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関西六大学の好投手…大阪経済大・中島洸希が急成長! プロ入り狙えるか?

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。ドラフト候補を常にウオッチし続ける「プロアマ野球研究所」では、新シーズンで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は、大学4年生で本格化してきた大型右腕を取り上げる。

2021年5月18日 関西六大学野球春季リーグ戦
大阪経済大1-0龍谷大

中島洸希(大阪経済大) 4年 投手 183㎝79㎏ 右投右打 福知山成美

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関西六大学でプロから高い注目を集めているのが、京都産業大の151キロ右腕、北山亘基(4年・京都成章)だが、この春に大きな成長を見せているもう一人の投手が、大阪経済大の中島洸希(4年・福知山成美)だ。

昨年秋は主戦として勝ち星こそ1勝にとどまったものの、リーグ3位となる防御率1.11をマーク。この春は、順調に勝ち星を重ねて、リーグを代表する投手となった。

この日は龍谷大の中沢嶺(2年・比叡山)との投手戦となったが、立ち上がりから持ち味の制球力で安定したピッチングを披露。最後まで連打を許すことなく相手打線をわずか5安打に抑え込み、見事、完封勝利をマークした。

テイクバックで少し腕が外回りし、上半身の強さが目立つのは、気になるものの、動きに引っかかるようなところがなく、スムーズに腕が振れるのが大きな長所だ。リリースの感覚も良く、常にストライク先行で有利なカウントで勝負することができていた。

上半身が強いと書いたが、下半身もしっかり使えており、フォームの躍動感も感じられる。この日の最速は143キロで、アベレージは140キロ程度と驚くようなスピードはないとはいえ、大型でリーチの長さもあるため数字以上に打者の手元で勢いが感じられた。

◆2種類の変化球が素晴らしい

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