する方法としては、ネットで調べるのが一番です。(口コミ関連サイト)

「えっ、めんどくさい。店員に聞けばいいじゃん?」と思う方も居るかもしれませんが、店員は答えてくれないところが多いです。もし教えてもらえなくても、怒らないであげてください。ただ最近はカウンターに行けば小さく掲示してある事も多いので、確認する事は出来ます。

3.等価交換が必ずしも良い訳ではない

「良いレートで交換したい!」と思うのは人の世の常ですよね!私も等価交換で交換したいですもん(笑)

ただ必ずしも等価交換が良い訳ではないのです。今回のnoteのミソはここにあります。

・営業割数

スロットを打つ方は【機械割】というのをご存知かと思います。メーカーから発表されているもので、設定毎の出率の事です。仮に設定1で機械割が100%の機種だとすると、打ち続ければ【投資した枚数=払い出された枚数】になる為、負けにくい機種という事が分かります。(期待値ですので下振れする可能性もあります)
実はこの【割】というものは、お店の経営でも同様の考え方を持っています。これを営業割数と言います。

営業割数とは、
顧客が交換した玉(メダル)数÷顧客が投資した玉(メダル)数×10
で求める事が出来ます。
仮に顧客が1,100玉交換、投資を1,000玉とすると、営業割数は11割となります。交換された玉数の方が多いので、お店側は赤字ですね。

・損益分岐割数

これに派生して、損益分岐割数という考え方があります。これはお店側がどれだけ玉を出せるかを示した割数で交換率が関係してきます。
この計算式は
交換にかかる玉数÷景品玉数×10
で求められます。

例えば…4円パチンコ・等価交換・小景品200円に交換する場合
景品玉数:50玉(小景品200円÷4円)
交換にかかる玉数:50玉(等価交換)
となるので、上記の式にあてはめると
50÷50×10=10となり、損益分岐割数は10割となります。

それでは交換率が60玉交換に置き換えてみましょう。
景品玉数:50玉
交換にかかる玉数:60玉
60÷50×10=12となり、損益分岐割数は12割となります。

・損益分岐割数が高い程、多少出ても良い

長々と話してきましたが、店側からすると損益分岐割数が高い程、【多少出てしまっても利益はとれる】という余裕が生まれます。つまり、パチンコであれば【回しやすい】、スロットであれば高設定を【入れやすい】と考えるんですね。
パチンコやスロットは当たらなければ始まらないので、交換率が低くても良台が多いなら、少ない投資で済み結果としてリターンが大きくなる見込みも高くなります。

等価でなくても、人気店が多数あるのは、こうした割数をきちんと把握して営業努力をされている優良店です。交換率だけでなく、いわゆる良台があるか否かが重要になってくるので、等価のお店しか行かないって方も、これを機にそうじゃないお店にも足を運んでみてください。

今回はここまでです。
ありがとうございました。

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