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日大豊山の大型サウスポー、玉井皓一朗は4年後のドラフトで”目玉候補”に成長する可能性
今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。高校野球の地方大会も終盤戦に差し掛かっているが、各地で目立った選手も積極的に紹介していきたい。今回は、報道はそれほど多くないものの、全国でも指折りの実力を誇るサウスポーを取り上げる。
2021年7月28日 全国高校野球選手権東東京大会
日大豊山2-4×修徳(9回サヨナラ)
玉井皓一朗(日大豊山) 3年 投手 184㎝83㎏ 左投左打
事前の報道も多く、プロから高い注目を集めていたのは修徳のエース床枝魁斗(3年)だったが、その床枝以上に強いインパクトを残した選手は、日大豊山のサウスポー、玉井皓一朗だった。
初戦の城西大城西戦では、7回までノーヒットピッチングの快投で2失点完投。この日の立ち上がりが少し慎重な入りだったが、中盤以降は調子を上げて見事なピッチングを披露した。3回に一発を浴びてしまったが、両翼90メートルという狭い江戸川区球場でなければ、レフトフライという当たりだった。
フォームの特徴は、上半身の力を上手く抜いて鋭く腕を振ることができるというところ。身のこなしが軽く、流れも非常にスムーズで引っかかるようなところが全くない。この日のストレートの最速は144キロで、コンスタントに140キロ台をマーク。左投手らしいボールの角度があり、特に右打者の内角いっぱいに決まる「クロスファイヤ」は素晴らしいボールだった。
変化球は、120キロ台後半のカットボールが素晴らしかった。ストレートと見分けがつかず、ボール球でも思わず手が出てしまう変化の鋭さがあった。さらに、100キロ台のカーブと120キロ程度のスライダーでもカウントをとることができ、変化球全体のレベルが高い。
◆球団のスカウト「進路を確認しないといけない」
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