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気づいたら恋人のことではなく自分のことばかり考えていたという話。

私には本当に好きな人がいます。交際を始めてから1年が経過したところです。

彼は、私の何倍も頭がよく、それでいて私のことを馬鹿にしたりせず。優しくて面白くてかっこよくて、最高の恋人です。

まともに人と交際をしたのが初めてだったので、この一年いろんな壁にぶつかっては乗り越えて、を繰り返してきたかのように思います。その中で一つ気づいたことを記録しておきます。


先日、彼が大きな怪我をしてしまいました。お互いに忙しく、何かと会えないので連絡は日頃から2日に一回ほど取っていました。

怪我のことも連絡が来て初めて知りました。すごく心配したし、胸がぎゅーっと締め付けられる気持ちだった。

数日経って、怪我の方は大丈夫だとわかりましたが、治るのには時間がかかるみたいで。私はそこから段々と自分勝手な思考に走っていました。

「毎日心配した方がいいのかな?それともいつも通りに接して、安らぎを与える彼女になった方がいいのか?」

一見して、相手を想ってるかのようなこの思考。

しかし、冷静に見てみると非常に自分勝手です。なぜなら、心配をすることで良い彼女に見られようとしている、つまり、心配してあげる優しい彼女を自分で演出しようとしていました。

エゴと、思いやりというのはすごく近いもので、紙一重だと思っています。心配をしてあげてる自分に酔うのと、本当に心の底から心配をするというのは大きくもあり小さくもある違いです。


話が少し変わりますが、私は先々月に熱を出してしまいました。滅多に体調を崩さない私は、彼とのデートを初めてキャンセルすることになってしまった。

そんな時、彼は心の底から心配してくれました。

「大丈夫?ちゃんと寝て、デートのことは気にしないで。」

「代わってあげたいくらいだよ。つらいね。」

優しい言葉とともに、毎日LINEが来ました。私たちはお互いの生活のこともあり、毎日LINEは基本的にしないです。けれど、私のようにくどくどとウザがられないかな?などと考えることなく、心配の気持ちから頻繁にLINEをしてくれました。

その優しさは本物の優しさだと、私には感じられました。

心配が、自分の優しさの押し売り、又はエゴになってる人。いませんか。

これを読んでくださってる方には一度、自分の心情の変化と行動を合わせて振り返って欲しいと思います。

心の底からの心配は、プレゼントして良いし、作った心配はボロが出てしまうでしょう。

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