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東南アジアを制覇した僕の歩きやすさRanking
初めて東南アジアの旅行関連の記事を出します.
でも,ただ旅行しただけの記事ではありません.
一度に7か国も東南アジアを周った僕にしか書けない記事を,僕の専門分野の視点から面白おかしく書こうと思います.
1,歩きやすさとは
少しでも僕の専門を身近に感じていただこうと言うことでこの記事を書きます.
僕の専門は交通工学でありまして,よく「歩きやすさと持続可能な都市との関係性について述べよ」みたいな記述を書かされます.
でも「歩きやすさ」ってなんぞやってなりますよね.専門の僕ですら最初は全く意味がわかりませんでした.
だって,日本って歩きやすいもん.
この前東南アジアを周る旅をして,よくわかりました.そこで,僕がこの旅で回って都市を歩きやすさでランク付けしようと思います.
ここで,歩きにくさを「ある場所を歩いた時に自分が感じるストレス」を数値化(ポイント化)したものだと定義します.
このポイントの説明をします.
・値が小さいほど歩きやすい
・道路状況,渋滞の項目が,それぞれ5ポイント
・日本の場合:道路状況=0,渋滞=1の合計1ポイント
道路状況とは,道路が整備されているか,歩行者道路や自転車道路があるか,信号があるか,信号を守るか,その他の要因によって人間が感じるストレスによって決まる値です.渋滞は言葉の通り渋滞の大きさによってポイントが決まりますが,これは自動車とモーターバイクの量に起因します.日本のポイントは,道路がとても綺麗に整備されており信号も機能していますが,渋滞は少し起こるという状況を考慮して,決定しました.
僕が歩いた都市は
・ホーチミン(ベトナム)
・ハノイ(ベトナム)
・ヴィエンチャン(ラオス)
・バンコク(タイ)
・シェムリアップ(カンボジア)
・クアラルンプール(マレーシア)
・シンガポール(シンガポール)
・ジョグジャカルタ(インドネシア)
の8都市です.位置関係は下のようになっています.あくまで僕個人の意見です.
2,ランキング結果発表
上の表が僕が考えたランキングです.歩きにくい順に解説します.
8位 ホーチミン:10ポイント
一番歩きにくいのはホーチミンでした.道路はガタガタでバイクが多く,道を渡るのがとても困難でした.他の都市と比べて車のクラクションがうるさかったのと,人々が信号を滅多に守らないことがとてもストレスでした.クラクションがうるさかったのは道路状況の方にポイントを加算しています.と言うわけで堂々の最下位です.
7位 ハノイ:9ポイント
ホーチミンと状況はほとんど同じですが,信号は結構守ってくれます.僕は最初にホーチミンに行き,そのあとハノイに行ったので感覚がバグっていて,ハノイを歩きやすいと感じてしまいました.信号を守るか守らないかの差で,ハノイはブービー賞です.
5位 バンコク&クアラルンプール:8ポイント
写真は上からバンコク,クアラルンプールです.二つの都市は近年経済が発展している国の首都で有名な都市です.道は整備されており信号もあるので,時間をかければ渡れます.横断歩道じゃないところを渡らなければなりませんが.しかし,自動車とモーターバイクの量が果てしなく多いので渋滞ポイントは5で,5位にランクインしました.
4位 ジョグジャカルタ:7ポイント
バイクと車の量はバンコク,クアラルンプールと比べてそれほど多くはないですが,道路がガタガタで歩行者道もないので,歩いていて危なかったですね.そのせいで道路状況が4ポイントと高くなっています.
3位 シェムリアップ:4ポイント
シェムリアップは道路がガタガタの場所が多く,自転車で何度もこけそうになりました.また,トゥクトゥクのおじさんにめちゃくちゃ絡まれるので少しストレスです.しかし車とモーターバイクの量がとても少なかったので歩きやすいと言えるでしょう.
2位 ヴィエンチャン:3ポイント
道路はとても整備されていましたが,歩行者道路が少し少なかったように感じます.自転車を使って長時間旅をしましたが,そこまでストレスはなく,とても楽しかったです.
1位 シンガポール:1ポイント
ほとんど日本と同じです.道も整備されており交通量もそんなに多くなく信号も守ります.またシンガポールは横断歩道以外の場所は柵があって,横断歩道しか渡れません.とても安全です.しかし僕は旅の最後の方にシンガポールに行ったので,道を渡るのに慣れており,横断歩道じゃない場所を渡ろうとしましたが何度も柵に阻まれ逆にイライラしました.
3,追加情報
いかがだったでしょうか.
シンガポール以外の発展している都市は自動車とモーターバイクが多いので順位が低くなる傾向にあり,発展していない都市ほど歩きやすくなっています.
ちなみに,アジア都市渋滞ランキングというものがあり,一位から順に
ムンバイ,ニューデリー(インド),ジャカルタ,バンコク
となっていました.個人的にはホーチミンが入ってないのが意外です.東京よりも下の順位でした.
実は前にニューデリーにも行ったことがありますが,僕の考えたポイント制度をニューデリーに当てはめると,道路状況8,渋滞7の合計15ポイントくらいになります.ホーチミンよりも上です.その理由はクラクションのうるささです.ホーチミンやハノイのクラクションはまだ我慢できますが,ニューデリーは本当に耳が裂けそうになります.下にニューデリーの写真を載せておきます.
ジャカルタは僕が最も住んでみたい都市の一つです.渋滞にメンタルがやられないよう頑張ります.
4,まとめ
以上が僕の個人的な意見による,東南アジアの歩きやすさランキングでした.
こうやって自分に関連することを肌で感じるのも旅行の醍醐味ですよね.
これからもいろんな都市に行って,歩きやすさを調べてみたいものです.
また,せっかくいろんな都市に行ったので,将来このような問題を解決できるように,今は勉強や研究を深めたいと思います.
(上の写真は一緒に旅をした東南アジアに詳しい友達が撮ったものです.ありがとう)
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