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国士館・清水武蔵はプロ注目の“強打者” パンチ力が魅力…今秋ドラフト指名も

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。高校野球の地方大会も終盤戦に差し掛かっているが、各地で目立った選手も積極的に紹介していきたい。今回はパンチ力とユーティリティさが目立つ強打の内野手を取り上げる。

2021年7月16日 全国高校野球選手権西東京大会
国士館2-4東海大菅生

清水武蔵(国士館) 3年 遊撃手 178㎝76㎏ 右投右打

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東海大菅生が接戦を制したが、敗れた国士館で存在感を見せたのが3番を打つ清水武蔵(3年・遊撃手)だ。1年秋からセンターのレギュラーとなると、都大会では6試合で打率5割をマークしてチームの優勝に大きく貢献。昨年行われた甲子園交流試合ではサードで出場し、1安打1盗塁をマークしている。2年秋の新チームからはショートに転向。この夏の2回戦、対芦花戦では2本塁打を放つ活躍を見せた。

この日も第2打席で都内屈指のサウスポーである本田峻也(3年)からセンターへの2点タイムリーツーベースを放って見せた。結局、ヒットはこの1本だけだったが、凡打となった打席でも一歩間違えば長打という雰囲気は十分に感じられた。

特に目立つのがリストの強さだ。構えた時のグリップの位置は少し低く、バットを動かしてタイミングをとるのは気になるものの、巧みなリストワークで高めも低めも強く振り切ることができている。

外寄りのボールも合わせて流すのではなく、絡めとるようにしてセンター、レフトへも強烈な打球を放つことができるのは大きな長所だ。プロフィールの数字以上に体つきもたくましく、下半身の強さも十分に感じられた。

◆貴重な右の強打者タイプ…今秋ドラフトで指名される可能性も

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