140キロ程度のストレートで驚異の奪三振!大宮東の左腕、冨士大和
プロ野球の春季キャンプが今日からスタート。3月18日から開催される選抜高校野球の出場校も発表され、いよいよ球春到来となった。高校生のドラフト候補は、選抜出場選手に注目が集まりやすい一方で、それ以外にも面白い選手は少なくない。今回は、関東で注目を集めている、大宮東の左腕、冨士大和を取り上げたい。
冨士は地元埼玉の出身で、中学時代は、さいたま市立三橋中の軟式野球部でプレーしていた。大宮東に進むと、1年秋からチームの主戦投手を任されている。兄は、同じ大宮東出身で、ドラフト候補に挙がっていた平成国際大のエース、冨士隼斗(日本通運入社予定)だ。ちなみに、彼は高校時代、控え投手で公式戦への出場はない。
筆者が冨士のピッチングを見たのは、昨年5月3日に行われた春の埼玉県大会、昌平対大宮東戦である(結果は5対2で昌平の勝利)。先発した冨士は、県内屈指の強豪校である昌平を相手に立ち上がりから安定したピッチングを披露。9回に疲れが出て3点を失い、突き放されたが、8回まで昌平打線を2点に抑えて試合を作った。
◆強豪の聖望学園を相手に19奪三振!
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