牧場の少女カトリ その5
第5巻を鑑賞。ペンティラ屋敷が火災にあい、ペッカがライッコラ屋敷で寝泊まりすることになる。羊の毛を刈り取ったあと、ハンナが怪しい行動に・・危険を察知したアベルは綱に縛られてしまう。泥棒に狙われるライッコラ屋敷の出来事がメインとなります。
ハンナとアベルの仲違いのやり取りが面白かったですね、子供目線だとこのハンナ、とても嫌な性格で嫌われ者の存在ですが、なんか私は憎めなかった。働きぶりは真面目だし、言葉はきついけどハッキリ言うし、アベルとは相性悪かったけど、カトリに対しての接し方は悪くなかった気がします。最後は何も言わずライッコラ屋敷を出て行きましたが、その後ろ姿に哀れさを感じました。ハンナも好んで悪事に手を染めた訳ではないと思います、泥棒との会話にもその感情が表れていましたし・・おそらくこの物語から消える存在でしょうが、私にはインパクトあるキャラクターでした。🙂
そして北欧の農作業の描写が興味深い、羊の毛の刈り方や麻の繊維の取り方など、知らない事が多く面白かったです。とにかく当時の農家の働きぶりには頭が下がります、朝から夜まで働きづくめ、残業うんぬん言ってる現代とは比較できぬほど過酷だったかもしれません。それでもカトリは楽しそうに働き、そして就寝時に本を読んで一日を終える。なんともいえぬ感動があります。🙂
あとカトリが10歳になり、みんなにお祝いの言葉をかけられる場面がありました。ここが凄く良かったですね。Facebookで強制的にお祝いするのは嫌いですが、こういう誕生祝いは嬉しく感じます。💝
さて次回はペッカとの別れですか・・ちょっと見るの辛そうだな。😐💦
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