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会社設立のトリセツ(会社名どうする?編)

最近友人に「会社ってどう作るの?」と聞かれることが多くなってきたのですが、そもそもGoogle先生に聞けば先人たちが残した体系立った教えがたくさんあるわけで。なので、この記事では僕がこんな便利な時代でも「困った!」点に絞って(記憶を振り絞りながら)書いてみようと思っています。

会社設立の流れはすごくざっくり下記の流れです。

1.会社の名前を決めて、印鑑を作る。
2.定款(作る会社のルールを記した書)を作って、認証をもらう。
3.資本金を入金して、法務局で登記手続きをする。
4.1周間後、また法務局に行って登記手続き完了後の書類をもらう。
5.税務署や給与支払事務所に行って、手続きする。

1番〜2番は、「こんなにたくさんやることあるのか」と狼狽えるフェーズで、この3番がどう考えても会社設立のハイライトです。4と5は確実に「だるいなー」とつぶやきながらの作業になりますが、全て大事な作業です。今回は1番の部分についてお話しようと思います。

1.会社の名前(商号)のルールは?

会社名(商号)は、いろんなルールがあるんですが、すごく大事なことだけ簡単に言うと、下記2つかなと。

・同じ登記場所で、同じ会社名は使えない
・超有名な他社名は使えない

つまり、自分で「良いじゃん!」って思った会社名は、本当に使っていい会社名なのかをしっかり調べないと駄目ということです。とはいえ、同じ住所で同じ会社名になるなんてなかなかな奇跡ですし、超有名な他社名なんて悪意あって似せようと思う人じゃないとなかなか無いわけですが、結局は印象が大事なので、「うちの会社のマネしやがって!!!」と言われないように、候補の名前を国税庁の法人番号検索サイトやGoogleで候補の名前を検索(英語表記やカタカナなどバリエーション交えて)したりして、最低限、同じような業態やエリアで類似した会社が無いか調べたほうがいいです。

2.会社名はどんな名前が良いの?

これもいろんなこと言われていますが、何かしら明確なサービスや商品を売ろうと思っている方であれば、”サービス名と会社名は同じにしたほうが良い”と僕は思っています。
というのも僕が前に会社を作った際に、会社名(A)とサービス名(B)を変えたのですが、体外的にサービス名をひたすらPRしていった結果、「Aの●●(名前)です。」と言ってもピンと来てもらえず、「Bの●●(名前)です。」と言ったら「ああ!」となるケースが多々発生し、あまり会社名を使うことがなくなりました。

設立当初から複数のサービス展開をするなら別ですが、最初はコミュニケーションコストを下げるためにも、サービス名と会社名は同じにしておいたほうが良いと思います。(諸説ありますので、あくまでも僕の意見です)

そうなると、大事なのは今度はサービス&商品のネーミングです。こちらは、会社名より断然シビアになります。

・「パクるな!」と言われないための名前
・覚えてもらうための名前

という2つの要点を抑える必要があり、僕自身かなり苦労しました。こちらに関しては過去に書いた僕の別記事を見てもらうとわかると思いますので、こちらからお読みください。

3.印鑑ってどこで作るの?

これに関しては「会社設立 印鑑」で調べるとものすごい数のECサイトが出てくるので、正直どこでも良いと思います。(いきなり投げやりですみません笑)だいたい会社設立3本セットというのがあるので、これを選べば下記の大事な3本が揃うのでそれが楽です。

・実印(会社の印鑑証明に使う超フォーマルな印鑑だが形は小さく丸い)
・銀行印(銀行口座登録に使うセミフォーマルな印鑑だが形は小さく丸い)
・角印(請求書等書類に押すカジュアルな印鑑だが角張りで一番すごそう)

ちなみに僕は、当初考えていた会社名の印鑑を勇み足で作ってしまったので2回作るという失態を犯しました。(当然1回目のものは売るわけにもいかず捨てました涙)印鑑作る時はテンションが上がるタイミングでもあるので、ついつい早く作りたくなっちゃうのですが、あまり焦って急いで作らないようにご注意ください。2回目はここで作りました。(1回目で木材を無駄にした自分の罪悪感を減らすために、地球環境に優しいエコ素材にしました。)

今のところ、欠けることもなく着々と印影を築き上げてくれています。
でも、見積書も請求書もPDFで出来てしまう便利な世の中なので残念ながらほぼ角印は使っていません。一番いかつい判子なのになぁ。

さて、話が長くなりましたがこれで会社設立の1段階目の会社名の考案から印鑑を作るところまでの「困った!」については以上です。

次回は、「定款を作って、認証してもらう」の記事を書こうと思います。

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