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強肩捕手は誰だ!2023年「二塁送球タイムランキング」を一挙公開 日本ハムとオリックスに指名された選手が驚異の“1.7秒台”

2023年の独自ランキングを公表している「プロアマ野球研究所」。これらの数字は、主任研究員の西尾典文が現地で確認した417試合をもとに集計している。 一昨日は「球速ランキング」、昨日は「走塁タイムランキング」をそれぞれ発表したが、本日は、捕手の「二塁送球タイムランキング」(トップ30)をお送りしたい。なお、これらのタイムは、インニング間の送球を計測したものだ。

いわゆる“強肩”と呼ばれる「1.8秒台」をマークした選手は21人に達した。その内訳は、高校生10人、大学生9人、社会人2人。社会人選手は、イニング間の送球を全力で投げないケースも少なくないが、2人の若手選手がランキングに名を連ねた。
いる。
 
トップ2は、日本ハム2位の進藤勇也(上武大4年)とオリックス4位の堀柊那(報徳学園3年)。いずれも1.7秒台の好タイムをたたき出している。

 進藤は、地肩の強さに加えて、大学4年間で、明らかにハンドリングが成長した。二塁には、コントロールを重視しても、低くて強いボールが投げられる。今年のドラフト会議では、惜しくも1位指名は逃したものの、日本ハムに2位で指名されるなど、高い評価(※2位の2番目、全体では14番目)も頷ける実力の持ち主だ。

 
一方、堀は、とにかく強肩が持ち味だ。まだ、送球に力みが見られるケースが目立つことは課題だが、しっかり指にかかったボールの勢いは、他の選手を圧倒している。オリックスは、若手捕手が不足しているため、1年目から二軍で経験を積みたい。
 
続いて、来年の有力候補を見てみよう。1.88秒をマークした箱山遥人(健大高崎2年)は注目株のひとりだ。1年秋から不動の正捕手となり、これまで数多くの捕手をプロに送り出してきた健大高崎の中で、総合力は“歴代ナンバーワン”との呼び声も高い。2年連続となる来春の選抜出場は濃厚となっており、甲子園でのプレー次第では、さらに評価が上がりそうだ。

 再来年以降のドラフト候補では、渡部海(青山学院大1年)大栄利哉(学法石川1年)が楽しみな存在である。
 
渡部は、入学直後から正捕手に定着して、チームの大学日本一に大きく貢献。12月の大学日本代表候補合宿にも選出されている。

大栄は、秋の東北大会では、投手としても起用されて、140キロ台のスピードを武器に活躍した。打撃も良く、将来的に捕手としてプロ入りを目指してもらいたい。

◆2023年「二塁送球タイム」トップ30

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