日本の真夏にサッカーが危険な理由
今回なぜこの記事を書くべにかと思ったことは、未だにこの2020年代においても根性で指導したり、真夏の週末にサッカーを一日中練習をしているジュニアチームがあるという事実とこのようなチームが一つでも減ってほしい思いがあります。
まずは気候の変動を約20年前と比べた資料を抜粋しました。※東京エリアになります。参考:日本の夏は昔と比べてどれくらい暑くなったのか? 【1875年以降の気温をグラフ化してみた】 - 草の実堂 (kusanomido.com)
このデータから見ても気候の変化をだれが見てもわかるだろうと思います。
特に日本は35℃以上の日数が2010年以降急上昇していますね。
この状態でサッカーを普通に練習できるだろうか?
答えはNoである。
なぜ日本のJリーグは秋春制を採用するか考えてみてください。ようやくですね。
1つはデータが運動量の低下を示している酷暑での試合減少、もう1つは欧州主要リーグとシーズンを合わせることによる選手の移籍活性化です。
この内容を見ていただいている方の中には、お気づきの方もいるかと思います。サッカーのみならず、社会経済でも質の低下があちこちで叫ばれています。その結果、日本の経済力は知らないうちにG7の中でも沈んできてます。
命の危険と共に、生産性の悪いことを断ち切り時代の流れにジュニアサッカー変革をしなければならないことを、一人でも理解をしてもらいたいと思います。
すでに実践しているチームも沢山あるかと思いますが、私の地域では残念ながらJFAの思いは届いておりません。首都圏地区に住んでもこのレベルなので驚きました。
さて、ちょっとヨーロッパに目を向けてみます。
ドイツサッカー協会のお知らせの中には、ジュニア年代は夜の時間に練習を取ることを推奨しています。VORSICHT BEI GROSSER HITZE! 熱波には気を付けて!
参考:Training im Sommer: Vorsicht bei großer Hitze! :: DFB - Deutscher Fußball-Bund e.V.
このことからもわかるように夏はとても危険であることがドイツでも言われています。早く気合と根性のトレーニング文化は捨て、気合と根性は試合の中で発揮してもらえればと思います。
JFAが本気で日本のサッカーの発展を考えるのであれば、この点も本気で各サッカー協会へ強いメッセージを発信してほしいものです。
まだまだ、地域の少年団レベルでは届いていないのでは?
それでは今日はこの辺で。
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