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隠し玉の“超大型右腕” 城西国際大・安藤銀杜 享栄出身の「193センチ」がドラフト戦線への浮上を狙う!

高校生の場合、一冬を超えて大きく成長し、最終学年に一気に浮上してくる選手が少なくない。近年、ドラフトで指名された選手をみると、松山晋也(八戸学院大→2022年中日育成1位)をはじめ、松井颯(明星大→2022年巨人育成1位)や杉田健(日大国際関係学部→2023年広島育成1位)ら、大学3年生まで実績がなかった選手が、急浮上してくるケースも目立つ。
 
松山と松井は1年目から支配下登録され、杉田もまた、今年の春季キャンプの評価は上々だ。今回は、彼らに続く可能性があり、大化けが期待される城西国際大の“超大型右腕” 安藤銀杜を特集する。

安藤銀杜(城西国際大) 新4年 投手 193 cm102kg 右投右打 享栄

安藤のピッチングを取材したのは、昨年5月に行われた千葉県大学野球、春のリーグ戦、国際武道大対城西国際大戦だった(結果は6-0で国際武道大の勝利)。
 
この日のお目当ては、「ベースボールキング」(2023年5月.30日配信.)のコラムで取り上げた城西国際大の中村太耀(Honda熊本入社予定)で、6回に4失点を喫して負け投手となったものの、最速149キロをマークするなど持ち味を発揮した。

 そんな中村以上に強烈に印象に残ったのが、9回から4番手で登板した安藤だ。体つきは他の誰よりも大きく、千葉県大学野球のパンフレットを確認すると「身長193cm、体重102kg」となっている。
 
ただ、体が大きいだけではない。マウンドに上がり、投球練習で投じたボールの勢いは、前出の中村や、国際武道大の先発で、大学日本代表候補に選ばれた山口塁(新3年・横浜商)と比べて、上に見えたのだ。

◆享栄時代は無名だった…地元関係者「投げているところを見たことがない」

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