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2023年10月「球速ランキング」を発表 ソフトバンクの育成2位が大健闘…“ドラ1カルテット”を抑えた!

2023年のドラフト会議が開かれた10月。「プロアマ野球研究所」は、各球団の結果やドラフト会議での裏話などをコラムでお送りしていたため、少し間は空いてしまったが、毎月恒例の「球速ランキング」を発表したい。本記事で掲載した球速は、主任研究員・西尾典文がすべて現地で計測している。
 
10月の球速ランキングは、150キロ以上が11人、145キロが35人という結果となった。高校野球の新チームの試合が多かったことが影響し、他の月に比べると、145キロ以上をマークした投手は多くはない。

トップは、広島1位の常広羽也斗(青山学院大)で153キロを記録。そして、ソフトバンク育成2位の宮里優吾(東京農業大)が152キロで続いた。
 
宮里は、阪神1位の下村海翔(青山学院大)や西武1位の武内夏暉(国学院大)、日本ハム1位の細野晴希(東洋大)、巨人1位の西舘勇陽(中央大)ら「ドラ1カルテット」を抑えて、ランキングの2位に食い込んだ。今秋のリーグ戦で、リリーフでフル回転の活躍を見せた宮里。スピードだけでなく、鋭く落ちるフォークも光り、早期の支配下契約が期待できるポテンシャルを持っている。

 来年のドラフト候補に目を転じると、金丸夢斗(関西大)と坂口翔颯(国学院大)が150キロを超えて上位に名を連ねている。特に、左腕の金丸はコントロールが抜群。総合力は、今年のドラフト1位で指名された投手と遜色ないレベルにある。

 高校生は、2年生の平嶋桂知(2年)、1年生の森陽樹という大阪桐蔭コンビのみがランクインを果たした。大阪桐蔭は、明治神宮大会3連覇をかけて、明日初戦を迎える予定だ。彼らがどんなピッチングを見せてくれるかが楽しみだ。

◆2023年10月球速ランキング

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