見出し画像

春の東海大会制覇!掛川西・榊原遼太郎、投球術と変化球は高校トップレベルの実力だ

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。ドラフト候補を常にウオッチし続ける「プロアマ野球研究所」では、新シーズンで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は、昨日取り上げた沢山優介(掛川西)とともに古豪復活の期待を担う実戦派の高校生右腕を取り上げる。

2021年5月22日&23日 高校野球春季東海大会
掛川西5-1津商
掛川西6-1愛工大名電

榊原遼太郎(掛川西) 3年 投手 178㎝75㎏ 右投左打

画像1

12年ぶりに春の東海大会を制した掛川西。プロからの注目度が高いのは、昨日配信の記事で紹介したエースの沢山優介(3年)だが、その沢山と二枚看板とも言える存在なのが背番号3をつける榊原遼太郎だ。初戦、準決勝はともに先発でマウンドに上がると、リードを保って沢山に繋ぎ、勝利に大きく貢献している。

最大の長所はテンポの良さだ。沢山もかなりテンポの良い投手だが、榊原の投げる間隔は明らかにそれを上回る。上半身に無駄な力が入っておらず、楽に腕を振って投げることができており、2試合で8回を投げて与えた四球は0(死球は1)というところにもコントロールの良さがよく表れている。

ストレートのアベレージは130キロ台中盤で、今大会での最速は140キロと驚くような速さがあるわけではないが、それでも打者の胸元に狙って速いボールを投げ込むことができており、外角への踏み込みを許さない。

◆投球術と変化球は高校生でトップレベル

ここから先は

572字
このマガジンを読んで頂ければ、ドラフト戦線に浮上した有力選手の詳細な情報をゲットできます。ぜひ購読して頂ければ幸いです。

ドラフト戦線に浮上したアマチュア選手をウオッチしている「プロアマ野球研究所」。主任研究員である野球ライターの西尾典文が執筆、大手サイトで経…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?