社会人でイギリスの大学院5校からOfferをもらった話⑦-合格後の動き篇-
概要
本稿は、『社会人でイギリスの大学院5校からOfferをもらった話』という連載の最終話になります。前回ではOfferをもらって受諾する所までご説明致しました。本稿では、その後CASやVISAの取得、寮への応募、またその他事前準備等についての合格後の動きについて総合的にご説明致します。
CAS・VISAの取得
まずイギリスの学生VISAについて、詳細はロンドン留学センターの『イギリス学生ビザ』に詳細が書かれていますが、本稿では簡単に概略をご紹介します。
VISA申請に必要な種類は大きく以下の3つです。
パスポート(現在&過去のものすべて)*現在の旅券には、両面が空白のページが最低でも1ページ残っていること。
学校からのCAS番号*学校への手続き完了の際に学校から送られる入学許可(CAS)番号。
現在の英語レベルを証明できる書類
CASに関しては、サセックス大学の場合はデポジット(学費も前払い分)を払って、それを大学に連絡したら数日で発行してもらえました。
また、上記に加え、場合によっては資金証明の書類を提出する必要があります。私の場合は必要ありませんでしたが、心配な方は念のためご用意されるとよいでしょう。詳細は同じくこちらの記事に記載があります。
VISAの申請自体は全てオンラインで行います。必要書類もできるだけ、その際にアップしましょう。同時に「Health Surcharge Fee」という、NHSに払う日本の皆保険の保険料のようなものも払う必要がある為注意しましょう。
オンラインでの申請が終われば、次にビザセンター(東京か大阪)に予約をします。ビザセンターでは、パスポート等を預けるほか、生体認証登録・指紋採取と写真撮影を行ないます。一連の手続きで問題が無ければ、パスポートにEntry Clearanceの紙が貼られた状態で返却されます。(ビザセンターへ取りに行くか、郵便配達で受け取る事も可能です。)
今年は、2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻の影響もあり、当初は審査手続きに通常より長い期間がかかっていたようですが、現在は通常通りに戻っていると思います。
寮への応募
次に、ほとんどの方が住む事になる大学提供のAccommodation(寮)についてです。これに関しては大学側から連絡がある為、基本的には待つ事になりますが、大学のウェブサイトにAccommodationの情報は先んじてある程度記載がある為、前もってどのAccommodationに応募するか情報を収集し、決めておくようにしましょう。
ちなみに、私はon campusの寮を希望していたのですが、結果的に第7希望くらいの超マイナーな寮(ほぼ家)に住む事になりました。少し不安ですが、結果的に上手く行く事を願います。
その他事前準備
VISAの申請以外には現地の生活情報や勉強に関する情報集めをするようにしましょう。サセックス大学ではAlumni組織が先んじてオリエンテーションをしてくれたり、日本事務局がオリエンテーションを開いたりと、情報集めには苦労しませんでした。また、サセックス大学・Brightonに関しては、現役・卒業生が運営するUnitoというYouTubeチャネルがある為、そちらも確認される事をお薦めします。
勉強に関しては、人によってはPre-readingの課題が出たりします。私はありませんでしたが、大学院は読む量が膨大になる為、Readingの訓練をしておくのは良いでしょう。
まとめ
本記事では、イギリスのVISA申請とその他の準備について簡単にご説明しました。VISA申請は必要書類を揃えた後、オンライン+オンサイトでの申請手続きが必要になります。また、現地の生活情報や勉強に関する情報も事前に取るようにしておきましょう。
以上でイギリス留学に関する連載を終了します。もしご質問がある方は各記事のコメント欄に記載してください。答えられる範囲でお答えします。
それではここまでお読み頂き誠にありがとうございました。より多くの皆様が海外で学びの機会を得られるよう、心よりお祈り申し上げます。