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最速127キロでも貫禄の投球! 阪神育成1位「岩田将貴」はなぜ抑えられるのか?

 2020年のドラフト会議も終わったが、指名された選手の中にはアマチュア最後の大会に臨んでいるケースも少なくない。プロアマ野球研究所では指名された選手のプロ入り直前に見せたパフォーマンスについても紹介したいと思う。今回は阪神から育成1位で指名を受けた岩田将貴(九州産業大)を取り上げる。

2020年11月7日 九州地区大学野球選手権

九州産業大6-0福岡大

岩田将貴(九州産業大) 4年 投手 178㎝77㎏ 左投左打 九産大九州

 岩田は高校時代からエースとして活躍し、2年春には選抜高校野球大会にも出場。その後に行われた九州大会でもそのピッチングを見たが、左サイドから投げ込む独特のボールの角度は当時からかなり魅力があった。大学で一躍脚光を浴びたのは2年春だ。リーグ戦で7勝0敗という圧倒的な成績を残すと、続く全日本大学野球選手権でも全国屈指の強豪である東海大、東洋大相手に好投。大会後には大学日本代表候補にも選出されている。しかし、この時に左肘を故障し、3年春にはトミー・ジョン手術を受けて、今年ようやく復帰を果たしたばかりである。

 この日は3点リードした6回、ツーアウト二・三塁の場面で登板。ピンチでも落ち着いた投球で相手打者をレフトフライに打ち取ると、その後も打者5人をパーフェクトに抑え込み、貫禄の投球を見せた。先述したように特徴はそのフォームだ。

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