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父はヤクルトで活躍した元投手 健大高崎・田中陽翔 “大型遊撃手”にスカウト陣が注目…選抜での活躍も期待

昨年のドラフトで、最終学年に最も評価を上げた選手と言えば横山聖哉(上田西→オリックス1位)になるだろう。評判になり始めたのは、3年生になってからだったが、春、夏の活躍で一気にドラフト戦線に浮上した。今回は、横山に続く可能性を秘めた、健大高崎の“大型ショート”田中陽翔を取り上げたい。

田中陽翔(健大高崎) 新3年 遊撃手 181cm81kg 右投左打 

田中は中学時代、関東屈指の強豪である「東練馬リトルシニア」でプレーし、3年時に春、夏の全国大会で準優勝に輝いた。健大高崎に進むと、入学直後からショートに抜擢されたものの、昨年春の選抜は膝を痛めてベンチ外となっている。

この時期のオフに練習を取材したところ、田中は、膝のリハビリと同時に上半身のトレーニングに励み、体は一回り大きくなっていた。2年秋の新チームからは“不動のショート”に復帰している。

なお、父の田中充氏は、プロ野球の元投手だった。2002年にロッテに入団し、2004年のシーズン途中にヤクルトに移籍した後、2007年シーズン限りでユニフォームを脱いでいる(※詳しい成績は下記のリンクをご参照ください)。

2023年10月24日 高校野球秋季関東大会中央学院3-4健大高崎 
<打撃成績>5打席4打数1安打1四球
レフトフライ・四球・ファーストゴロ・レフト前ヒット・セカンドフライ

筆者が田中のプレーを取材した試合は、昨年10月に行われた中央学院対健大高崎戦。この試合で田中は2番、ショートで先発出場している。

◆高校生ショートの目玉候補に浮上? 気になる“マッチする球団”は?

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