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社会人でイギリスの大学院5校からOfferをもらった話④-Personal Statement篇-

概要

 本稿では、海外の大学院応募に必要なPersonal Statementについて、そもそもPersonal Statementとは何なのか、そしてどう対策すればよいのかをご説明致します。

Personal Statementとは

 そもそもPersonal Statementが何なのか、という所ですが、留学くらべーるでは以下のように説明をしています。

「Personal Statement」とは、志望動機書を指します。
留学に関しては、入学出願の際に小論文形式で大学への志望動機を英文で綴ることが求められます。
「Essay」と表現されることもありますが、同じ意味です。

この「Personal Statement」では、なぜこの学校を選んだのか、といった志望動機を伝える手段だけではなく、これまでの人生の中でどのような生活を送ってきたのか、この留学でどのようなことを学び、どのように成長したいかなどもまとめていくと、訴求力が高まります。

留学くらべーる

 就職活動をご経験された事がある方なら”志望動機+自己PR”と考えて頂くと分かりやすいかもしれません。人によって書き方は若干異なりますが、
①自身のコースに関係する経験
②その上で志望する大学・コースで学びたい事
③将来の構想
という構成で書く事が多いと思います。

私が行った対策

 私は2021年春頃から準備を始めました。対策としては、IELTSのWritingとも共通する部分がありますが、以下の3つを行いました。

  1. 書き方を学ぶ(特に似たコースの応募に使われたPersonal Statementを探し、見てみる。)

  2. 実際に書き、添削してみる。

  3. 汎用的なStatementを完成させ、そこから各コースに合わせてカスタマイズする。

 まず書き方についてですが、記事やYouTube動画等を通し、Personal Statementの基本的な書き方を学びます。ここに関しては特にお薦めは無く、とにかく検索エンジンやYouTube上で「How to write a personal statement」等と検索し、色々なコンテンツを見てみるのをお薦めします。そして、上記にも書きましたが、できるだけ自分が応募するコースや大学院と近いもののPersonal Statementを探すとイメージが湧きやすいです。探し方は、「How to write a personal statement for 〇〇(コース名や大学名)」等と検索するのが一般的だと思います。また、BEOに入るとBEOを活用した先輩方のPersonal Statementを閲覧する事ができる為、そこから探すのもアリだと思います。
 そして、書き方が分かれば実際に1つのコースに絞って書いてみて、第三者に添削をして頂きます。私の場合は留学経験がある友人や、Writingを添削して頂いた先生・友人に添削を依頼しました。金銭的に余裕があれば、BEO等の留学エージェンシーや外部サービスに添削をお願いする事も可能です。   
 添削を受け取り、自分の中で納得がいく修正ができれば、そのStatementを汎用版として他のコース用にカスタマイズさせていきます。1つのコースについてStatementが書ければ、前述の構成の②に当たる『その上でその大学・専攻で学びたい事』の部分をカスタマイズさせれば、他のコースにも使える為、最初のStatementを汎用版として活用します。
※ここでは類似している複数のコースに応募することを前提としています。異なる複数のコースに応募される際は、書くべき経験や将来構想も変わってくる為、各コースによって全体的にStatementを書き換えていく必要があります。

まとめ

 本稿では海外の大学院応募に必要なPersonal Statementとは何か、どのように書けばよいかについて書きました。Personal Statementは、ざっくり言えば志望動機に当たります。対策としては、まずは書き方を学び、そこから汎用版の作成に取り掛かります。そして、書いたら添削を頂き、修正を終えたら、その汎用版を各コース用にカスタマイズしていきます。
 次回は、いよいよ同じく応募に必要な推薦書について記事を書きたいと思います。

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