「やりたいこと」は小さなことでもいい
「何の制約もなかったら、何がしたい?」という問いに答えられなかった日。
やりたいことが見つからなくても、まずは「小さくてもいいから、やりたいこと」をやってみると、何か変わるかもしれない、と気付いた話です。
前回書いたnoteより前にあった出来事ですが、今もう一度振り返りたくなったので書いてみます。
(コーチのたけちゃん@take0327take、いつもありがとうございます!)
やりたいことが思いつかなかった
休日朝のコーチングセッションで、宿題としてもらったお題でした。
「本当に自分がやりたいこと」って、何だろう…?
何の制約もなかったら…?
もし、コロナがなかったら、海外旅行に行きたいかなぁ。
だけど、それ以外、何も思い付かない。
そういうスペシャルイベントも良いんだけど、なんかこう、「本当にやりたいこと」と言われると、違う気がする…。
そんな風にもやもやと考えながら、とりあえず、外に出てみることにしました。
外は久々の晴天。
澄み渡った空と、サザンカの花を見上げながら、
「そういえば、空や景色を眺めるのは好きだな〜」
と思い出しました。
その時ふと気付いたのは、「もしかして、やりたいこと = 壮大な夢でないといけないと思い込んでる?」ということでした。
小さなことでもいいから、やりたいことは?
「小さなことでもいい」と考えてみると、「やりたいこと」が思いつきました。
【スタバの甘いコーヒーを飲みながら、公園のベンチで日向ぼっこしたい!】
これは私の「すごく疲れた時のストレス解消法」で、「ご褒美」の一つでした。
しかし、
いまは疲れているわけではない
疲れていないのに、休んではいけない
最近ちょっと太った(ハイカロリーNG)
などと無意識に自分で制限をかけていたことに気が付きました。
でも、今日は「やりたいことをやる日」です!
早速スタバに行って、温かくて甘いコーヒーを買って、公園の日向のベンチに座りました。
散歩する犬や、芝生で休憩している鳩、走り回る子どもたちを眺めながら、暖かい日差しを感じ、甘〜いコーヒーを口に入れる………。
その瞬間、溢れ出した幸福感が半端ない!
スタバってこんなに美味しかったっけ??
平和な日常と、ぬくぬくした日差しも最高!!
あれれ、こんな簡単に幸せになれちゃうの?!
別に疲れていなくたって、
いつだって、好きなことをしても良いんだ!
次々に「小さなやりたいこと」が湧いてきた
温かい日差しを満喫し、スタバ片手に帰宅。さて、もう「やりたいこと」はやってしまったけど、まだ時間はたくさんあります。
普段なら、仕事やコーチング関連の読書や調べ事をする時間ですが、それがいま「本当にやりたいこと」かというと、そうではない気がします。
そんな時、ふと目にしたニュースから、以前読んだことのある小説のことを思い出しました。
【この小説をもう一度読んでみたい!】
その湧いてきた気持ちに従って本を読んでみると、それだけで満たされた気持ちになってきました。
読んだのは湊かなえさんの「山女日記」。
一章を読み終えた頃、ふつふつと、【私もいつか山登りをしてみたい!】という気持ちが湧いてきました。
体力がないから、まずはトレーニングをした方がいいのかな。あ〜でもちょっと面倒だな〜
まずは、高尾山みたいな、初心者でも登れる山に行ってみたいな〜!
あ、でも、屋久島も行ってみたいんだった!
まるで連想ゲームみたいに、次々とやりたいことが湧いてきて、とってもワクワクします。
途中で残っていたスタバのコーヒーもゴクり。ああ美味しい〜。幸せ〜。
数時間前まで「やりたいことがない」ともやもやしていたのに、こんなところに出会いがあって、今はとても楽しい気持ちになっています。驚きです。
「やりたいことをやる」というお題がなければ、きっと小説は読んでいませんでしたし、もしそのお題がない状態で小説を読んでいたとしたら、「無駄な時間を使ってしまった」(少しでも時間があるなら、スキルアップの時間に使うべき)と自分を責めていた気がします。
そう思うと、何かに気付いたり、満たされた気持ちで過ごすには、余白も大事なのかもしれません。
気づいたこと
もやもやしたら、とりあえず何か行動してみる
「日の光を浴びる」「外の空気を吸う」「歩く」だけで元気が出る
「やりたいこと」の大小に、良し悪しはない
いつだって自分にご褒美をあげて良い
毎日が「自分のやりたいことをやる日」で良い
意識的に余白を作ると、気付きが生まれる
小さなことを積み上げた先に、次の「やりたいこと」が待っているかもしれない
今まで真面目に生きてきた私は、「とにかく頑張ること」は得意だけど、「自分の気持ちを大切にすること」がとても苦手だったと気付きました。
これからは、もう少し気軽にご自愛したい気持ちです。
また、「コーチングはセッションとセッションの間の時間が大事」と言いますが、それをとても実感した出来事でした。
読んでいただき、ありがとうございました!