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高校トップクラスの鉄壁守備…常総学院・田辺広大、選抜で活躍して“プロへの扉”を開けるか?

2021年のシーズン開幕はまだ先だが、プロアマ野球研究所ではオフの間も有望なドラフト候補について積極的に取り上げていきたい。今回は選抜でも注目を集めることが予想される強肩が光る高校生捕手を紹介する。

2020年10月27日 高校野球秋季関東大会

常総学院9-1木更津総合

田辺広大(常総学院) 新3年 捕手 173cm75kg 右投右打                        ※学年は今年4月からの新学年

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選抜に出場する捕手では、高木翔斗(県岐阜商)と松川虎生(市立和歌山)の2人の注目度が高いが、ディフェンス面で負けないレベルを誇るのが常総学院の田辺広大だ。

173cmと上背はないものの、75kgというプロフィールよりも大きく見え、体つきは、いかにもキャッチャーらしいたくましいものがある。この日は、初回にいきなり先頭打者にヒットで出塁を許したが、続く打者がバントした小フライを素早い動きで捕球してピンチを脱すると、エースの秋本璃空(新3年)を好リード。9回に2番手の大川慈英(新3年)が1点を失ったものの、大差で木更津総合を下した。

◆セカンド送球はかなりの高水準!

素早い動きはスローイングにも生かされており、この日計測できたイニング間のセカンド送球は1.96秒、1.90秒、1.93秒、1.97秒、1.96秒と全て2.0秒を切る高水準のタイムをマーク。速く動いて、強く腕を振って正確に投げられるというのが大きな持ち味で、4回には再びノーアウト一塁からファウルフライを捕球すると、続く打者の時には見事な送球で盗塁を阻止して見せた。

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