牧場の少女カトリ
「牧場の少女カトリ」
1984年にテレビ放送されたアニメ作品、舞台は第一次世界対戦中のフィンランド、母と別れ祖父母の元で働く少女の成長物語(だと思う)。知人の長井くんが絶賛していて、ムーミンと並ぶフィンランドの代表作らしく、ちと興味が湧いて第1巻を借りて見てみました。
まず驚いたのは音楽が冬木透、あのウルトラセブンや怪奇大作戦を作曲した方です。劇伴にシベリウスのメロディを挿入したり、熊との遭遇とか牧場での仕事で流れる音楽とかとても効果的。これだけでもカトリが質の高い作品なんだと伺えます。🙂
母親が異国で働いてて離れ離れという設定は「母をたずねて三千里」と似てますが、大きく異なるのは主人公の行動。マルコは母の元へ冒険の旅に出ますが、カトリは祖父母のためにとどまってひたすら働きます。置かれた環境に対してどう対処するか? 非常に考えさせられる作品ですね。いまコロナ禍の中で何も出来ない中、このカトリの姿は非常に共感できます。🤔
そしてこのアニメで一番おかしかったのが友達のマルティ、アニメでの容姿や行動がそのまんま長井くんじゃないですか! まるで生き写し。😂 本人はどう感じてるかわかりませんが、カトリの相手と自分を合わせて育ったんじゃないかと思うくらいソックリでした。
(注) 長井くんとは高崎で洋菓子店を経営している友達です。
第1巻なかなか面白かったので、2巻以降も借りてみようと思います。すべて見終わったら改めてまた感想を書こうかと思います。🙂