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賀集由美子 -Studio Pace- の仕事

2021年6月、バティック作家賀集由美子さんが急逝されました。

賀集さんは、東京造形大学・バンドン工科大学でテキスタイルデザイン及び染織工芸を学んだ後、インドネシアチレボンでバティク工房 Studio Paceを主宰し、30年近くに渡り制作活動を続けてきました。

インドネシアの伝統工芸バティックの制作に加え、後年は様々な分野の方たちとのコラボレーションにより、その活動範囲はバティックの枠をはるかに超えています。

賀集さんが、御自身で始めたnote「Batik Studio Pace」を残しています。
Studio Paceの紹介だけでなく、バティックについて伝えたい、言葉で残したい事を書いていく予定と聞いていました。

賀集さんの手がけた作品を遺していくために、有志でこの「Studio Pace Archive」を始めました。

制作及び活動拠点が海外であり、作品の収集が現在では容易ではありません。賀集さんの活動の一片になるとは思いますが、コレクターの方などにご協力いただき、ここに作品を遺していきたいと思います。

賀集さんのようにバティックに精通した者がいない上での運営となります。説明の至らない部分など、ご了承下さい。

画像は、「Batik Studio Pace」より 孔雀と柘榴 生命樹文様