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大阪桐蔭が誇る4番打者!ラマル・ギービン・ラタナヤケ
選抜高校野球の開幕まで約一カ月となり、注目選手に関する報道が増える時期となってきた。今大会は、例年に比べて、プロのスカウト陣が注目する選手が非常に多い印象を受けている。今回は、その中から長打力であれば1、2を争う大阪桐蔭が誇る強打の内野手、ラマル・ギービン・ラタナヤケを取り上げる。
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スリランカ人の両親を持ち、名古屋で生まれ育ったラマル。中学時代は「愛知港ボーイズ」でプレーして、ホームランを量産。多くの高校から誘いがあったというが、大阪桐蔭に進学した。
高校では1年秋からベンチ入りし、その年の近畿大会、彦根総合戦で4番に抜擢されて、いきなり3安打を放っている。2年春に出場した選抜では打席に立つことはなかったものの、秋に結成された新チームで“不動の4番”に定着した。
筆者がラマルを取材したのは、昨年11月に行われた明治神宮大会の初戦、関東第一戦だ。試合結果は、大会三連覇を狙った大阪桐蔭が守備のミスなどで失点を重ねて敗れている。その一方、4番、サードで出場したラタナヤケは、打撃で驚きのパフォーマンスを見せてくれた。
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<打撃成績>4打席4打数3安打1本塁打3打点
三振・センタースリーベース・レフトツーベース・ライトホームラン
第1打席は、相手サウスポーの変化球にタイミングが合わずに三振に倒れ、正直、この時点ではあまり期待できないという雰囲気だった。しかし、それ以降の打席は、別人のようにボールにうまく対応していく。
第2打席は、変化球攻めにあいながらも、高めに入ったカーブをとらえてセンター左のフェンスに直撃するスリーベース。甘いボールではあったものの、それまで態勢を崩されていた緩い変化球をしっかり呼び込んでとらえた。相手の攻め方をよく考えて打っていることが感じられた。
続く第3打席は、レフト線へはじき返すタイムリーツーベース。これもチェンジアップに崩されることなく、上手く体を回転させて引っ張ったもので、第2打席のスリーベースがフロックではないことを証明している。
そして、最も驚かされたのが、8回の第4打席である。
◆「マッチする球団」は地元中日ではなく…
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