牧場の少女カトリ その3
第3巻を鑑賞、カトリが病気になりマルティが家畜番を手伝う事になる。それを不機嫌に思うペッカとヘレナ、そしてカトリに多大な影響を与えるアッキの登場。カトリを中心に回りの人達が描く群像劇がなかなか面白かったです。🙂
マルティとペッカが喧嘩をしながらも友情を深めていく所が良いですね、でも私が気になったのはマルティのいとこヘレナの存在、マルティはカトリに夢中で全く自分を相手にしてくれない、そのためカトリに対してヘレナは嫌がらせをします。端からみると嫌われ者の王道なんですが、女の子の独特の「構って欲しい」という心理がよく出ていて、ある意味ヘレナがすごく可哀想な女の子にみえて同情します。カトリは一応貧しい可哀想な子という設定ですが、優しい大人や仲の良い友達に囲まれているので、そんなに哀れな女の子に見えないんですよね・・むしろ相手に理解されず嫌われた存在のヘレナに共感したりして、物語の展開上主人公を引き立てるため、こういった嫌われ者は必要なんですが。😅
そしてアッキがカトリに「カレヴァラ」を教えます、フィンランドの古典らしいですね。この物語を知る上で読んでみたくなりました。こんど図書館で探してみます。📖
ウッラの病状もカトリと親交を進めていくうちに回復していくのも、地味ながらも良いエピソードですね、とても味わい深いアニメだと思います。次に4巻を借りて見るのが楽しみです。🙂